いつもの通り、定点観測のために銅鑼湾のそごうバス停前の看板をチェックしに行きました。見覚えのあるロゴ、一見家具屋産のようですが、実は携帯メーカーとして有名だったシャオミです!
シャオミは2010年に中国の携帯電話メーカーとして始まった会社で2015年にはiPhoneを押しのけて中国での携帯販売第一位にもなりました。しかしどうやら今では総合家電メーカーとなっているようです。
実はテクノロジー界の無印良品になりたいのだとか。
そこで実際に銅鑼湾のシャオミのお店「ミーホーム」に行ってみることにしました。
コーズウェイベイのファッションウォークにほど近い 場所にある、「恒隆中心」というビルの8階にあります。路面店じゃないので人が入っているのか疑問でしたが、意外に賑わっていました!
お店のディスプレイやスマート家電のデザインは無印良品を思い起こさせるようなものになっています。コンペ等でもいろいろな賞を受賞しているようですね。
さて、シャオミのプロダクトを見てみましょう!
なんとVRヘッドセットは119HK$です。安いですね!この他にもバックパックやケーブルケース、スピーカーなどとてもよくデザインされていて、賞を取ったBlootooth スピーカーでさえ200HK$程度と手頃価格なのには驚かされます。電気ケトルなど幾つかの家電はでスマホでコントロール&状況確認ができる、いわゆるIoT(Internet of Things)家電になっています!
中でも若者に人気だったのがIH炊飯器だそうです。コメの品種をスマートフォンで読み取って、最適温度や炊きあげのタイミングの情報をスマホから炊飯器に伝送し、遠隔操作が可能です。しかも時間表示部分が上蓋部分に埋め込まれていてデザイン性も高く、かつ、549HK$と安かったのが人気の秘訣だそうです!
しかし、「なぜ?」と思ってしまう商品もありました。
例えば、おもちゃ。ルービックキューブほどの知能的な遊びもできない単純なおもちゃです…なぜこれを作ったのでしょうか。
歯ブラシもあります。はい。これは全く普通の歯ブラシです。
ペンやノートも。スタイリッシュにデザインされているのに価格はお手頃です。ですが、ノートもペンも重く、携帯性はあまり考慮されていないようです。またこの他にもタッパーやタオル、ジャンプ傘、サングラスなどなど…
一体なぜ、こんなセレクションになったのでしょうか?
まとめ
確かに、デジタルとは全く親和性のないような商品もありました。
けれど、シャオミの「ミーホーム」銅鑼湾に訪れていた人々はまるで研究所か未来の展示会に来たかのように色々なプロダクトを興味深く手にとって吟味していました。
培ってきたデジタルのノウハウを活かして、白物家電の分野でのIoTでも存在感を出そうとしているシャオミ。また様々な商品を販売しているところからちぐはぐ感は拭えませんが、実験的な力強いチャレンジ精神が伝わってきます。
シャオミはこれまでにも色々なプロダクトや雷軍CEOのプレゼンテーション、立ち居振る舞いまでもが「コピーだ!」「ジョブスの真似をしすぎ!」と言われてきました。「テクノロジー界の無印良品になりたい」シャオミは「無印良品のコピーのようなチープなブランド」になるのでしょうか、それとも、「テクノロジー界の無印良品」のようなオリジナルなブランドに成長するのでしょうか。これからもその成長を見守りたいと思います。
#新しい時代に #変わってゆく大切さ #チャレンジ精神 #なんだかんだ嫌いじゃない #これからも楽しみ #シャオミ
#tya #hk #design #solution #upgrading #marketing #creative #advertising
参考リンク:http://tamakino.hatenablog.com/entry/2017/10/12/080000