
― なぜ“真っ直ぐ”は重視されないのか?🤔
道を歩いていて、ふと目に入る電球のソケット、道路標識、配線カバー。 「あれ…なんか斜めじゃない?」と感じたこと、香港では一度や二度じゃありません。 なぜ真っ直ぐにならないのか。なぜ、直さないのか。
もちろん、毎回が毎回というわけではありませんが、 「え、これでOKなの?」という取り付け具合に遭遇する率は、なかなか高めです。 しかも、それが“完成形”として堂々と存在しているのが香港の面白さでもあります。
🛠️ 工具がない?いや、使わないだけ?
見ていて思うんです。 「これ、あと3分あれば真っ直ぐにできたのでは?」と。 工具がないわけじゃない。手先が不器用ということでもなさそう。 たぶん、“そこまで気にしない”という美学(?)がある気がします。
むしろ、「多少ズレてても、使えれば問題ないでしょ?」という合理主義。 美しさより、完成。完璧より、可動。 この価値観が、街の細部に表れているのかもしれません。
🙃「だいたいOK」が文化として根づいている説
香港で暮らしていると、「これでだいたいOK」という精神に何度も遭遇します。 飲食店の看板、集合住宅のポスト、エアコンのダクト…。 “完成度の追求”より、“完了のスピード”を優先する姿勢が、生活の中にしっかり浸透しています。
日本だと「角度が1度ズレてる」と指摘されそうな場面でも、 香港では「使えてるから大丈夫」と受け止められる。 この**“なんとかなる”力**が、香港の都市性を支えているのかもしれません。
🏗️ ただし、全部が雑なわけではない
とはいえ、すべてが雑なわけではありません。 高層ビルの構造設計や地下鉄の安全運行など、「絶対にズラしてはいけない部分」は実に精密です。 つまり、“力を入れるところ”と“力を抜くところ”の判断が明確なんですね。
だからこそ、街角のちょっとした“曲がり”には、 なんとなく許される空気があるのかも。
🤳 そして今日も、斜めに設置された何かに出会う
見上げた先の監視カメラが30度傾いている。 信号のボタンがやや斜め下を向いている。 そんなことに気づいて、つい写真を撮ってしまう。
完璧じゃないから、ちょっと面白い。 それもまた、香港らしさなのかもしれません。
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