【マーケの種114:飲食とは雰囲気を作ること②】

🍷**“特別な時間”をデザインする──色と空間が支えるレストランの魅力**

赤と金のイタリアンレストランは、「特別な時間」を提供することに特化した店です。
店内のインテリアは華やかで、照明や家具の選定にも統一感があります。料理も本格的で、価格帯はやや高め。
ターゲットは、洗練された食体験を求める層です。


🎨色の意味と文化的な親和性

この店の特徴的な色使い──赤と金──は、単に目を引くだけでなく、文化的にも意味を持つ配色です。
赤は情熱や高揚感、金は豊かさや格式を象徴する色として、
香港の人々にとってもなじみ深く、ポジティブな印象を与える色彩です。

内装の演出にこれらの色を取り入れることで、
**「高級感がある」「何か特別なことが始まりそう」**という空気が自然と醸成されます。

参考記事:Shopify”色彩心理学とは?マーケティングにおける色の使い方’


👔**“なぜこの空間に人が集まるのか”**

このレストランに集まるのは、

  • 記念日を祝いたいカップル

  • 接待やビジネスディナーを計画するビジネスパーソン

  • 少し背伸びをしたい若い世代のデート利用

など、「特別な時間を過ごしたい」と考える人たちです。
料理の美味しさも選ばれる要因ですが、それと同じくらい、「この空間に身を置くことそのもの」が目的になっているのです。


💬**“行くことに意味がある”という価値**

この店に行くこと自体が、ちょっとしたステータスになっているのかもしれません。

  • 会話の話題になる

  • SNSに写真を投稿したくなる

  • 「あの店、行ったことある?」という共通体験になる

つまり、「味」+「空間」+「印象」=総合的な体験価値と捉えることができます。


📝(つづく)

マーケの種シリーズ。こちらもいかがですか?→【マーケの種40/41】飲水思源・井戸を掘った人を大事にする