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雨の香港、人間模様

TYAの次の記事に行き詰まり、大雨の中、少しの間オフィス付近のコーズウェイベイ周辺を散策してみた。

オフィスを出てまず、ビルの軒下付近で大雨から避難した人達に遭遇した。安全な軒下があるにも関わらず、濡れながら信号を待つ親子に、無言でそっと傘を差し出す人もいた。雨の通りに躍り出て両手を広げて興奮するピザ屋のスタッフにも会った。行きつけのカフェに行ってみたが、相変わらず客はおらず、スタッフが好奇の目で土砂降りの通りの様子を伺っていた。小学校の頃は台風が来ると学校が休みになるかドキドキしたものだが、香港はよくあの時の気持ちを思い出させてくれる。

 

 

日本であればこう言う大雨の時でも、ほとんどの人が冷静に対処し、コンビニで傘を買うなり、上手に軒下や地下道を利用するなりして、髪の毛までずぶ濡れになったり無謀に傘無しで大雨の中を走るようなことをする人はあまりいない。雨が降れば即座に様々な商業施設の入り口に傘ぽんが置かれ、コンビニなど雨具を扱う店では客が傘等を買い易いように入り口付近に商品を並べる。日本の都会人はズブ濡れになってしまうと、大概行き先の床や椅子も濡らして回ることになるので不名誉だと考えるのではないだろうか。
ほんの10分ほどの間、私が頼んだコーヒーを待つ間に、雨は随分落ち着いていた。帰り道、この僅かな時間に様々な人間模様を垣間見たきがしていた。
香港には色々な人がいる、と改めて実感した時間だった。たまには、雨に濡れてみてもいいかもしれないし、敢えて雨の中傘もささないでいるような人に、傘をシェアしてあげられる、強くしなやかな優しさを持っていてもいい。香港は様々な人種を許容してくれる場所なのだから。