今回は香港を離れて他のアジアの国に目を向けてみました。
先日、ベトナム中部の都市ダナンとそこからバイクで30分ほどの古都ホイアンに行ってきました。完全に浮かれ気分でビーチや街並みを観光して、真っ赤に日に焼けてしまいましたが、それでも最高の旅でした。
「一食」「一食」絶対に無駄にしたくないという考えのもと、ネットでしっかりとレストランの下調べをしてお店選びをした私ですが、そんな旅の中で気づいたことを書いていきます。
-
旅行先でネットでグルメを調べる人は7割
マルハニチロさんによる「旅ごはんに関する調査」によると、年一回以上旅行に行く20~59歳の男女1000名へのアンケートでは、旅行で何を楽しみにしているかという質問では「食事・グルメ」が86%と最も高かった。「ショッピング」も45%となっていて、旅行先でローカルな体験をしようという意識はもちろん強いといえます。
では旅行先でレストランを探す際はどのようにしているのでしょうか。調査によると、「旅行情報・観光ガイドサイト」が67%と最も高い。さらに「旅行の口コミサイト」の利用者も38%超と、ネットで調べる人が多いということがわかります。
-
本当に美味しい店を選んでいるのか?
調査の結果を踏まえると、一部の人は行く先々でたまたま見つけたローカル店に入ることもあるだろうが、多くの人は事前にネットで情報を調べてから、決めたお店に行くことが多い。
裏を返せば、数あるお店の中から「ネット上で検索できる」というフィルターにかけられて、生き残った一部のお店の中から選んでいると言うこともできる。
さらにネット上での検索言語は英語だったり、日本語だったり、調べる人の言語によって制約されるので、その言語で何らかのコンテンツを持っていたり、旅行サイトに取り上げてもらわなければならない。
私がダナンで食べたフォーは、もちろん下調べをネットで済ませ、評判の良いお店を選んで向かった。土曜日のお昼時の忙しい時間帯ではあるが、そのお店は小さい店内だが、私と友達の2人以外は店員さんしかいなかった。
(PHO 75というお店、ちゃんと美味しかったです)
-
ネット上でのマーケティングで大繁盛!?
自分がお店を開いている場所はローカル人以外にどんなところから観光客がやってきているかを考慮して、他言語に対応したウェブ上のコンテンツを作ったり、観光サイトに取り上げてもらうようにすることでお店の露出度は急激に高まります。一度、観光客に認知してもらえたら、価格設定だって有利に変えられることだってできます。
観光客向けに、それぞれの言語で、自然で説得力のあるコンテンツを制作できれば無名のローカル店も一気に売上を伸ばすチャンスがあるのかなと感じるところです。
ただし、ネットリテラシーやマーケティングに関する初歩的な認識がなければ元も子もないが…。
-
グルメだけの話ではない!