香港で手軽に食べられるサンドイッチを探すのは、なかなかの試練です。特に「コスパの良いサンドイッチ」を求めるとなると、さらにハードルが上がります。
例えば、**マークス&スペンサー(Marks & Spencer)**のサンドイッチ。イギリス発の高級スーパーというブランド力もあり、確かに美味しそうに見えるのですが、お会計をするとちょっと驚かされます。換算してみると、1000〜1200円(してはいけない換算だけれど…)。確かに素材にはこだわっているとはいえ、コンビニ感覚で気軽に買える価格ではありません。
コンビニのサンドイッチも高め…
では、コンビニのサンドイッチならどうか?と思って覗いてみると、こちらも500円〜600円。6〜7年前に比べると多少は改善されたものの、日本のコンビニサンドイッチと比べると、クオリティと価格のバランスがイマイチ。
具材のボリュームが少なかったり、パンがパサパサしていたり、なんとなく「これじゃない感」が拭えません。もちろん、香港の物価や人件費を考えれば仕方ない部分もあるのでしょう。でも、それでももう少し上手く作れるのでは?と感じてしまいます。
ドトールやSubwayに期待!
サンドイッチという意味ではないのですが、個人的にはドトールの進出を強く願っています。日本のドトールのテキパキとしたオペレーションと、手頃な価格で満足度の高いサンドイッチは、香港でも十分に受け入れられるのではないでしょうか?
あるいは、日本のSubwayが進化した形で逆輸入されるのも面白いかもしれません。和民が手掛ける「スシなんとか」や、「役肉ラ」よりも、むしろドトールのようなカジュアルなカフェチェーンが香港のサンドイッチ市場に新風を吹き込んでくれることを期待しています。
もう少し選択肢が欲しい!
香港の飲食業界は、確かに活気があり、新しいブランドやコンセプトが次々と登場しています。しかし、**「気軽に食べられて、ほどよい価格で、それなりに美味しいサンドイッチ」**というジャンルは、まだまだ開拓の余地がありそうです。
もちろん、香港には高級なデリやベーカリーもありますし、こだわりのサンドイッチを提供するお店もあります。ただ、日常的に「ちょっとサンドイッチでも食べようかな」と思ったときに、気軽に選べる選択肢がもっと増えると嬉しいですね。
日本のカフェチェーンやサンドイッチ専門店が、香港市場にもう少し積極的に参入してくれることを願いつつ、今日も「コスパのいいサンドイッチ」を求めて、街を歩き回る日々です。
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