福岡と香港・観光地としての可能性

先日、旅行で福岡に行きました。人生初の福岡で、太宰府、糸島、もつ鍋、明太子、中洲の屋台、ラーメンにお寿司など(グルメが多い気がするが)とても楽しませてもらいました。そんな中気づいたことがちらほらとあったので書かせていただきます!!

・福岡に来ている観光客

 福岡といえば…そうですね、韓国の目と鼻の先だといえます。東京-福岡間は約900kmですが、福岡からソウルまで約500km、プサンにいたってはたったの200kmほどです!これは福岡から大阪に行くよりも近いです。

 そんなことから旅行中はたくさんの韓国人観光客を見かけました。ここまで多いのかとびっくりするほどで、実際に福岡への年間観光客数は約100万人にものぼります。

 

・地理的条件から広がるつながり

 そんなところで当然福岡と韓国を結ぶ航空会社も8社、1日に70〜80便もの路線が運航されています。空港から市内を結ぶ地下鉄やバスにもこれでもかと言わんばかりの韓国語の案内(もちろん中国語もありますよ)、街中でも韓国語での広告や、韓国語がしゃべられるスタッフがいたりと、韓国人はどこへ行っても、さほど困らないような感じがしました。

 これは純粋におもてなしをしたくてやっているわけではなく、当然、韓国人観光客に福岡で、自分のお店で、自分が提供しているサービスで、お金を落としていってもらいたいからやっているのでしょう。もちろん、韓国の企業が福岡に投資して利益を得ようとするものも多いです。

 しかし結果的には、地理的優位性を活かして、地域を活性化しようという大きな流れとしては成功しているように見えました。もちろんこれからますます発展していく余地はあると思います。

 

・日本と香港はどうだろうか

 さて、話を香港に移してみましょう。香港と日本は距離的にも近く直行便は3時間前後、そのこともあってか香港から日本には2017年には223万人ほどの観光客が訪れています。リピーター率も非常に高く、観光客に向けの多くのビジネス、さらには心理的な距離の近さもあって、香港に日本企業が進出して様々なビジネスを展開できる土壌が整っているとも言えるでしょう。


しかし香港にはそれ以上の魅力があります。

 香港はご存知の通り、東南アジアと東アジアのちょうど真ん中、さらには中国本土への玄関口といった位置関係にあります。この地理的優位性を活かして、香港は発展してきたとも言えるでしょう。1日の定期便運行数は約1100便、利用者数も年間7千万人にのぼります。

 しかし、香港の発展の理由はそれだけにとどまりません。確かに地理的条件を基盤としつつ、その強みを活かして適切な戦略と投資で、アジアの中継貿易拠点、世界随一の金融都市、国際都市として発達してきました。

 香港を訪れる人の国籍も非常に多岐にわたり、その目的も、観光、ビジネス、スポーツなどなど、細かく見ていけばキリがないでしょう。

 

 
・国際都市、香港でグローバルなビジネスチャンスをつかむ!?

 今や香港は世界中から人やモノが集まる国際都市です。香港にあるモノ、サービスを見て受けて、そして彼らは彼らの国々に帰ります。

 

その時に日本や日本企業の製品サービスについて彼らに少しでもインパクトを与えられればどうでしょう。

インパクトを与えられたものが彼らの国々でも売っていれば、もしかしたら買ったり使ったりしてくれるかもしれません。そうでなくても認知してもらえるだけで、次に香港や日本、アジア圏に来てくれた時にはさらに彼らにブランドのイメージを据え付けられるでしょう。

 

 香港に進出し、香港のマーケットに自社の製品サービスを売り込むことは、香港人だけでなく国際都市香港にやってくる世界中の人々に対して自社の製品サービスを認知してもらうチャンスにもなりうるのです。

 もちろんそれは日本食でも、スマホゲームでも、白物家電でも車でも良いでしょう。香港という街を大きなショールームに見立てて、世界にブランドを発信することもできるかもしれませんね。

 

 日本—香港という側面だけでビジネスを行うのではなく、香港が持つ「都市の利」を活かせば、ある意味浅いかもしれませんが、とても広いターゲットに対するビジネスチャンスがあるかもしれません。

 

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