ヤクルト香港50周年記念イベント

TYA は香港にて1998年に創立。数々のブランドの問題解決をお手伝いしてきたクリエイティブ・エージェンシーです。

ヤクルト香港50周年記念イベント

企画から実施までディテールを大切にすることをモットーにしています。ヤクルト香港50周年記念キャンペーンでは、周年記念ビデオ、会場の手配と設営、宴会、ロジスティックス、演出と進行、ギフトの手配など、あらゆる部分にディテールを大切にすることが活かされ、総経理を初めとする顧客サイドや招待客の方々から多くの賛辞をいただきました。

中国「独身の日セール」10周年!

1日だけで売上総額3兆円以上!

中国で「独身の日」と題した大セールの日、11月11日。中国のEC最大手アリババ集団は今年10回目となる「独身の日」を「11.11 Global Shopping Festival」として開催。この日1日だけで、GMV(Gross Merchandise Value)総額は去年より27%を上回る約2135億元(約3兆5110億円)に達し、例年通り、これまでの記録を更新しました。この数字は2017年の楽天市場の売上(3兆4億円)を超えています。

今回は75ヶ国・地域から約18万の企業・ブランドが参加、正に大盛況!アリババのデータによると、

■中国向け輸出国・エリア別ランキング:

 1位日本、2位アメリカ、3位韓国、4位オーストラリア、5位ドイツ

■中国向け輸出ブランドランキング

 1位Swisse、2位花王、3位Moony、4位Aptamil、5位Dr. Ci. Labo

そのうち人気商品は、健康食品、化粧品、ベビー&マタニティ用品(粉ミルク、オムツ)、電子用品、お菓子などだということです。

 

「独身の日」の由来と拡大

11月11日、“1”が4つ並ぶ「独身の日」として、独身でも生活を楽しめるように、というコンセプトで、2009年にアリババがセールイベントを企画・実施したのが始まりです。「独身だからこそ、自分へのごほうびを買いましょう」と呼びかけ、ネットショッピングを楽しむ日として年々その人気が高まっています。初年度の売上総額68億円から今年は約約3兆5110億円に達し、今後も継続的な成長が見込まれてます。今年のセールでは、参加マーチャントのグローバル化も進み、今後もより良いサービス、より新しい技術を投入していくことで、世界最大級の“オンライン・ショッピング・イベント” になる日も近いかもしれません。

 

日本企業が売り上げ上位に

「独身の日」大セールには、日本企業も本格的に参戦しています!企業間の激しい競争の中で、幾つかの日本ブランドが売り上げ総額の上位を占めています。これはなぜなのでしょうか?!

昔から品質の高い日本製品は中国人の間で、とても評価が高く、信頼も厚いのですが一方で「中国国内で購入しにくい」「偽物や非正規品ばかりが出回っている。」などの問題があって「本物」の日本製品への需要が非常に高いのです!大手越境ECプラットホームを通じて、高品質、信頼、安心の日本ならではのブランド力を強化し、中国人の需要変化に対応したことで、日本ブランドは3年連続トップ首位を獲得できているようです。

秘訣は「ニューリテール」

その中でも「ユニクロ」はアリババのアパレル女性部門で1位、男性部門で2位を獲得。100億円以上の売上を達成しました。その秘訣は「ニューリテール」と呼ばれる戦略。簡単に言えば、テクノロジーとデータを駆使し、オフラインとオンラインが融合した戦略で、より優れた顧客体験を届けることです。

・商品を店舗に引き取りにきたユーザーはさらに10元をディスカウント

・商品を店舗に引き取りにきたユーザーにはサイズ交換や返品に応じる

・価格もオンラインと実店舗で統一

オンラインでのオーダーをきっかけに来店してもらって、追加購入のチャンスを作り、同時に配送料の負担を減らしています。また、オンラインで服を購入する際の「サイズの不安」や「商品到着までの待ち時間」などの問題をうまく解消しています。でも、このような施策は中国に実店舗を多くかまえるユニクロだからこそできることかもしれません。

「京都産」が中国人には人気

カルビーは今年8月に京都で主に中国と台湾に向けた輸出工場を建設しました。生産商品は人気のシリアル「グラノーラ」です。パッケージに大きく「京都産」という文字を表示して、中国人に訴求しています。通常の1か月分が1日で売れる「独身の日」の需要に対応するために、この工場では1か月以上前から生産量を増加しました。

老舗の新しい「販路」

「日本香堂」は、440年余の歴史ある線香メーカーの老舗です。中国のデパートでの売れ行きが好調なことから、今年「独身の日」の商戦に初めて参戦することを決めました。その結果、人気商品の今期生産量は、例年の5倍に増加しました!「独身の日」をきっかけに、東南アジアなどにも販路を広げていきたいと考えているそうです。

 

まとめ

日本企業が新たな商機をつかむには、中国越境EC市場への進出が必須!!

