
壁に貼られた、正体不明の叫び。
👀 ある日、街角で立ち止まる
古いビルの壁。ひび割れたモルタルの上に、ステッカーやポスターの層が何重にも重なっている。そこに、ふと目を引く3つの要素が並んでいた。
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そして、真ん中に貼られた異質なメッセージ。
「學校殺死去藝術家」 (学校がアーティストを殺した)
🧠 これは誰の声?何のムーブメント?
あまりにインパクトのあるフレーズ。 社会批判?アートプロジェクト?演劇のティーザー? 気になって、インスタグラムで検索してみると、 このメッセージがプリントされたTシャツを着た女の子の写真が1枚ヒット。 でもいいね数はごくわずか、コメントもなし。 Google検索でも、関連情報はほぼゼロ。
それでも、わざわざステッカーを作り、街に貼っているということは、 何かを届けたくて動いている人が、確かにいるということ。
🏫 學校=教育?抑圧?それとも…
「學校殺死藝術家」という言葉には、いろんな読み方がある。
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型にはめる教育が、自由な発想を奪っているという批判?
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創造性が評価されにくい社会構造への怒り?
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あるいは、自分自身の体験からくる、静かな反抗かもしれない。
📚 香港では近年、芸術・表現・自由をめぐる議論がたびたび巻き起こっている。 このフレーズは、そんな背景とも無関係ではない気がする。
💬 誰にも見られない声。それでも街に残る
このステッカーは、 広告でもSNSでもバズらない。 でも、街に、確かに“ある”。
それは、評価されることや拡散されることとは別の価値が、 この都市のどこかに息づいている証拠なのかもしれない。
🧩 メッセージの正体は、まだわからない
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アーティスト名も不明
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プロジェクト名も不明
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発信者の意図も不明
でも、だからこそ、想像が広がる。 都市の片隅に貼られた言葉が、通りすがりの誰かの感性をちょっとだけ揺らす。 それって、実はすごくアートっぽいことなのかもしれません。

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