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香港の食文化

食得係福(セッダッハイフォッ)」

この言葉は、食べることは福に繋がるという意味で、香港には食事を大切にする文化があります。

日曜日の朝は、多くの香港人が家族や友達とテーブルを囲みながら、飲茶をします。食器がせわしくカチャカチャと動く音と共に、楽しそうな話声が、お店からよく聞こえてきます。ナショナルジオグラフィックによると、ここ50年間で香港の食文化は大きく変わり、(1961年から2011年にかけての一人当たりの消費グラム数)

  1. 穀物類:34%から14%に減少
  2. 肉類:18%から32%に増加
  3. 糖類:9%から7%に減少
  4. 卵、乳製品:9%から13%に増加

  (トップの表ご参照ください)

この中で特に、お肉の消費増加率は世界の中でも凄まじく、今では1人辺り約500gものお肉を1日で消費していて、50年前と比べると、全体でグラム消費率が約200%も増えているというのです。

この数字は、香港の次にお肉の消費率の高いニュージーランドよりも約6割を多く消費しています。

特に豚肉と鶏肉は消費率がとても高く、定番の料理から、一風変わった、鳥の足などのonly in Hong Kongのようなユニークな料理まで、様々な物があります。 ローカルなお店では、鳥や豚が丸焼きの状態でお店の入り口に吊るされていて、香港では馴染みのある光景です。


ここ5年ほどで牛肉の消費量もグンと上がり、香港人は類をみない肉好き国と言えるでしょう。

では、これだけお肉を消費する香港人は、果たしてバランス良く食事しているのでしょうか?お肉だけに偏っているのでは、、?

 

英国時代の植民地時代から欧米文化を取り入れてきた香港は異文化の受け入れ体制の強さを生かし、世界の食文化を取り入れて更に多様化してきていることは言うまでもないです。ですが、香港には”医療同源”という西洋医学に頼らない、漢方ベースの食事方法を柱としています。例えば、日本人がよくお味噌汁を飲むような感覚で、香港人は薬膳ジュースや薬膳スープを飲みます。駅中にもこのように漢方ベースの飲み物を販売するお店も多く、健康的なものを摂取できる環境がとても身近にあります。

そして、広東料理は中国料理のように、脂っこいイメージがありますが、
食材を蒸したりして脂を取り除くような調理方法や、食事方法が多いのです。飲茶はその代表ですね。飲茶には決して欠かせない、少し渋みと苦味のある中国茶も脂肪を分解する役割があります。
このように香港では、日々何気なく食べているものに、健康を維持する食の知恵が詰まっているのです。

 

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Works Cited

http://www.nationalgeographic.com/what-the-world-eats/
http://blog.euromonitor.com/2015/08/meat-consumption-trends-in-asia-pacific-and-what-they-mean-for-foodservice-strategy.html
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-05-24/OQG0646TTDS101
http://www.scmp.com/news/hong-kong/health-environment/article/2053730/one-four-hongkongers-eats-more-twice-too-much-red
http://www.statistics.gov.hk/pub/B79007FA1990XXXXE0100.pdf
http://www.statistics.gov.hk/pub/B70311FA2003XXXXB0100.pdf
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/h19_zigyou/enkatu/market/hongkong/pdf/toributa_sizyou_1.pdf
http://usda.mannlib.cornell.edu/usda/fas/livestock-poultry-ma//2010s/2016/livestock-poultry-ma-10-12-2016.pdf
Meat Trading Information
https://gain.fas.usda.gov/Recent%20GAIN%20Publications/Livestock%20and%20Products%20Annual_Hong%20Kong_Hong%20Kong_10-17-2016.pdf