経済産業省によりますと、中国「越境EC」市場の規模は、3年後には2兆8000億円余りと、昨年の2倍以上に拡大すると見込まれていて、日本企業にとって大きな商機が期待できる有望な市場となっています。また、日本では人口減少や少子高齢化により国内のマーケットが縮小しているので、海外で商品を販売できる「越境EC」を利用しない手はありません。

しかし、現在、中国で売れている日本製品はほとんどが世界中でよく知られるブランドに集中している上、越境ECプラットフォームへの出店に必要な書類の提出など複雑な諸手続きを経なければなりません。

例え、中国人が日本製品にどれほど信頼を持っていても、ブランドの力やそれを支えるマーケティング戦略がないと、越境ECの成功は容易ではありません。これから、中国向けの越境ECに進出を考えているのであれば、ぜひTYAにお気軽にご相談ください!

これからも中国の越境EC市場の実情、日本企業が中国越境ECを実現するポイントなどのお役立ち記事をシェアしていきますので、ぜひご期待くださいね!

#越境EC #独身の日2018 #1111 #ニューリテール #中国進出 #新たな販路 #double112018 #Tmall #shoppingday #bigsales #Japanesebrand

TYAの皆が、次に手に入れたいもの@香港2018

モノが溢れかえっている大都会香港。皆、買い物に貪欲です。TYAのメンバーは、最近どんなものを購入したいと考えている?今回はこんなフランクなお題で、話し合ってみました。

 

先ずはおいしい(?)コーヒーを一杯。


紙に欲しいものを描いて、プチプレゼン。ダダーン!

一番うまく描けて、面白くプレゼンできた人には…まぁ、何もあげなかったんですけど・・・。なかなか面白いモノが揃ってましたよ!

これ面白い。パナソニックのデジタル靴脱臭機。この時はまだ未発売だったのですが、先日帰国した際に見つけたのがこちら。ネット上ではレビューがあまり見つからないので性能のほどはあまり定かではありませんが、気になる商品としてネットでは、ちょっとした話題にはなっているようです。この他に、脱臭機能つきのハンガーも発売しています。

 

 

さて、次の気になるものは・・・


優しいステファニーが一番気になっているのは、癌の進行を止める新薬。それからUberフライングタクシー。この「空飛ぶタクシー」は、2020年にはロサンゼルスで試験サービスを始めるそうですが、まだまだ課題はたくさんありそう。空や海の好きなステファニーらしい「気になるもの」です。はてさて、アジアでUberヘリコプターに乗れるのはいつ頃になるでしょうか。

我らのチームリーダー、ルーリさんの関心はこれ。もうわかりましたよね?

 

 

そう。コレです!

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この犬型ロボットは、ボストンダイナミクス社(英語: Boston Dynamics)の「SpotMini」の新モデル。同社はアメリカ国防総省の軍隊使用のための新技術開発および研究を行う機関、国防高等研究計画局(DARPA)からの資金援助を受け、軍事用として極めて優秀なロボットを作り続けてきた会社です。

2013年12月にGoogle社に買収され、2017年6月にソフトバンクグループが買収しました。この「SpotMini」の新モデルは人に邪魔されても自力でドアを開ける動作がスムーズすぎると話題になったロボットですね。

 

ルーリさんは、感情に訴えかけるようなロボットより、こういった、より機能的なロボットに価値を見出して注目しているようです。

 


最後は最近TYAに入ってきてくれた、キンダーくんの欲しいもの。なんだか最新デジタルデバイスばかり。ウェアラブルモニターと家庭用お手伝いロボット。

 

この他にも、皆が欲しがっていたものは、デジタル関連サービスや、IoT商品などばかりでした。「香港」に関連したものをあげてくれたのは、オクトパスのデジタル移行化を上げてくれたジェリーのみで、後はグローバルに展開されるプランや商品ばかりでした。

 

ものやサービスのデジタル化は、ますます加速しますね。ぼんやりしているとその波に飲み込まれてしまいます!

TYAのメンバーもこんな風に常にトレンドを意識してしていく必要がありそうです。皆さんも私たちと一緒にデジタライゼーションしませんか?

 

 

#急げ #デジタル化 #会社も #みんなも #TYAスタッフ
#digitalization # yourwishlist #newtrend #betterworld      


「Tik Tok」マーケティング戦略のユニークさは?

そもそも「Tik Tok」って何?

「Tik Tok」は中国のメディア企業Bytedanceが提供するショート動画共有SNSアプリです。 アプリ内のリストから好きな音楽を選んで思い思いの15秒ムービーを手軽に撮影してシェア。気に入ってもらえると、たくさんのいいねやコメントをもらうことができます。2016年9月にサービスを開始し、2017年8月には海外にも進出。世界中で大人気となっています! 6月には全世界での月間アクティブユーザーが5億人に達しました。(中国国内・デイリーアクティブユーザー1.5億人)2018年の第1四半期には世界で最もダウンロードされたアプリとなり、ダウンロード数は推定で4580万回にも上っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

若者を夢中にさせたら、成功?!

ごく短時間で急成長した最大の理由として、ユーザーのターゲットが明確であることが挙げられます。若者、特に10代を多く抱え込んでいることが「Tik Tok」の強さの根源と言ってもいいでしょう。幼い頃から当たり前のようにYoutubeで動画を見ていた世代が最もヘビーにこのSNSを使い込んでいます。彼らの心をがっちりつかんでいると言えるでしょう!

