赤い柄の「打火拍」を知っていますか?
香港の山間部や登山道で、赤い柄が特徴的な「打火拍」という道具を見かけることがあります。これは、山火事の初期消火に使う簡易的な消火道具です。柄の先に取り付けられたゴムの板で地面を叩き、火を抑える仕組みになっています。そのシンプルさと手軽さから、火が広がる前に対応できる便利な道具として、多くの登山道の脇や山火事のリスクが高い場所に設置されています。
油灯の火は、今日も静かに灯っています。炎は小さく、ほとんど風に揺れているだけ。それでも消える気配はありません。金属の器には澄んだ油が張られ、芯の根元は深く沈み、時間そのものを燃料にしているかのようです。火は派手さを拒み、ただそこに在り続けます。 Continue reading “香港図鑑158|お廟・祈り”