近年、デジタルマーケティング戦略の一環として「インフルエンサーマーケティング」が爆発的に増えてきました。そのGoogle 検索数の2016年上昇率は5000%で、現在も増加傾向にあります(出典Google Trends)。2019年は更に注目すべきだと思います!
インフルエンサーマーケティングとは?
そもそもインフルエンサーとは、SNSやブログで情報発信をする人の中で、特に他人に強い影響力を持っている人を指します。インフルエンサーが持ってるファンやフォロワーなどの資産を企業が活用して、多くの消費者の購買行動を促すというマーケティング手段です。
活用するメリット
最大の利点はインフルエンサーが持っている信頼感と親近感です!消費者に対して、「友人からのおすすめ情報」と同じ感覚で受け入れることができ、自分も欲しくなったり、使いたくなる気持ちも高まるようです。
何と言ってもメッセージの伝わるスピードが早いです!インフルエンサーが商品やサービスを体験後の感想や口コミを自身のブログやSNSに投稿して、すぐ多くのフォロワーに一気に拡散できます。The New York Timesの調べによると、70%の人が何かを購入する際に、ネットで共有されている情報の影響を大きく受けているようですので、インフルエンサーが消費者の購買決定に強く影響を与えることができるのもうなづける話です。
伝統的な広告敬遠するムードが強まる中でのひとつの打開策となります!インフルエンサーの投稿であれば、広告だとしても、ファン達に気楽に読んでもらえます。今、デジタルマーケティングの重要な一環として、インフルエンサーマーケティングはリーチとエンゲージメントを確保するための有効な手法になっています!
2019最新トレンド
1、インフルエンサーの形態の多様化
SNSの多様化とテクノロジーの進歩に伴い、今よく知られているブロガー、インスタグラマー、ツイッタラー、ユーチューバー以外に、ライバー(ライブ配信をするインフルエンサー)、ティックトッカー(TikTokで活躍するインフルエンサー)などが新たに登場しています。
特に2018年はVチューバー(バーチャルなユーチューバー)にとって大躍進の年でした。人工知能を活用して、2Dまたは3Dのアバターで動画配信を行っています!Vチューバーはタレントやインフルエンサーよりもスキャンダルリスクが低く、企業にとって安心感があるし、プロモーションに合わせた造形も可能なので、今後はますます期待をかけられるのではないでしょうか。
(出典:アイちゃんユーチューブ、登録人数240万)
(出典:lilmiquelaインスタグラム、登録人数150万)
2、ブランドとインフルエンサーとの長期的な関係を築く可能性
しかし、一度の取り組み・投稿のみでブランドのメッセージをインフルエンサートルツメが理解し、フォロワーにより深い情報を伝えることは簡単ではなく、断片的なコミュニケーションになってしまうかもしれません。より高い効果を得るためには、継続的に取り組みを行い、インフルエンサーのブランドへのロイヤリティを高めて、長期的な関係を築くことが重要となっています。現在、グローバルなトレンドとしては、インフルエンサーと「ブランドアンバサダー」契約を結んでいるブランドが増えてきたようです。契約したインフルエンサーに対しては、競合他社との協力を行わないことを要請しているケースも見られます。
3、マイクロインフルエンサーをもっと活用する傾向
マイクロインフルエンサーは、フォロワー数が数千から10万人程度と少ないものの、友人・知人・同じ趣味嗜好でつながっていることで、特定のコミュニティに強い影響力があり、フォロワーとの関係性も更に濃くなっています。特定のターゲットにリーチしたい場合、マイクロインフルエンサーの起用はより有効な選択かもしれません。いくつかのターゲットグループがある場合、一つの案件で何人かのインフルエンサーを起用して、同時に管理する必要性も生じてきました。
まとめ
インフルエンサーに、単純に情報発信や拡散を依頼することは本質的なインフルエンサーマーケティングではありません。認知を獲得できたとしても、購買につながらなかったり、最悪の場合、企業イメージを悪化させうこともあります。次回のブログでは、TYAがカゴメ様のキャンペーンをお手伝いした際の具体的なインフルエンサーの選定方法と注意点を紹介いたします。どうぞお楽しみに!
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