モバイル決済の波! どうなるFeliCa陣営⁉︎(Suica+Octopus)

香港では2016年7月にApple Pay、10月にAndroid Payが提供を開始しました。様々なモバイル決済の方式が導入されていますが、現時点ではモバイルで支払いをするよりもソニーが開発したFeliCaシステムを利用したオクトパス(八達通)カードを利用している人が圧倒的に多いようです。FelicaベースのSuicaやPASMOなどカードがメジャーな日本と同じです。
モバイル決済は金融サービスが十分に開発されていない新興国の方が、圧倒的に早いスピードで普及します。信頼できる決済サービスが整っていない状況であれば、一気に新しい方法が浸透する。想像に難くありあません。そしてモバイル決済は偽札や不正送金、盗難などのトラブルを防ぐのにも大いに役立っているそうです。例えばケニアでは、携帯電話加入者の約76.8%(2015年6月)がモバイル決済を利用しています。
日銀の調査によると日本でモバイル決済を「利用している」の回答したのは全体の 6%でした。また、同じ調査でモバイル大国の米国がたったの5.3%であったというのも、これまでの決済システムが十分に便利であるからだと思われます。一方で中国では、なんと98.3%の人が「利用している」という結果が出ています。
FeliCaには読み込みが速い、セキュリティに優れている、などの利点があります。しかし世界に普及しない背景には、対抗するType-A/B方式のNFC(=Near Field radio Communicationの略、近距離無線通信)の規格とはリーダーとの互換性がないことがあげられます。
香港には中国本土を始め海外から毎年2600万人もの旅行客が訪れる為、様々な決済手段に対応することが不可避と言えそうです。
日本はどうでしょうか?
日本でも、2020年の東京オリンピックに向けて訪日客の大幅な増加が見込まれますので、各種方式の導入の検討が急がれているはずです。しかしながら、FeliCaを搭載したカードはシンプルで広範囲に利用されています。既に生活にしっかりと根付いているために、新たなモバイル決済方式に移行するとなると多くの課題が出てきます。

そして、事はオリンピックへの対応に止まりません。デジタル化の波が次々にイノベーションを起こしている世界では、益々モバイル決済が主流になっていくはずです。世界に取り残されない為にも、なるべく早期に戦略的な移行を実現することはできないものでしょうか?

#モバイル決済便利そう #でもFeliCaも好きだ #まだカード #タコとスイカ
#tya #hk #design #solution #upgrading #marketing #creative #advertising