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香港と日本、広告表現の差異2

インターンM、ブログ2 日本製品の広告について。香港と日本の広告には、様々な違いがあります。しかし、香港で出されているファンケルの広告は、日本企業であるにも関わらず、非常に香港化された文脈をもっていました。 最近、MTR構内に苺ケーキの広告をよく見かけます。この広告は東海堂というパン屋チェーンのものです。経営しているのは香港の食品グループですが、広告はかなり意図的に日本の広告のように作ってあります。 日本の女優を日本的な手法(ヘアメイク、表情など)で撮影しており、広告には日本語のコピーが書かれています。背景をぼかす手法も、香港の広告ではあまり見かけません。 しかしよく見ると、香港的な広告の要素も見られます。日本の広告よりも、女優の髪の修正はやや少ないようです。日本の広告と比べて、女優の髪質が少し荒く見えるのではないでしょうか。また、ひとつの広告に多くの種類のフォントを用いるのも、香港の広告にはよく見られる特徴です。 こちらはコーセーの広告です。ファンケルのように、香港化されています。先週紹介した美容整形の広告に似ているのではないでしょうか。   しかし、ファンケルがあくまで香港製品のように宣伝されていたのとは異なり、こちらは香港の文脈を用いて、日本製品であることを強調しています。製品のパッケージは日本で発売されているものと同じで、広告にも「の」が用いられています。 「の」は、香港で非常に人気で、日本的なものをアピールしたいときによく使われます。時には、日本製品ではなくても広告に用いられることがあります。この二つの広告の違いは、とても興味深いと感じました。一方は香港の企業ですが、香港の文脈を残しつつ日本の広告の手法を取り入れ、もう一方は日本企業であり、日本製品であることをアピールしながら、香港の広告の手法に則ってつくられています。

香港と日本、広告表現の差異1

インターンに来てくれているMとYの香港の広告に関しての考察を順次紹介していきたいと思います。 日本からの2人のインターンに香港はどう映っているのでしょうか? 私達も初心に戻って振り返ってみたいと思います。 _________________________________________________________________________________ インターンM、ブログ1 香港の街中やMTRの構内で、さまざまな広告が目につきます。 その多くは、日本で見かける広告とはかなり異なる文脈を持っています。 「香港的な広告」は、テキストによって消費者に訴えます。印象的なフレーズや文章によって、商品の特長をアピールしているのです。 それは、日本人の感覚からすると、過剰に思えるかもしれません。 例えば、この広告は、MTR構内のライトボックスを利用しています。 日本のブランドであれば毎日多くの人が足早に通り過ぎる場所に、このようなテキストを重視した広告を掲げることは、あまり効果的ではないと考えるでしょう。 ​ 日本では、こうした場所には、もっと視的イメージに特化した広告を掲げるのではないかと思います。 しかし、香港的な文脈では、グラフィックはあまり重視されません。 商品の写真は、たいてい明るくはっきりとしていて、色鮮やかです。 そして、人物は記号的に扱われます。人物のヘアメイクやライティングは、どの広告もほとんど同じで、たいていの人物は白い歯を見せて笑っています。 こうした広告のあり方は、日本の考え方とはかなり違います。 日本の広告、特に多くの人が行きかう場所に掲げられるものは、テキストは比較的控えめで、人物や商品の個性的な演出によって、 他にはないブランドのイメージをアピールしようとします。 一方で、銅鑼湾駅で見かけたファンケルの広告は印象的でした。 ファンケルは日本のブランドですが、この新商品の広告は、完全に香港の文脈に沿ってつくられています。 そうすることで、香港の消費者に、海外資本のハイブランドのようなよそよそしさではなく、身近さを感じさせる効果があるのかもしれません。 同時に、憧れや特別感、高級感といった印象からは遠ざかるでしょう。 しかし、すでに香港では日本は身近な存在です。ファンケルも、香港に多くの店舗を展開しています。こうした広告は、むしろ効果的であるのでしょう。​  

Hybrid TYA _ Statement 2017

Happy Lunar New Year! TYA Hong Kong also started this new year of the rooster. Although growth in Developed countries has speeded down, it is

