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青い目と茶色い目が並んだクローズアップ写真。これからの「企業の責任と多様性」を象徴している。

【マーケの種 101】責任感とマーケティング戦略⑦(最終回)

― これからの責任感は「多様性」とどう向き合うか ― ■ 変化する世界に、変わらない責任感はあるか この連載では、責任感というテーマを軸に、企業のマーケティング戦略がどのように形づくられているかを見てきました。 文化による価値観の違い、ブランドごとの方針、現場の裁量、CSR、危機対応──いずれの領域においても、「責任感」は企業の内側にとどまらず、 顧客や社会との接点をかたちづくる中心的な要素であることが明らかになりました。

香港のエレベーターの階数ボタンパネル。18階のボタンが点灯している。ボタンには点字も併記されている。

【香港図鑑92】エレベーターの行き先階ボタン 🎛️

なぜ、左右で「世界観」が違うのか? 🛗 ボタンは両側。でも中身は別物⁉ 香港のビルでよく見かけるのが、エレベーター内に左右2つの行き先階パネルが設置されているタイプ。一見便利そうなのですが、ボタンの配置が左右でまったく違うことが意外と多いんです😳

カメラを構えるジャーナリスト、危機対応の報道シーン

【マーケの種 100】責任感とマーケティング戦略⑥

― 危機対応にこそ、ブランドの本心が出る ― ■ 危機は、責任感が「見える化」される瞬間 どんなに準備をしていても、企業活動にトラブルは避けられないものです。 製品不良、情報漏洩、システム障害、SNS炎上── こうした緊急事態に、企業がどうふるまうか。

「髪」という漢字一文字が大きく書かれた、香港の上海理髪店のレトロな看板。長年の歴史を感じさせる佇まい。

【香港図鑑91】上海理髪店 ✂️

“刈る”だけじゃない、文化を刻む場所。 かつて香港の街角には、「上海理髪店」と呼ばれるバーバーが数多く存在していました。その名の通り、上海出身の理髪師たちが営むお店で、1950〜70年代には全盛期を迎えます。彼らの高い技術と丁寧な接客で、多くの庶民に愛されてきました。特に顔剃りやマッサージ、整髪の仕上げには定評があり、「散髪はここで」と決めている常連客も多かったとか💈😊

スクラブルの文字タイルで「BE KIND(親切になろう)」という言葉が作られている。企業の社会的責任(CSR)の根底にある、他者を思いやる気持ちを象徴する写真。

【マーケの種 99】責任感とマーケティング戦略⑤

― CSRはブランドの約束を社会に向けて語る ― ■ 「社会との関わり方」もブランド戦略の一部です かつて、CSR(企業の社会的責任)は経営の“おまけ”のように扱われていた時代がありました。ですがいまや、CSRはマーケティング戦略の中核に位置づけられるようになっています。

Team members working together to complete a puzzle, symbolizing responsibility and collaboration.

【マーケの種 98】責任感とマーケティング戦略

― ロイヤルティは責任感から生まれる ― ■ 「好き」だけでは続かない 企業と顧客の関係は、出会って終わりではありません。むしろそこからが本番であり、いかに継続的に選ばれ続けるかがブランド戦略の重要なテーマです。この “選ばれ続ける状態” を、マーケティングでは顧客ロイヤルティと呼びます。

香港のスーパーマーケットの陳列棚に並ぶ、シマヤの「だしてんねん」やカネ七の「しいたけだし」などの日本産だしの素

【香港図鑑110:だしの素】

おうち和食の時代、香港にもじわじわ広がる「出汁文化」 誤解を恐れずに言えば、かつての香港では**「自炊」はそこまで一般的な行為ではありません**でした。 特に中心部では、外食文化が根強く、屋台・茶餐廳(チャーチャンテン)・点心店などの選択肢が豊富で、しかも安くておいしい。

テーブルの上に置かれた開いた本。ページがめくれかけており、物語の始まりや変化を象徴している。

【マーケの種118:売れるための変質①】

「売れる」って、どういうことだろう? 作品が広く知られ、長く愛されるようになるとき、そこには“変化”が起きています。原作にあった哲学的な深さ、社会への問題提起、登場人物の複雑な内面——そうした要素が、より「わかりやすく」「親しみやすく」変えられていく。 たとえば、ムーミン。鬼太郎。デビルマン。どれも、原作とは姿を変えながら、アニメや商品展開を通じて世代を超える存在となりました。

香港・尖沙咀のネイザンロード沿いにある重慶大廈(チョンキンマンション)の入り口と「重慶大廈」の看板

【香港図鑑109:重慶大廈】

ニセモノ時計とカレーの迷宮は、静かに変わりつつある 香港は尖沙咀(チムサーチョイ)のネイザンロード沿い。通称「チョンキンマンション」こと**重慶大廈(Chungking Mansions)**は、今日も堂々と街の一角にそびえ立っています。

赤と金を基調とした高級イタリアンレストランの内装と、鯉のぼりが飾られたカジュアルな日本料理店の外観の比較

【マーケの種117:飲食とは雰囲気を作ること⑤】

🏮**“空間が味を変える”──飲食体験を左右する雰囲気の力** 赤と金のイタリアンも、鯉のぼりの日本料理店も、 それぞれのターゲットにとって“魅力的な雰囲気”を提供しているという点で共通しています。 料理の味そのものはもちろん重要ですが、空間の演出が体験全体の印象を大きく左右するのです。

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