香港図鑑(14)【家政婦の皆さん】


香港を支えるフィリピン出身の家政婦さんたち

約10万人が活躍する大きなコミュニティ
香港には、フィリピン出身の家政婦さんが約10万人も暮らしています。この数字は、香港で暮らす外国人の中で最も多いコミュニティを形成していることを意味します。彼女たちは、共働き世帯や高齢者のケア、さらにはペットのお世話まで幅広い役割を担い、香港の家庭生活に欠かせない存在です。

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香港図鑑(13)【香港的士】


有料タクシー表彰制度2024!香港のタクシー運転手さんは、優しい方も多いですが、どこかツンデレな一面も感じることがあります。目的地を告げると、ちょっとした苛立ちが表情に出たり、急いでいるのか荒っぽい運転になることも。しかし、そんな中にも香港らしい個性が垣間見えます。たとえば、道中で香港のおすすめスポットを教えてくれたり、地元の文化について気さくに話してくれる運転手さんに出会うと、思わず心が温まることもあります。 Continue reading “香港図鑑(13)【香港的士】”

香港図鑑(11)【トラム】

香港ローカルの魅力、二階建てトラムが持つマーケティングの可能性

香港島を走る二階建てトラムは、観光客にとっても地元住民にとっても欠かせない存在です。1904年から運行を続けているこの路面電車は、香港の歴史とともに歩んできた象徴的な交通手段であり、現在でも1回の乗車がわずか数香港ドルという安価さで利用できる庶民的な足となっています。観光ガイドブックにも必ず登場するこのトラムは、単なる交通手段にとどまらず、観光資源として、そして広告媒体としても非常に優れたポテンシャルを持っています。

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香港図鑑(10)【ネオンサイン】

香港島の立ち並ぶネオンサインが映す時代の変化

かつて香港島の夜景は、日本企業のネオンサインが輝く光景の象徴でもありました。15年前、ビクトリア・ハーバーを眺めると、日立、東芝、三洋、キヤノン、リコー、シチズン、セイコー、オリンパス、シャープ、YKK、ニコンといった、日本を代表する企業の名前がずらりと並び、その光景はまさに日本の経済力と存在感を示すものでした。

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香港図鑑(7)Merry X’mas & Happy New Year

あけましておめでとうございます🎍✨
(このポストは別メディアにて昨年クリスマス前に投稿したものを再掲しています)

 

香港のクリスマスディスプレイは、日本よりもなんと3週間ほど早く始まる印象です。11月の中旬には早くもイルミネーションが輝き始め、街中がクリスマスムードに包まれます🎄✨。「クリスマスはもう終わっただろう?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、香港ではその「余韻」がしばらく続くんです。

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香港図鑑(6)そごう


かつて銅鑼湾は、日本の百貨店が覇権を競い合う香港随一の商業地でした。大丸、松坂屋、そごう、三越といった名だたる百貨店が進出し、日本式のサービスと多彩な商品で香港の消費文化を牽引していました。その頃の銅鑼湾は、まさに「百貨店戦争」の舞台。
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香港図鑑(4)通渠王

香港の街を歩いていると、電柱や壁、郵便受けの隅など、思わぬ場所に貼られている小さなスティッカーをよく目にしませんか?カラフルなデザインや大きな文字で電話番号が記載されているこれらのシール。最初は何だろうと思うかもしれませんが、実はこれ、香港特有の24時間対応の「緊急修理サービス」の広告なんです。

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香港図鑑(2)クロスハーバートンネル


香港海底隧道。香港島と九龍半島を結ぶトンネル、つまりビクトリアハーバーを横断する海底トンネルをご存じですよね。たった数分でこちらからあちらに移動できる便利なルートですが、なぜか心理的なバリアがあって、移動が億劫に感じることがよくあります。 Continue reading “香港図鑑(2)クロスハーバートンネル”