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「Tik Tok」マーケティング戦略のユニークさは?

そもそも「Tik Tok」って何?

「Tik Tok」は中国のメディア企業Bytedanceが提供するショート動画共有SNSアプリです。 アプリ内のリストから好きな音楽を選んで思い思いの15秒ムービーを手軽に撮影してシェア。気に入ってもらえると、たくさんのいいねやコメントをもらうことができます。2016年9月にサービスを開始し、2017年8月には海外にも進出。世界中で大人気となっています! 6月には全世界での月間アクティブユーザーが5億人に達しました。(中国国内・デイリーアクティブユーザー1.5億人)2018年の第1四半期には世界で最もダウンロードされたアプリとなり、ダウンロード数は推定で4580万回にも上っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

若者を夢中にさせたら、成功?!

ごく短時間で急成長した最大の理由として、ユーザーのターゲットが明確であることが挙げられます。若者、特に10代を多く抱え込んでいることが「Tik Tok」の強さの根源と言ってもいいでしょう。幼い頃から当たり前のようにYoutubeで動画を見ていた世代が最もヘビーにこのSNSを使い込んでいます。彼らの心をがっちりつかんでいると言えるでしょう!

では、「Tik Tok」が若者を夢中にさせるわけをもう少し考察してみましょう。

1.シンプルに楽しいです。

やって楽しい、見るのも楽しい、自分一人でも楽める、家族や友達と一緒にやったらもっと楽しい。正に「紀錄美好生活」(中国語原文)というアプリが掲げるスローガンがぴたっとはまるほど楽しいです!

2.自分の個性をアピールできます。

自分の表現で、自分をアピールしたい、という若者のニーズを十分に満たしています。自分で、おもしろい、かわいい、かっこいい、個性溢れるオリジナル動画を作ってみたい気持ちを高めてくれます。

3.イノベーティブでデザインもすてきです。

例えばスローモーションで撮影し、再生時には通常の速さにすることで早送りのような効果を出すことができるとか、指定した箇所で画面を揺らしたり、ノイズを入れたりといった魅力的な機能を備えています。

4.コンテンツは豊富で内容もバラエティに富んでいます。

様々なレコード会社とも連携していて、音楽ライブラリーの選択肢もたくさんです。ユーザーは自分の好きな音楽に合わせて、踊りや手振りダンス、可愛いペットの紹介、豪華な結婚式からの作品、日常のくすっとするようなエピソードまで、コンテンツがバラエティに富んでいます!  

5.プロの手によるものじゃない、素人の投稿が受けています。

素人でも手軽に動画を作れる!公開していいねやコメントがもらえる!実際に作ってみると、曲とのタイミングを合わるのに苦心したり、意外とセンスが問われることになります。ユーザーの中にはダンスの踊り方解説で大人気となり、プロになった人もいるようです。

 

「Tik Tok」は今後どうやってプロモーション?マネタイズの方法は?

企業向けにアカウントをオープンすることもありそうです。企業は商品やサービスをネタにした「Tik Tok」流儀の動画を見てもらうことによってユーザーとのエンゲージメントを高めることができると思います。広告収益のモデルが見込めるのではないかと思います。

また、これまでにどんな動画が流行ったかというデータが蓄積されているので、そのデータを元に、どんな動画を作成したら流行るのか、受け入れてもらえるかを企業などに提案するなど…色々マネタイズの方法がありそうですね。

実は現時点でもいくつかのブランド(Alipay、Airbnb、Xiaomi、JD京东、TMALL天猫、C-tirp携程)を始め、中国国家博物館なども「Tik Tok」でマーケティングの実験を行っています。日本ではまだ始まっていませんが、次なるコンテンツマーケティングのプラットフォームとして、今後広まっていくことになるはずです。

 

まとめ

これまで「Tik Tok」は無理に広告でユーザーベースを広めて来たわけでありません。プロダクトそのものがターゲットが明確であり、楽しく、面白く、かつ、発信したい、認められたい欲求を満たすことができるものなので、ユーザー間で口コミやシェアなど自然に広まって来ました。多くのアプリではユーザーを増やそうとするあまり、たくさんの予算を使って、関係のないターゲットのユーザーまで集めた結果、たくさんの離脱やミスマッチを引き起こしがちですが「Tik Tok」は理想的な形で伸びています。これも「Tik Tok」のマーケティング戦略のユニークさです。

異なった課題に対しては異なった解決策があります。マーケティングの目的を決定するためにはディスカッションとリサーチが欠かせません。いつでもお気軽にTYAにお尋ねください!