香港の街角を歩いていると、「iPhone、iPad、なんでも買います」と書かれた手書き看板がふと視界に入ってきます。店というより、ほとんど路上。業者の人がその場で査定して、すぐに現金化してくれるのが特徴です。画面が割れていても、水に濡れていてもOK。「動かなくても大丈夫だよ」と声をかけられることも。 Continue reading “【香港図鑑47】中古デバイス買取”
【香港図鑑46】香港天文台
天文台の仕事は大変だ。予報が当たれば当たり前で誰も褒めない。外れればボロカスに叩かれる。特に香港天文台は、年に数回襲来する台風の警報で、社会に混乱をもたらさないよう細心の注意を払わなければならない。 Continue reading “【香港図鑑46】香港天文台”
【香港図鑑45】マインド・ザ・ギャップ
香港の地下鉄(MTR)では、次の駅が近づくと、車内にアナウンスが流れます。
まず広東語、続いて英語、そして今では北京語も加わり、合計3言語で案内されるのが標準スタイルです。 Continue reading “【香港図鑑45】マインド・ザ・ギャップ”
【香港図鑑44】キラキラDQNレストラン
香港のレストラン(茶餐廳)は、すべからくこうでなければいけない。 ど派手なネオン、ギラギラの看板、謎の装飾。目がチカチカするほどの光の洪水の中で食べるバターたっぷりの菠蘿包(パイナップルバン)、これこそが香港の醍醐味だったのに、時代の流れというのは無情なものですね。
【香港図鑑43】レンタル自転車
自転車はいい。風を切って走るのは気持ちがいいし、ちょっとした移動にも便利だ。ペダルを踏み込むたびに、自由になったような気分になる。しかし、香港の街中では全く使えない。道は狭すぎるし、人も多すぎる。ちょっと気を抜けば、三人や四人くらいは簡単に引っ掛けてしまいそうだ。 Continue reading “【香港図鑑43】レンタル自転車”
【香港図鑑42】古いビルの配電盤
香港の中心部には、50〜60年前に建てられた5階建てほどの古い建物が今も数多く残っています。時代の流れとともに、街の景観は大きく変わりつつありますが、こうした建物は依然として街の一部として機能しています。かつては住居として使われていたのかもしれませんが、現在ではエステ、ネイルサロン、マッサージ店などの小規模な個人経営の店舗がひっそりと営業を続けています。
【香港図鑑41】ビルの中の教会
香港には、約100万人もの人が、総数500以上の教会に所属していると言われています。これは、およそ7人に1人が何らかの形で教会とつながりを持っている計算になります。この数字を聞くと、意外に思う方も多いかもしれません。特に、日本の都市部ではキリスト教徒の割合が比較的少ないため、香港のように信者の多い都市という印象はあまりないかもしれません。しかし、香港の街を歩くと、確かに至るところに教会が存在していることに気づきます。
【香港図鑑40】🍓「あまおう」は香港で儲かっているのか?
― 甘くて、赤くて、ちょっと不思議な市場の話
🍓 街角の八百屋に、あまおうが並ぶ日
今月に入ってから、近所の八百屋の店先に「あまおう」が並ぶようになりました。以前なら、高級スーパーの特別コーナーにしか姿を見せなかった日本産いちごが、今では、ごく普通の果物として街中に“定着”しつつあるのです。 Continue reading “【香港図鑑40】🍓「あまおう」は香港で儲かっているのか?”
【香港図鑑39】🎣 干物を作る
― 静かに流れる都市の“ゆるやかな秩序”
🌊 漁港ではない場所で、営まれる静かな“漁”
ここは漁港ではありません。むしろ、看板にはっきりと「釣り禁止」と書かれている場所です。それでも、夕暮れ時になると、海辺には数人の人影がぽつりぽつり。誰に急かされることもなく、そっと竿を垂らして海を見つめています。 Continue reading “【香港図鑑39】🎣 干物を作る”
【香港図鑑38】🎊 大吉大利
— 新しい年に願いを込めて
「大吉大利」——。
新年を迎えると、街のあちこちで目にするこの四文字。
赤と金の紙に大きく記された文字が、風に揺れ、光に反射して輝いています。
それを見つけるたびに、私たちは何か小さな希望のようなものを感じるのかもしれません。 Continue reading “【香港図鑑38】🎊 大吉大利”