迷宮ハイサンプレイスに面白いサイン標示出現!

香港銅鑼湾のハイサンプレイスの一部がリニューアルをしました。この前行ってみると、わかりづらかったフロアの導線がますますわかりづらくなっていました。その中でおもしろいな、と思ったことがあります。それがこのサインです。エスカレーターを上り下りすると、必ず目に入ってくる大きな象徴的なサイン。
ハイサンプレイスには新しい話題の食べ物やスイーツショップなどが多く入っています。顧客のターゲットは20−40歳くらいと思われます。ちょうど、パンケーキやソフトクリームに、なんとなくインスタ映えする写真が撮れるな、という下心も抱いてしまう世代ではないでしょうか。サインを使って店内案内をすると見せかけて、こういったターゲットの顧客を直接勧誘してしまっています。
 (日本のパンケーキ屋さんFLIPPER’Sはエスカレーター真横にあり、平日にもかかわらずものすごい行列ができていました。
上の階から下りてきてこのサインを見ると、迷宮をしばしさまよった後の絶妙のタイミングで、パンケーキやソフトクリームはいかが?ちょっと休んでみたら?スマホのバッテリーはある?と勧められているようで、半ば釣られそうになりながらうまいなぁと思ったのでした。
(これが無料チャージャーです。一目でこれがなんなのか、そして少し見ただけではどうやって操作するのかがわかりづらいですね。ボックスのデザインはかっこいいです。何より無料!)
ハイサンプレイスは少し見回しただけでもいくつかの異なったサインのスタイルがあってまとまりがなく、各ショップへのアクセスの仕方や、出口までどう行けばいいのかがわかりづらいのですが、わざとスタイルをバラバラににすることで、各フロア毎にバラエティに富んだショップ体験を提供しているようです。

 1階から下には免税店などが入っていて、また別の雰囲気。そして地下2階にはスーパーが入っています。
まずは、上に上がってみましょう!下に見えるのが1階です。壁に描かれたサインは役立っているのでしょうか?
 
ぼーっとしていると間違えて乗ってしまうかもしれないエレベーター。まるでトラップのよう。でも一気にレストランフロアへワープできます。

そのまま地道に奥のエスカレーターで各階ごとに上がる事もできますが看板には出ていません。ここではカジュアルでポップな感じの看板になっています。


そして6階までたどりついたところで、このサインに出会います。

このサインが誰にでもわかりやすい指標としての本来の役目を果たしているかはやや疑問ですが、このようにストレートなサインはインフォメーションを伝える役割よりもむしろ広告的な役割を果たしているように思います。
インスタ世代への訴求方法としては、直球でいいのかもしれません。


 

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