では、「Tik Tok」が若者を夢中にさせるわけをもう少し考察してみましょう。

1.シンプルに楽しいです。

やって楽しい、見るのも楽しい、自分一人でも楽める、家族や友達と一緒にやったらもっと楽しい。正に「紀錄美好生活」(中国語原文)というアプリが掲げるスローガンがぴたっとはまるほど楽しいです!

2.自分の個性をアピールできます。

自分の表現で、自分をアピールしたい、という若者のニーズを十分に満たしています。自分で、おもしろい、かわいい、かっこいい、個性溢れるオリジナル動画を作ってみたい気持ちを高めてくれます。

3.イノベーティブでデザインもすてきです。

例えばスローモーションで撮影し、再生時には通常の速さにすることで早送りのような効果を出すことができるとか、指定した箇所で画面を揺らしたり、ノイズを入れたりといった魅力的な機能を備えています。

4.コンテンツは豊富で内容もバラエティに富んでいます。

様々なレコード会社とも連携していて、音楽ライブラリーの選択肢もたくさんです。ユーザーは自分の好きな音楽に合わせて、踊りや手振りダンス、可愛いペットの紹介、豪華な結婚式からの作品、日常のくすっとするようなエピソードまで、コンテンツがバラエティに富んでいます!  

5.プロの手によるものじゃない、素人の投稿が受けています。

素人でも手軽に動画を作れる!公開していいねやコメントがもらえる!実際に作ってみると、曲とのタイミングを合わるのに苦心したり、意外とセンスが問われることになります。ユーザーの中にはダンスの踊り方解説で大人気となり、プロになった人もいるようです。

 

「Tik Tok」は今後どうやってプロモーション?マネタイズの方法は?

企業向けにアカウントをオープンすることもありそうです。企業は商品やサービスをネタにした「Tik Tok」流儀の動画を見てもらうことによってユーザーとのエンゲージメントを高めることができると思います。広告収益のモデルが見込めるのではないかと思います。

また、これまでにどんな動画が流行ったかというデータが蓄積されているので、そのデータを元に、どんな動画を作成したら流行るのか、受け入れてもらえるかを企業などに提案するなど…色々マネタイズの方法がありそうですね。

実は現時点でもいくつかのブランド(Alipay、Airbnb、Xiaomi、JD京东、TMALL天猫、C-tirp携程)を始め、中国国家博物館なども「Tik Tok」でマーケティングの実験を行っています。日本ではまだ始まっていませんが、次なるコンテンツマーケティングのプラットフォームとして、今後広まっていくことになるはずです。

 

まとめ

これまで「Tik Tok」は無理に広告でユーザーベースを広めて来たわけでありません。プロダクトそのものがターゲットが明確であり、楽しく、面白く、かつ、発信したい、認められたい欲求を満たすことができるものなので、ユーザー間で口コミやシェアなど自然に広まって来ました。多くのアプリではユーザーを増やそうとするあまり、たくさんの予算を使って、関係のないターゲットのユーザーまで集めた結果、たくさんの離脱やミスマッチを引き起こしがちですが「Tik Tok」は理想的な形で伸びています。これも「Tik Tok」のマーケティング戦略のユニークさです。

異なった課題に対しては異なった解決策があります。マーケティングの目的を決定するためにはディスカッションとリサーチが欠かせません。いつでもお気軽にTYAにお尋ねください!

大流行!シェアリングエコノミー。香港&日本では?

ここ数年、「シェアリングエコノミー」という言葉をあちこちで耳にするようになりました。シェアリングエコノミーとは、デジタルテクノロジーを活用して、物、サービス、場所などを共有・交換することによって成り立つ新たな経済の形です。ますます領域を広げている様々な形のシェアサービスが世界中で大流行しています。

一方、香港や日本ではあまり盛り上がってないのはなぜでしょうか?今後はどのような進化を見せるのでしょうか?

まず世界に先んじてシェアリングエコノミーが広まっているアメリカについておさらいしてみましょう。

Uber、Airbnbを始めとして、多くの大手シェアリングエコノミー企業の発祥地アメリカでは、大部分の消費者がシェアリングエコノミーにすでに慣れてしまっている、と言えそうです。新しい産業としてどんどん拡大していくと同時に、利用中に生じた問題、データーの管理方法や個人情報流出、利用者の安全性と利益保護に関する疑問などネガティブな広がりも否めません。しかしそれは、いち早く次の課題を捉えていとも言えます。

 

爆速で広がる中国のシェアリングエコノミー。

この流行に素早く反応したのは中国。各種のサービスが登場するや否や消費者に大歓迎され、中国のシェアリングエコノミー市場は急成長しています。最初のシェアバイク(摩拝単車とofo)の流行からライドシェア(滴滴出行=UBERを撤退させました)、フードデリバリー、民宿、駐車場、充電バッテリー、傘から贅沢品に至り、日常生活の各領域に次々とその範囲を拡大していきました。アリババやテンセント、百度などの大手ネット企業と連携したサービスは、巨額の投資資金を得て、ますますビジネスを拡大しています。更に、中国政府も積極的な姿勢で新産業を支援しているので、その速度は爆速です。

