香港図鑑(10)【ネオンサイン】

香港島の立ち並ぶネオンサインが映す時代の変化

かつて香港島の夜景は、日本企業のネオンサインが輝く光景の象徴でもありました。15年前、ビクトリア・ハーバーを眺めると、日立、東芝、三洋、キヤノン、リコー、シチズン、セイコー、オリンパス、シャープ、YKK、ニコンといった、日本を代表する企業の名前がずらりと並び、その光景はまさに日本の経済力と存在感を示すものでした。

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香港図鑑(7)Merry X’mas & Happy New Year

あけましておめでとうございます🎍✨
(このポストは別メディアにて昨年クリスマス前に投稿したものを再掲しています)

 

香港のクリスマスディスプレイは、日本よりもなんと3週間ほど早く始まる印象です。11月の中旬には早くもイルミネーションが輝き始め、街中がクリスマスムードに包まれます🎄✨。「クリスマスはもう終わっただろう?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、香港ではその「余韻」がしばらく続くんです。

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香港図鑑(6)そごう


かつて銅鑼湾は、日本の百貨店が覇権を競い合う香港随一の商業地でした。大丸、松坂屋、そごう、三越といった名だたる百貨店が進出し、日本式のサービスと多彩な商品で香港の消費文化を牽引していました。その頃の銅鑼湾は、まさに「百貨店戦争」の舞台。
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香港図鑑(4)通渠王

香港の街を歩いていると、電柱や壁、郵便受けの隅など、思わぬ場所に貼られている小さなスティッカーをよく目にしませんか?カラフルなデザインや大きな文字で電話番号が記載されているこれらのシール。最初は何だろうと思うかもしれませんが、実はこれ、香港特有の24時間対応の「緊急修理サービス」の広告なんです。

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香港図鑑(2)クロスハーバートンネル


香港海底隧道。香港島と九龍半島を結ぶトンネル、つまりビクトリアハーバーを横断する海底トンネルをご存じですよね。たった数分でこちらからあちらに移動できる便利なルートですが、なぜか心理的なバリアがあって、移動が億劫に感じることがよくあります。 Continue reading “香港図鑑(2)クロスハーバートンネル”

香港図鑑(1)燒臘


豚さん、鴨さん、イカさん。香ばしい香りをまとった彼らが、丸焼きだったり半身だったりと、透明なガラスケースの向こうにぶら下がっています。黄金色に輝く皮はパリッと、身はジューシーで、見るだけで食欲をそそる美味ローストたち。この光景は、香港の街角でよく目にする、食文化の象徴とも言える風景です。
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