それ、伝わってないかも!

最近、思っていることがあるのですが、それが、

「ミーティングの時、いろいろ話してるけど、あんまり伝わってないかも。」

ということです。

 

「要点をより的確に、人に伝える」技術はクライアントのプレゼンテーションの時だけだけでなく、日々の何気ないコミュニケーションや小さな打ち合わせなどでのアウトプットでこそ、発揮したいスキルですよね。そこで、ミーティングでの話し方の何がいけなかったのか考えてみました。

 

「どうやったら」の前に「何を」伝える?

 

ソーシャルメディアでのパフォーマンスについて報告をする時、私は大体ポスト内容を簡単に伝え、そのポストのリーチやエンゲージメントのパフォーマンスについて話します。そしてこれからのポスト予定やその他のスケジュールなど未来の予定について話していきます。

でも、なんだかいつも、「伝わってないような感じ」「皆が他人事のように聞いている感覚」がありました。

[ …….??? ]

 

なぜなのか、考えてみたら「自分の部署として何が肝要な部分で、それについて私がどう感じているか」この重要なメッセージが抜けていたのです。

 

当たり障りなくカバーすることに囚われてしまっていて「どうやったらきちんと、もれなく報告できるか?」ばかりを気にするあまり「何を」というメインの主張部分がない、機械的で無味乾燥な報告になっていたのです。

 

ポストの要約以前に、部署として「何を」このポストでしたかったのか。「何が」担当として一番面白いポイントだったのか。

 

それを切り口にするだけで、もっと同僚達の反応は違ってきていたかもしれません。

 

自分の部署として「何をしたかったのか」が見えれば自然に「どうやって伝えたいか」が見えてくる。

 

例えば、もし数の示すものの意味や傾向に自分の視点での仮説を立ててみたり、

 

「フリーライターの◯◯さんにお会いする予定です。会議はいついつです。」ではなく、

 

「今回お会いした◯◯さんはこんな人で、コピーライティングにも長けていて、こんなお話で盛り上がりました。彼女との仕事にはこんな可能性があると思うんです!次の議会ミーティングでもその可能性を探ります。会議はいついつの予定です。」と言ってみる。

 

最初の言い方は、必要最低限の連絡事項述べただけ。後に言い換えたものは、感情や視点をいれたもの。そこで「何が」あったのか、少し話すだけで、印象は全く違ってきます。

 

言葉を選ぶのもコミュニケーションデザイン。

 

面白おかしくストーリー立てて友人に話すことは自然にできても、会社の中では黙り込んで必要最低限の確認事項のみしか話さないとなってくると、情報交換も意見交換もどうでもよくなってきてどんどん「何が」一番大事なのか話さなくなってしまうかもしれません。

 

私:「シムを買いたいんだけど、オススメの一番安いケータイ会社ってどこかな?」😊

相手:「どこも同じだよ」✊

私:「へー、そうなんだ」💔

 

私:「その靴、素敵だね、どこで買ったの?」😊

相手:「あそこの路面の店だよ。」🐱

私:「へー、そうなんだ…」😓

 

冗談かと思うかもしれませんが、これは私が以前にしたコミュニケーションです。ご想像の通り、会話はこれで終わりました。香港の人はあまり英語では話したくないのかもしれない、とも思ったものです。

 

例えば…

「シムを買いたいんだけど、オススメの一番安いケータイ会社ってどこかな?」😊

「どこも価格帯は似てるけど、ここの会社のカスタマーサービスはいいよ。私の使ってる携帯会社は有名だけど実は使い心地はカクカクシカジカ。」👍

 

「その靴素敵だね、どこで買ったの?」😊

「あそこの路面の店なんだけど、いつもこのコレクションが好きで買っちゃうんだよね、そのデザイナーの〇〇がサイコーだから…」💓

 

当たり前のようですが、ちょっとでも+アルファの自分なりの「何か」があれば話しの拡がり方も全然違います。

 

まとめ

情報を整理して言葉を選ぶのもデザイン。

 

「何を”私”は大事だと思っているのか」伝える。

 

日々の良質なコミュニケーションは、自分の中の引き出しを増やしてくれます。いろいろな人と多様な情報を交換していくことで、今まで思いつかなかったようなアイディアが思いついたり、ひょんなところから次の仕事のヒントになったり、新しいサービスの構想ができたりするかもしれません。

 

また、面白い情報にはアンテナを張ってインプットを図りながらも、アウトプットする時には、何が面白いのか、手札についてきちんと「これが、自分的にはこのポイントで面白い」と言えるような状態でいたいと思います。

 

なぜなら、基本的なことのようですが「自分なりの立場から意見を持ってアウトプットし、情報交換をしていく。」ということこそが、コミュニケーションの質をあげることになるからです。ひいてはそれが、ミーティングやチームのクリエイティブの質も上げていくことに直結しているのではないでしょうか。

 

#コミュニケーションは1日にしてならず #伝え方がすべて #改善計画スタート