中国でシェアサービスがここまで広がる要因は、国民的SNS(Wechat)と国民的モバイル決済(Wechat PayやAlibaba Pay)の普及にあるでしょう。例えば、配車サービスを利用する場合、配車の依頼から支払いまで全てスマートフォン一台で簡単にでき、すぐにタクシーを捕まえられる上に、普通のタクシーより、やや安価な価格になっているので、利用者からは非常に好まれています。

また、ネットで知り合った人とシェアハウスをしたり、タクシーに乗る際にも見知らぬ人とタクシーを相乗りすることも厭わない中国人にとっては、元々シェアには抵抗感が薄いということも原因の一つだといえそうです。

もちろんシェアサービスは良いことばかりではありません。滴滴と契約しているドライバーへの審査と管理が不足で、殺人や強姦悪性事件が頻繁に起こり、大々的に批判されています。便利さと最大利益を求めるあまり「法律無視あるいは法律違反ギリギリの経営をやってもよい、問題が起これば事後に補償すればよい。」という考えは問題があります。今後、法的な規制や安全性への配慮を高めていく必要がありそうです。

香港での現状。

「アジアの国際都市」香港ではどうでしょうか。香港Uberが頻繁に既存のタクシー業界との軋轢や、法的規制との間で、葛藤にさらされています。「白タク行為」としてドライバーが逮捕されたり、タクシー業界にも強く反発されています。また、シェアバイクはサービスを開始してすぐに、利用者が破壊したり、不法投棄を行うなどの様々なトラブルが相次いだために、半年も経たずに撤退することになりました。

それだけではなく、香港人は政府の承認を得ていない非公式なサービスに対する不信感が高いと言えそうです。土地が狭くて、各種のインフラも既に整備されている香港での暮しは、元々非常に便利なのでアメリカや中国で流行っているシェアサービスがそのまま香港に進出してもうまく機能しないものもあります。

しかし、香港ではシェアリングエコノミーがある分野において順調に発展しています。その一例としては、コワーキングスペースが挙げられるでしょう。オフィス家賃が高いため、スタートアップ、起業家、フリーランサーにコワーキングスペースを提供する会社が増えてきます。国際的な人材が集まる香港ならではの新しいシェアリングエコノミーの形かもしれません。

 

日本では?

香港と同じように、日本もシェアリングエコノミーの大潮流から乗り遅れているのでしょうか?Uberが2013年より都心部で試験運用を開始しましたが、ドライバーのライセンス許可などに対する厳しい規制やタクシー業界の強い反発によって期待したほどの大きな広がりは見られませんでした。2018年「民泊新法」の施行は各地の民泊に制限が強く、事実上の民泊禁止法となっていて、Airbnbなどにも大きな影響を与えそうです。シェアリングエコノミーは、もともと先進国の浪費的なライフスタイルに対する反省から提唱されたという側面もあります。で、あればフリマや本やCDなどの中古市場が、それなりの規模で展開されている日本で盛り上がらないのは不思議に思えます。

背景として、香港とも共通の理由があるかもしれません。元々インフラが完備されていて便利な日本社会で、厳しい法律上の規制と既存業界からの強い反発もあるとすればシェアリングエコノミーが発展することが難しい、ということではないでしょうか。また、利便さより先に安全性の確保やプライバシーの保護をという意見が出て来れば、考慮せざるを得ません。

とはいうものも、いかにも日本特有のサービスも生まれています。例えば、家事を始め、子どものお迎え、ペットの世話などを「ご近所サポーター」と呼ばれるで近所のスキルのある人に依頼できる「ANYTIMES(エニタイムズ)」というサービスや、父母に代わって日本に住む優秀な留学生や帰国子女が子供の送迎を代行する「お迎えシスター」など。また、メルカリはものを大切に使うことを重んじてきた日本人としては、とても面白い現象だと言えそうです。日本特有のサービスはこれからもどんどん出てきそうです。

そして何より、様々なサービスや、人、お金が越境して入ってきているグローバルな時代です。既存業界との共存も模索されていますし、何より高齢化社会の日本は変わっていかなくてはいけません。環境の整備があれば、日本のシェアリングエコノミー市場の拡大には拍車がかかっていくのではないかという期待もあります。

今年9月末、中国の配車大手の滴滴出行は日本のソフトバンクと合弁会社を設立。スマートフォンアプリでタクシーの配車依頼ができるサービスを大阪市で始めました。タクシー業界からの反発に考慮し、日本最大手のタクシー事業者とも連携をしています。シェアサービスの安全性と個人情報保護を高めるための規制と管理を改善する検討も行われているので、利用者も安心して利用できるようになる見込みで、期待が高まります。

 

まとめ

シェアリングエコノミー。必ずしも大きな市場でシェアを獲得したプラットフォームが他の地域でも勝者になるのではなく、その国・地域や人々の習慣に合わせたローカライズが重要であると言えそうです。伝統的な企業やITジャイアント、少数精鋭のスタートアップなど様々なサービスが勃興しては融合を繰り返し、ものすごいスピードで拡大していきます。中でもアジア市場!ますます目が離せません。香港・日本を股に掛けてアジアに繰り出すマーケティングならTYAにお尋ねください!

