香港の住宅について

香港は家賃、生活費の高い都市として世界的に有名です。

高層ビル・マンションの数でも世界1位の数を誇っています。

Business Insider UKによると、香港は世界で三番目に家賃の高い都市として紹介されています。それに比べ、東京は香港の一つ下の4位となっています。平均的な一ヶ月にかける家賃の割合は、給料の44%と約半分にもなっているようです。

香港はこのように高層マンションの建物が密集しています。

部屋が狭いにも関わらず家賃が高く、部屋の狭さが社会問題にもなっています。

香港の両親たちは、子供達が狭い空間では健康に育たないのではないかと心配している、とテレビで見たことがあります。

このように狭い部屋の空間をどれだけ上手く使うか、が香港の家では重要になってきます。

香港での一般的なアパートの一室を紹介しようと思います。

まず、香港の家には玄関がありません。ドアを開けるとまずリビングになっています。私がルームシェアをしていた時はカーテンで区切って、リビングにも1人住んでいました。

また、洗濯機がキッチンにあることにもとても驚きました。

寝室には、壁やベッドに埋め込まれた収納スペースがいっぱいあります。

そして、空間を有効に使う手段の一つとして香港の小さな部屋で最も使われているのが、二段ベッドです。二段ベッドを使うことで縦の空間をより有効に使うことが可能になります。


小さい頃、私はいつも二段ベッドに憧れていました。香港で母の友人の家に泊まった時に二段ベッドで寝たことが嬉しかったのを今でもはっきりと覚えています。しかし、今の歳になってもまだ二段ベッドで寝るのはとても疲れます。硬い垂直の木の階段を登るたびに膝を打つけ痣ができ、勢いをつけないとベッドに辿り着けない生活はとても大変です。

このように、高い家賃にも関わらず部屋も狭くて、香港の住宅は最悪とも言える環境でしょう。これは、外国人が移住を考える時や香港の若者が一人暮らしを考える時の一番の大きな問題点だと考えられます。

http://uk.businessinsider.com/the-cost-of-renting-a-home-house-property-in-the-leading-global-cities-2017-3/#13-toronto-canadas-most-populous-city-is-the-least-affordable-in-the-country-though-two-north-american-cities-fare-worse-in-terms-unaffordability-1