Responsibility and Marketing Strategy, Part 7 (Final) ~Seeds of Marketing 101

Close-up of two faces, one white and one Black, symbolizing the connection between corporate responsibility and diversity.

— How Will the Responsibility of the Future Engage with “Diversity”? —

■ In a Changing World, Is There an Unchanging Form of Responsibility?Throughout this series, we have examined how corporate marketing strategies are shaped around the theme of responsibility.
From differences in cultural values and brand-specific policies to on-the-ground discretion, CSR, and crisis response—it has become clear that in every area, “responsibility” is not confined within a company. It is a central element that shapes the points of contact with customers and society.

Continue reading “Responsibility and Marketing Strategy, Part 7 (Final) ~Seeds of Marketing 101”

【マーケの種 101】責任感とマーケティング戦略⑦(最終回)

青い目と茶色い目が並んだクローズアップ写真。これからの「企業の責任と多様性」を象徴している。
青い目と茶色い目が並んだクローズアップ写真。これからの「企業の責任と多様性」を象徴している。

― これからの責任感は「多様性」とどう向き合うか ―


■ 変化する世界に、変わらない責任感はあるか

この連載では、責任感というテーマを軸に、企業のマーケティング戦略がどのように形づくられているかを見てきました。

文化による価値観の違い、ブランドごとの方針、現場の裁量、CSR、危機対応──いずれの領域においても、「責任感」は企業の内側にとどまらず、 顧客や社会との接点をかたちづくる中心的な要素であることが明らかになりました。

(more…)

【香港図鑑92】エレベーターの行き先階ボタン 🎛️

香港のエレベーターの階数ボタンパネル。18階のボタンが点灯している。ボタンには点字も併記されている。

なぜ、左右で「世界観」が違うのか?


🛗 ボタンは両側。でも中身は別物⁉

香港のビルでよく見かけるのが、エレベーター内に左右2つの行き先階パネルが設置されているタイプ。一見便利そうなのですが、ボタンの配置が左右でまったく違うことが意外と多いんです😳

Continue reading “【香港図鑑92】エレベーターの行き先階ボタン 🎛️”

【マーケの種 100】責任感とマーケティング戦略⑥

カメラを構えるジャーナリスト、危機対応の報道シーン

― 危機対応にこそ、ブランドの本心が出る ―


■ 危機は、責任感が「見える化」される瞬間

どんなに準備をしていても、企業活動にトラブルは避けられないものです。
製品不良、情報漏洩、システム障害、SNS炎上──

こうした緊急事態に、企業がどうふるまうか。 Continue reading “【マーケの種 100】責任感とマーケティング戦略⑥”

【香港図鑑91】上海理髪店 ✂️

「髪」という漢字一文字が大きく書かれた、香港の上海理髪店のレトロな看板。長年の歴史を感じさせる佇まい。
「髪」という漢字一文字が大きく書かれた、香港の上海理髪店のレトロな看板。長年の歴史を感じさせる佇まい。

“刈る”だけじゃない、文化を刻む場所。

かつて香港の街角には、「上海理髪店」と呼ばれるバーバーが数多く存在していました。その名の通り、上海出身の理髪師たちが営むお店で、1950〜70年代には全盛期を迎えます。彼らの高い技術と丁寧な接客で、多くの庶民に愛されてきました。特に顔剃りやマッサージ、整髪の仕上げには定評があり、「散髪はここで」と決めている常連客も多かったとか💈😊

(more…)

【マーケの種 99】責任感とマーケティング戦略⑤

スクラブルの文字タイルで「BE KIND(親切になろう)」という言葉が作られている。企業の社会的責任(CSR)の根底にある、他者を思いやる気持ちを象徴する写真。
スクラブルの文字タイルで「BE KIND(親切になろう)」という言葉が作られている。企業の社会的責任(CSR)の根底にある、他者を思いやる気持ちを象徴する写真。
― CSRはブランドの約束を社会に向けて語る ― ■ 「社会との関わり方」もブランド戦略の一部です かつて、CSR(企業の社会的責任)は経営の“おまけ”のように扱われていた時代がありました。ですがいまや、CSRはマーケティング戦略の中核に位置づけられるようになっています。
(more…)