どのエンゲージメントがいいエンゲージメント?(JP/EG)

デジタルマーケティングをどうにかしなきゃ、という事がマーケッターの頭痛の種となってから数年が過ぎました。どこから手をつけていいのか、どうやったら成功と言えるのかという疑心暗鬼もあってテクノロジーは出揃っているものの、できれば手をつけたくないという期間が長かったと思っています。しかし、昨年くらいから、香港でもいよいよ多くののブランドがデジタルマーケティングに予算を割くようになってきました。

How to be involved in digital marketing has been an annoying problem for many marketers for many years. Having no idea where to start or how to achieve the final success, although the technology is already well equipped, many marketers still try not to be involved in it if possible. However, since last year, even in Hong Kong, many brands started to spare the budget for digital marketing.    

様々な機会に企業のマーケッターの方々に最近はどんなプロモーションを考えていますか?と尋ねてみると、ほとんどが”テレビはあまり考えてない。なぜなら誰も見なくなったから”と答えます。(TVBなどがIPTVとしてスマホでも見れることを考えるとこれはちょっと乱暴な意見かもしれません)そして、展開しているのがディスプレイ広告やインフルエンサーを起用したマーケティングだと教えてくれます。

When I asked marketers from different companies on various occasions about their opinions about recent promotions, most of them replied that they are not considering much about TV commercials cause recently no one likes to watch TV(but thinking of TBV used IPTV to enable audiences to watch on smartphone, this opinion may be a little bit too extreme) Then they told me that their main focus is display advertising or KOL marketing now.

その時、いつもお聞きするのが、それではどのような目的やKPIを持ってキャンペーンを展開されてますか?という質問です。皆さん、大概、言葉に詰まって、えーと、リーチやエンゲージメントですと答えることが多いようです。ただ、キャンペーン全体や個々のコンテンツ単体で目標とする指標までは設定していないことがほとんどのようです。

The question came often after that is what kind of purpose or KPI you set before starting the campaign promotions. In this case, almost everyone turned out to be speechless and hesitated to give me the answer of reach and engagement. But the majority don’t have a clear goal and indicator for the whole campaign or the single content post.

考えてみるとエンゲージメントというのはかなりファジーな言葉ですね。何を持ってエンゲージメントを得たと考えられるのでしょう?香港で良く広告が打たれているフェイスブックの場合は、ご存知のようにリーチ÷(いいね+シェア+コメント+クリック)で長くエンゲージメント率としてきました。しかし、リアクションとして一律に1つのエンゲージと捉えるにはこの4つのアクションはタイプが違いすぎます。軽い気持ちでいいねを押すのと、コメントをするのでは動機も異なるはずですね。最近はここにビデオ視聴も含まれたことでエンゲージメント率が上がっていますが、これもまったくタイプの異なるアクションです。

If we think deeply about engagement, it’s actually a very fuzzy word. What we should have to achieve engagement? As for Facebook, which is often used by many advertisers in HK, the engagement rate is calculated as the numbers of engaged users(like+share+comment+click) divided by the total reach of one post. However, these four reactions are totally different if we consider them respectively instead of one engagement conception. The ones who casually pressed likes button tend to have different motivations with those who gave comments. Recently, video views is also counted as engagement rate which helps it rises up, but this is completely different type of reaction too.

フェイスブックだけを見ても、一言でエンゲージメントを語ることができないわけですが他のSNSになればそもそも指標が異なります。TwitterではRetweet数が大きな意味を成すでしょうし、Youtubeでは視聴された時間が重要です。アプリならそのアプリを使って過ごした時間が大事です。

It’s already difficult to describe the engagement using a few words even if we only focus on facebook, let alone other SNS with different standards. For example, for Twitter, the numbers of retweet mean a lot while the time of viewing is super important in Youtube case. And for Apps, the time we spend on it is significant.

そして、デジタルの媒体での体験だけでなく、例えばあるブランド主催のイベントに参加して感動してファンになった、好感度や購入意向が上がったいうのもエンゲージメントでしょう。

Furthermore, not only the reactions on digital media, engagement should also include something like when attending an event organized by one brand, people feel touched, follow it and thereby the brand preference and purchase desire are upgraded.

まったく異なった測定基準を統合して、どのようにマーケティングのROIを測るのか?マーケッターの頭痛は消えることは無いですね。それでも、重要な事は、キャンペーンを開始する前に媒体や施策毎の目的やKPIの設定と測定基準の計画を練る事ではないでしょうか。

How to integrate totally different standards to measure and evaluate the marketing ROI, which continues to be the annoying problem for marketers. It seems there is no universal answer to this question, but no answer is an answer! It reminds us that before starting a campaign, it’s important to clearly elaborate a plan about the goal, KPI and evaluation standards for each post.

