【香港図鑑120】香港で愛されるくまモン。

店の隅で頑張る「営業部長」の経済効果とは?

🐻🇯🇵 香港の街角で頑張る“熊本の営業部長”

香港の街を歩いていると、ふとした瞬間に日本の風景と重なることがあります。その理由の一つが、至る所にいる「日本のキャラクター」たち。 中でも圧倒的な存在感を放つのが、熊本県のPRマスコットキャラクター「くまモン」です。2010年の誕生以来、その愛くるしいフォルムと機敏な動きで世界中を虜にしてきました。ここ香港でも、その人気は不動のものです。

💼 実はシビア?海外でのライセンス事情

「くまモンは使用料フリー」という話を聞いたことがあるかもしれません。確かに、日本国内で熊本県のPR目的で使用する場合は原則無料(許諾制)です。 しかし、ここは海外、香港。海外利用や、熊本県産品以外のPRに使用する場合は、しっかりとライセンス料(ロイヤリティ)が発生します。 それでもなお、香港の企業がこぞってくまモンを起用するのはなぜでしょう? それは、香港人の「日本ブランドへの絶大な信頼」と「カワイイ文化への親和性」があるから。くまモンがいるだけで、「これは日本の良いもので、楽しいものだ」という強力なアイキャッチになるのです。

🏪 元日系スーパーの片隅で…

今回、くまモンを発見したのは香港のとあるスーパーマーケット。もともとは日系資本でスタートし、現在は香港企業が運営している店舗ですが、今でも日本の食材や雑貨を積極的に取り扱っています。 かつては、お店の入り口という「特等席」で来店客を出迎えていたこのくまモン像。しかし、店舗のレイアウト変更の波に飲まれたのか、現在は**人通りの少ない通路の脇へと“異動”**になっていました。

📦 哀愁漂う「異動先」での姿

写真をご覧ください。手前には無造作に積まれた段ボール。少し雑多な場所に追いやられながらも、変わらぬ笑顔でそこに佇む姿には、中間管理職のような哀愁すら漂います。 香港の湿気や熱気に耐え、時には埃をかぶりながらも、健気にその場を守る営業部長。そんな姿を見ると、思わず「お疲れさまです!」と声をかけ、頭をなでてあげたくなりますね😊

📌 くまモン・マーケティング豆知識

  • 誕生: 2010年、九州新幹線全線開業キャンペーンでデビュー

  • ビジネスモデル: 国内は原則無料、海外は有料ライセンスでブランド価値を維持

  • 推定経済効果: デビューからの累計で約1兆2449億円(2011年〜2022年/熊本県発表 ※記事元のデータより最新版を反映)

  • グローバル展開: 香港、台湾、中国本土、タイ、フランスなどでもイベント出演多数

    参考記事:くまモンランド

香港の片隅で今日も頑張るくまモン。次に見かけたら、ぜひ心の中でエールを送ってあげてください🐻✨

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