最近、ちょっと気になるポスターを目にしました。
俳優・歌手の中村雅俊さんが香港でコンサートを開くそうです。
「えっ、今?」と少し驚きつつも、なんだか胸が温かくなるような話題でした。
📺 あの頃のドラマと、今のファンたち
中村雅俊さんといえば、1970〜80年代の日本ドラマ黄金期を象徴する存在。その頃の日本のドラマは、香港でも放送されていて、広東語字幕付きで多くの人に親しまれていました。今、彼のコンサートに足を運ぶ人たちはきっと、当時テレビの前で彼の笑顔や歌声を見ていた世代なのかもしれません。あの時代の記憶が、もう一度動き出すような感覚。懐かしさが、今の香港で静かに再燃しているのだと感じます。
💴 為替の風も追い風に?
円安が続く今、日本のアーティストにとっては海外での活動がしやすい環境になっています。企業側にとっても招聘しやすく、観客側にとっても「会いに行けるチャンス」が広がっているのかもしれません。実際、木村拓哉さんが香港で3社ものTVCMに起用されているというのは、数年前には考えもしなかった展開ですよね。彼のようなカリスマがアジアで再び注目されることは、日本カルチャーの存在感が変わらず続いている証拠でもあります。
🎧 若手も、ベテランも、東アジアで活躍中
もちろん、YOASOBIや羊文学といった新しい世代のアーティストたちが香港や台湾で人気を集めているのも嬉しい流れです。SNSでの拡散力やストリーミングの浸透によって、日本の音楽がリアルタイムで届く時代になりました。
一方で、ベテランや90年代・2000年代のスターたちが再び脚光を浴びるチャンスも、今の東アジアにはあるように感じます。懐かしさだけでなく、「今の姿を見られる」という感動も含めて、こうした再訪が観客の心を動かすのだと思います。
🌏 アジアと日本カルチャーの再接続
香港や台湾は、かつて日本のカルチャーをいち早く受け入れ、熱狂した地域でもあります。
その記憶が今、少しずつ再接続されているのかもしれません。
新しい世代と、懐かしさを知る世代。その両方に向けて、日本の音楽や映像、俳優たちが再びアジアの舞台に立つ姿を、もっと見てみたいですね。
■香港でのマーケティングインサイト調査もTYAにお任せください!