デジタルマーケティングに予算を割くブランドが多くなった事自体はいい事かもしれませんが、インターネットをブラウズしているとまったく自分に関係のない広告が頻出したり、ブランドを毀損しているようなインフルエンサーの動画があったり、より良いマーケティングの効果を得るためには、まだまだ研鑽と努力が必要なのかもしれません。TYAでは、こうした課題についてじっくりお話できる機会を楽しみにしています。

It may be a good thing that more and more brands spare budget to digital marketing, but many displays unrelated or some KOL videos which damages the brand image frequently appear when browsing the internet. To achieve better marketing results, we need to take more effort and research on it. We, TYA, are looking forward to having opportunities to discuss about this theme with you in the future! Please feel free to contact us!

 

アドテク東京2018:今、広告が大事にすべきもの

10月4, 5日の2日間、アドテク東京2018に参加してきました。多くの登壇者が展開されて議論の中から、僕らが気になった議論をいくつか紹介します。

クライアントファーストの広告は届かない

このところ特にインターネット広告の無神経さが目立ちます。デジタルだから、本当に必要な情報をその情報が必要な人にだけ届けられるはずなのに、「ストーカーみたいな迷惑な広告ばかり送られてくる!」ということが起こっているのです。そもそも、デジタルであろうがトラディショナルであろうがクライアント(事業主)の意向(利益や売名行為)ばかりを汲んだクリエイティブは虚構であり、人々の気持ちを動は動かせないのではないか。

– 広告で人の心を動かそうというのがそもそも間違い

– 本当に起こっている(起こった)ことでしか人の心は動かない

– その本当のことをドキュメントにするしかない

これはTeam Labの猪子さん達が、「人の心が動くクリエイティブ」というパネルで話してくれた内容です。これはただ単に興味深いというだけではなく、自分たちエージェンシーが現在やりがちになっていること、すぐにでも変えていかなければいけないことについて、大きなインスピレーションを受けることになりました。利益や売名行為優先で作られた広告やストーリーは真実味に欠けるばかりでなく、自画自賛を助長するだけのつまらないものになってしまいがちなのです。

それに関連した内容としてTranscosmosさんのKeynoteでも広告はスポンサーファーストからコンテンツファーストになったスポンサーはタニマチ*としてワークしてほしいという話がありました。よくできたTVCFを10回視聴するより1回の素敵な体験の方がささるという時代に、スポンサーがタニマチになる。そういう形も増えていくかもしれません。

さらにデジタルとアナログで大事なものを片方だけ選べという面白い議論の中では、データを重視するのはいいけど、アナログな現場での体験を基にして語られないのなら意味がないという提言もありました。データーはマーケターの心強い味方ですが、クラウドやシステムに問題がきたした時には全てがとんでなくなってしまう可能性もあります。

 

デジタル時代のマーケティングチーム編成

もう一つ興味深かった話は、デジタル時代にマーケティングチームの編成はどうあるべきかというものです。つまり

– 企業のマーケティング活動がカバーする領域はますます広くなっている

– 更に、それぞれの場所で、様々なターゲットに合わせて多彩なイニシャチブを素早く展開しなければならない

-結果は素早く分析し、不断に最適化しなければならない

という前提の中で、これを円滑に素早くワークさせていくにはどんなチーム編成をしたら良いのか…。なかなか難しい問題です。昔のようにクリエイティブディレクターがトップダウンで物事を進めていくというような垂直統合型のチームでは太刀打ちできないので、広く社内外から人材を誘致しヒエラルキーを排した円卓型の組織にしなければダメだという議論が吉野家やカルビーなど、名だたる企業の方、エージェンシー出身のパネラーなどからあがりました。

すでにデジタルトランスフォーメンションが推し進められる世界においては

– Coopetiton(競合相手との協業)

– 非対称業界との提携(これまでには関連のなかったような業界との提携)

– ユーザーや隣接業界とのコラボ

– スタートアップとの連携

が進んでいます。マーケティングの現場も、より幅の広い知見を持った才能との共同作業の機会を求めて、あらゆる場所で円卓型のチームがますます増えていくはずです。

 

まとめ

TYAでもこれを進めてCoopetiton(競合相手との協業)ユーザーや隣接業界とのコラボ、スタートアップとの連携など積極的に行っていきます。

カスタマーと事業主の関係はどんどん変わっていきます。新しくなっていくコミュニケーション。日本のみならずアジアにあっても同様です。皆様と一緒にマーケティングのより良い形を考えていければと思います。アジア、香港でのマーケティング、TYAにぜひご相談ください



*タニマチ谷町)とは相撲界の隠語で、ひいきにしてくれる客、または後援してくれる人、無償スポンサーのこと。 現在では相撲界以外に野球界、プロレス界などの他のスポーツ、また歌舞伎界や演歌界を中心に芸能界でも幅広く使われる。ーウィキ

 

ヤクルト香港様50周年記念パーティ(JP/EG/CAN)

香港益力多50周年晚宴!

益力多陪伴香港人成長50年啦!喺1968年,香港仲發展緊嘅時候,益力多就已率先進軍香港,守護港人健康。到今時今日,每日有成幾百萬樽益力多出廠上架,同全港七百萬人見面㗎。喺9月29日,香港益力多就舉辦咗50周年晚宴,而我哋TYA就從活動企劃、執行、會場佈置、演出節目安排、客人接待,到商標設計以及宣傳片製作等,都全程落手落腳參與㗎!

