水道局のマスコット対決!香港VS日本(東京)

マスコット対決!香港VS日本の最終戦は水道局のマスコットです。

東京都の水道局

東京都の水道局には「水滴くん」と「水玉ちゃん」の2つのマスコットがいます。さすがマスコット大国の日本には水道局だけで120のマスコットがいます。

 

自治体によっては、独自の水道局のマスコットを作っているところもあります。例えば東京都昭島市。かわいそうなことに、このカッパのマスコット「名無し」です。カッパは皿の上のお水がなくなったら死んでしまうので、お水を大事にしましょう!ということなのでしょう。うまくできたストーリー感あります。昭島市のマンホールやパンフレットに登場しています!ありがちな水滴キャラよりもかわいいですね。

*これがそのマンホールです「毎日気持ちは節水曜日」結構うまいコピーですね。うちの父の親父ギャグより効いてます。これはマンホールに刻む価値ありますね

 

香港の水道局

 

対して香港の水道局のキャラクターはターミネータばりの3Dロボット!さすが最先端好きの香港!かと思いきや、これはスーツで、中身はかわいい水滴キャラ。以前ご紹介したクリーニング部門の恐竜のマスコットを作ったエージェントがこちらのキャラクター制作・フェイスブック運用も担当しています。フォロワーやライクの数もこの通り。

香港水道局のフェイスブックページ

勉強もするし、DJもする、まるで流行に敏感な大学生のよう。2D、3D、はたまた着ぐるみまで登場させてフェイスブックページのファンを楽しませています。しかし、これが本当に香港の人たちの節水や水への気遣いにつながっているのか…ブラックホール並みの謎です。香港のまずい水や古くなった水道管の管理状況、路上に見る排水の環境やトイレに残飯を捨てて処理すしている姿などを見ると、このチャンネルはただの面白アカウントとしてしか捉えられていない感もあり…

(ホームページ上で確認出来る”Water Save Dream”というのがなんだか本当に夢オチのエンディングを予感させる切なさがあります。)

 

東京水道局のフェイスブックページ

東京水道局のフェイスブックページも見てみましょう。なんだかますます古めかしいレトロ感満載の東京水道局、水滴くんがメインで登場。

(水玉ちゃんはどこ?)日本のお役所の固い雰囲気が抜けないどころか日本人の、ザ・真面目を体現しているようなFB。水道に関する歴史、展示、統計、水道局の取り組みなどいろいろなコンテンツをザ・有意義に学べるページになっています。

しかし、教科書的な内容もさることながら、明らかに真面目キャラの水滴くん。この律儀な姿…

 

「マスコットキャラなのに、そんな肉体労働しなくても。」過労には気をつけてもらいたいものです。思いもかけず、切ない気持ちに胸が締め付けられます。

 

水のキャラと言えば・・・

成功した水のマスコットとしてはエアコンや給湯器などを手掛けるダイキン工業のピチョンくんが思い浮かびます。2011年の登場時には展示会やグッズ販売など、引っ張りだこ。CMに起用されてすぐに消費者から問い合わせが殺到したという伝説のマスコットです。DAIKIN Japan(ダイキン工業株式会社)のフェイスブックページで活躍しているのが見られますが、香港と比べるとキャラクターが前面に出るページではなく、花を添えるようにそっと横に座っていてくれるような存在のようです。

 

まとめ

 

香港の政府機関のマスコットVS日本の政府機関のマスコットと題して、比較してきました。日本にはたくさんのマスコットが存在します。しかし、フェイスブックでの運用はファンや市民との接触や、活発なコミュニケーションがあまりない状態なので、香港の方がうまいと言えそうです。

しかし、そのことが人々の態度変容(Customer behavor) に直接結びついているかは、また別のお話です。かわいいだけではなく、本来の目的の達成に寄与するマスコット制作やSNSの運用を心がけたいですね。

TYAでは特に、フェイスブックやSNS運用に力を入れています。香港、日本をまたに掛けたマーケティングならお任せください!

#マスコットマーケティング #香港VS東京 #比べてみた #マスコットのご利用は計画的に #SNS運用