等我哋一齊聽吓,同時並用日文同廣東話嚟幫手搞呢嗰 event 嘅TYA成員Charlotte,有啲咩感想先!

「如果要揀一個 term 嚟總結成件事嘅話,我會話喺『文化接觸』。

雖然平時响TYA,每日都已經聯合國咁款 —— 同事 intern 仲有我哋啲客,基本喺嚟自五湖四海,但响今次呢嗰 project 仍然受到唔少文化衝擊。

除咗大家都知嘅,跟日本人合作嗰陣一定會更加注重細節呢點之外(亦都託賴呢點,成嗰 event 喺超級準時咁結束),仲有一啲好有趣嘅例子。譬如我哋周不時都會跟香港益力多高層講,『醒獅點睛唔同日本嘅達磨㗎,你要點晒兩隻眼㗎,唔好淨喺畫一隻眼呀』。

所以响成嗰參與過程入面,嗰腦就會成日都諗起兩句老生常談嘅金句:『唔好當正啲嘢喺老馮』,以及『大膽質疑小心求證』。可以參與到呢種咁特別嘅旅程,喺開心嘅。」

响活動接近尾聲時,益力多嘅總經理特別提起我哋TYA,真喺「全員感無量」!臨走嗰陣,TYA成員仲同益力多嘅負責職員攬埋一舊,真喺好滾動!

香港益力多50歲生日快樂!要繼續等我哋香港人每日都有益力多飲!

香港の人々に愛されて50年!香港がまだ発展途上にあった1968年よりヤクルトは香港の人々の健康作りに貢献してきました。今では人口700万強の香港で毎日何百万本のヤクルトが出荷されています。9月29日。その栄えある50周年記念パーティ。TYAはイベントの企画、進行、会場作り、出し物コーディネート、受付、印、記念ムービー制作など、全般に渡ってお手伝いしました。

日本語と広東語を駆使してイベントの進行を円滑に運んでくれた弊社のシャーロットにその時の様子を聞いてみました!

「私にとって、このイベントに参加した感想は一言で言うと『多文化交流』だったと思います。もちろんTYAにいる時も、日本人の同僚やインターン、地元香港生まれのスタッフや海外からのお客様など、日常的な多文化交流のチャンスが多かったので、このプロジェクトで改めて大きなカルチャーショックやチャレンジがありました。

日本人と一緒に働くと、やはり細かいことにこだわり過ぎるというイーメジがあります。そしてそれはやはり嘘ではありません。(笑)でも香港人である私にとっては、時間通りに効率よく仕事をこなせるので、いいことだと思えます。これだけではなく、他に面白いエピソードとしては、中国の伝統芸能の一つである獅子舞の『ライオン』に黒目を書き入れる時には、ヤクルトの担当様に日本の『だるま』とは違って両目を一緒に書き入れる伝統があることをお伝えしました。

このイベントを通して、伝統的な道徳観を二つ思い出しました。何もかも当然だと思うべきではないこと。それから、よく質問して勉強することです。こんな素敵なイベントに参加できて大変感謝したいと思います。」

イベントのクロージングでは総経理よりTYAへに格別の言葉をいただき、全員感無量。また、撤収の際には担当者様と抱き合って労をねぎらうことが出来、大変に光栄なプロジェクトになりました。

ヤクルト香港様、50周年本当におめでとうございます!これからも香港の人々の健康を守ってください!

From 1968 when Hong Kong was still in its way of development, Yakult has already come to this land and been devoting a lot to the locals’ health improvement. Being strongly loved and welcomed by HK people for 50 years, Yakult now daily delivers millions of their products to HK.

On Sep 29th, to celebrate this gorgeous 50th anniversary of Yakult,we TYA got the great honour to participate and support during the whole process from the event planning, execution, venue arrangement, coordination of entertaining activities, guest reception to the design of presenting logos and movies.

Lets check how TYA member Charlotte felt when using both Japanese and Cantonese to ensure this event going smoothly!

「If I am to conclude this whole journey in one term, “intercultural communication” would be my pick.

While being in TYA HK, we do get involved into cross-cultural interaction already —with all our colleagues, interns, as well as other clients from all walks of life, local or overseas— on a daily basis, the cultural challenges coming from this project is still in an overwhelming amount.

Other than paying minute attention to details, a typically anticipated chore when collaborating with Japanese (which is good actually, as this made it possible to complete the rundown sharp on time), the fact that we had been reminding Yakult HK’s management staff from time to time, that they shall dot both of the lion’s eyes during the lion-awakening ritual, instead of just one eye like in Daruma doll’s case, should explain well how all these challenges had emerged from.

Hence throughout the entire journey did I always recall two good old morals: not to take things granted, and question everything to learn something. Definitely grateful to have gone through this one of a kind experience.」

At the end of the event, the general manager gave TYA members a special comment saying that your spirit of teamwork as a whole is so powerful. Also, after event all the staffs in charge enjoyed a great time together. This is such a highly honours project!

Happy 50th anniversary, Yakult HK!                                                          

 

話題の「粤港澳大湾区」・香港の重要性!

香港から「高鉄」で広州まで僅か47分!

最近大きな注目を集める「広深港高速鉄道」は9月23日に香港からも正式に開通・運営を開始しました。香港の西九龍駅発の高速列車は中国本土の44駅にアクセス可能!一気に多くの都市間の移動が可能になりました。うち6駅は短距離駅で、38駅は長距離。短距離は西九龍駅から福田駅まで僅か14分で、今まで香港から2時間ほどかかっていた広州南駅までは47分程度で到着。運営初日に高速鉄道を利用した乗客数は延べ7万5000人を上回ったそうです。

一大ベイエリア構想、一気におさらい。

「粤港澳大湾区」という構想は中国政府が打ち立てる「一帯一路」企画の水上シルクロードとして、広東省珠江デルタの9都市と香港・マカオの両特別行政区の一体化を推進する計画です。各地の経済的な優勢性を活かして金融と科学技術産業の中心、世界三大湾区(ニューヨーク・東京・サンフランシスコ)を目指す狙いです。世界的にもベイエリアがもたらす経済成長は莫大です。この大きな構想のもたらすビジネスチャンスは本土の企業だけではなく、日本企業にとっても大きなものにできるでしょう。

 

香港発・具体的な変化・大きな影響が出る業界をチェック!

観光:まずはそれぞれの出入境手続きの簡素化がおこなわれます。増加する旅行者、入境者のためのインフラの整備も加速するでしょう。香港は元々大人気の観光地なので、中国本土、特に広東省各地との繋がりが一層強まることによって本土から更に多くの観光客を迎えることになりそうです。

そのためのエンターテイメント事業も増えていきます。例えば歴史文化観光資源の魅力を更に高めるため、西九龍文化区で香港故宮博物館を建設し、様々な展示会やイベントを行っているのもその取り組みの一環でしょう。

飲食:レストランや小売店などの飲食業は最大のベネフィットを受けるでしょう。それは開通したばかりの西九龍駅構内に様々な飲食店が集まっているのを見れば明らかです。本土の代表店舗以外にも、濃厚豚骨ラーメンの「ばり馬」などの日本食の店もあります。日本料理が非常に普及している香港ならではですね!今後香港で好評を受けた店がどんどんと中国本土市場に進出していくことも予想されます。

金融:「大湾区」は香港を中心にして、各地金融市場の双方向拡大による「金融核心圏」の設立を目指しています。金融が伝統的に得意分野である香港は今までの強みを存分に発揮して、都市間の金融市場の発展を促進するとみられます。これまで以上に経済的発展を加速させるために、中国中央政府は通貨、資本と情報の流れを大湾区内により、より自由にする狙いです。海外の企業が香港で事業を設立して、大湾区全体にビジネスを広げることも容易になるでしょう。

科学技術革新とイノベーション:大湾区はアメリカのSilicon Valleyのような全国の科学技術革新とイノベーションセンターとしても機能させていく計画があります。特にイノベーション分野での発展が著しい深センは、目まぐるしいほどのスピードでIT化や自動化、スマート化が進められています。テンセントやバイドゥのような有名な大手企業があると同時に、小規模なスタートアップの会社も続々と設立されています。その流れを促進するためにも、大湾区を通して企業家、金融家、技術者の連携を強化していく狙いです。

アーバンシティ計画:新しいビジネスチャンスのための人材確保のため、暮らしやすい環境都市計画も推進されています。例えば、碧桂園という不動産会社はドイツのモデルを手本にして惠州にて科学技術タウンを建設しています。綺麗なワークプレイスと学校や病院やジムなどの生活施設をちゃんと整備して多くの技術イノベーション企業を招き、仕事と生活のバランス良い都市計画をしています。大湾区は今後技術の革新とイノベーション分野においてきっと大きな発展機会あるでしょう。

 

香港を拠点として、大湾区に進出をしよう!

金融ハブと言われる国際都市香港は法律の保障、低税制、自由な資本と情報の流れという多くの強みを持っています。「大湾区」である中国本土ではまだまだこのような環境を手に入れることが難しく、また国際基準でビジネスをスケールさせたい起業家や企業にとっては必ず担保しておきたい条件です。リスクマネジメントを考えても「大湾区」でのビジネス拠点は香港がベストでしょう。

このベネフィットを鑑みれば香港はしばらくは、常に「大湾区」の中心であり続けると予想されます。中国と海外を繋ぐ役割を果たしていく重要な拠点なのです。

「大湾区」をうまく活用すれば、日本企業にも大きなベネフィットをもたらします。モノづくりのための知恵や伝統を忘れず、新しいモノへ融合・改良するのは日本人の得意の分野です。深圳などの技術革新とイノベーションの進展、スタートアップとの連携なども有効に取り入れれば、面白い化学反応が起こるかもしれません。特にフィンテック、ロボティクス、AIなどの新しい分野は日本の高度な科学技術と革新能力に大きな期待を寄せています。このチャンスをしっかりと掴みに来てください!

香港・大湾区でビジネスを起こす場合、マーケティングのお手伝いが必要な場合はTYAまでお気軽にご相談ください!