トークショー③若手トーク:「香港でのスクール体験。そして今、香港で働く」

若手の3人のスピーカー岩崎さん、最上さん、森澤さん。岩崎さんは駐在員の家族として、最上さんはお父様が香港人、森澤さんはお父様が香港で起業されていて、それぞれ香港日本人学校(全員)やインター校(森澤さん)に通うという体験をされました。 3人がスクールライフを送っていた10年前という時代は、最初のiPhoneが発売され日本の家電業界は圧倒的な優位が崩れ始めた時期です。そしてそれと反比例するように香港では人々のライフスタイルの幅がどんどん広がり始めた頃です。 打ち合わせの時にそんな話をして、皆さんが学校にいた頃の香港と今の香港で変化を感じますか?と水を向けてみました。ところがその質問はあまり良い質問ではなかったようです。つまり家庭という保護下にあって学校を中心とした生活を送っていたので外の世界がどんな風に回っているのかという事をあまり考えたことがなかったということです。パネルの最初の方で3人は一様に「私達は香港のことが大好きなので」と話してくれました。 岩崎さんと最上さんは高校から、森澤さんは大学から日本で暮らすことになります。そして全員が日本での就業経験を 経て、「香港で働きたい」という気持ちを固めて香港に帰ってきます。森澤さんはお父様の会社で、岩崎さんと最上さんは 日系企業に就職し、それぞれに活躍され仕事に手応えを感じているそうです。香港の良いところは何かという問いには3人からいくつかの答えをもらいました。例えば、この会のようにいろいろな人達とよりシンプルに出会える機会があること、日本と異なり自らが望めば伝統的なステップを踏まなくてもキャリアを築いていけること、などです。今後、3年後、5年後を見据えてどんな自分になっていたいと思うかという問いでは3人共、視野を広げ様々なことによりオープンになって自分を磨いていくことで香港でがんばって行きたいという意気込みを聞かせてくれました。 3人のまっすぐな気持ち、考え、ビジョンをシェアしてもらい、パネルを終了しようとする間際に参加者の中からコメントをいただきました。 「皆さんはほとんどがバイリンガル。日本語、広東語、もしくは英語を話せるでしょう。そんな人達は世界で見たらとてもユニークです。日系、港系、そんなくくりに縛られなくても、そういう方々はきっともっともっと飛躍できます。自信を持ってどんどん人と繋がり、活躍の場を広げていきましょう。そして、香港はそれを可能にしてくれる場所だと思うのです。」 このコメントは登壇してくれた3人のみでなくそこに居た私達全員への素晴らしい贈り物になったと思います。そしてこのディスカッションをより 大きな意義を持つものに高めていただきました。ありがとうございました!

トークショー②ブランドをローカライズするために、私たちが、向き合っていること

香港大塚製薬の中村省吾さんに登壇いただきました。同社の看板商品であるポカリスエットのみならず、オロナミンCや賢者の食卓といった日本発のヒット商品をどのように香港で売っていくのか。何を維持して何をローカライズすべきなのか。日々考えておられる事を様々な面から語っていただきました。 1980年に日本で発売された大塚製薬のポカリスエットは日本人なら知らない人はいないでしょう。著名なブランドならではの安心感、安定感そして信頼感を私たちに与えてくれます。ポカリスエットは香港に登場して35年。認知率99%、清涼飲料(コンビニエンスストア)の中で売り上げは15年連続第一位。香港の人達にも深く受け入れられている商品です。 お話に合わせて、私達TYAHKがお手伝いさせているポカリスエットのTVCMを7本紹介させていただきました。2014年までのジャパンオリジンを強調した日本を舞台にした作品から2015年バージョンには大きな転換がありました。クルー、キャスト、ロケと完全にオール香港で作る事になりました。認知度が高いということで満足することなく、その時々の世の中の動きや市場の反応を見て、打ち出し方を変えていく事がローカライズの使命でもあると私達も改めて認識をさせていただきました。 中村さんからはポカリスエットのご紹介に続き、近年マーケットに投入された2商品についての状況もシェアいただきました。 先ずは中村さんも愛用されている名品、”賢者の食卓”は飲み物やスープに簡単に溶かすことができます。無味無臭なので味を変えてしまうこともなく、食事中の糖分や脂肪分の摂取を抑えてくれる優れものです。まだ市場導入後の日が浅い為に認知度を高め、販路を拡大する為にどうしていくかが課題だそうです。 また”元気ハツラツ”で有名なオロナミンCも今年が3年目。更に認知度を上げるために2年目の昨年は雑誌”100毛”などで人気の盤菜瑩子さんをキャラクターとして起用されTVを初めとして各種媒体での露出を高めている一方で、商品理解を得るための地道な活動も積極的に行っているとの事。実際に飲んでもらって商品を知ってもらう事はもちろん、”オロナミンCの黄色はビタミンCの色”、”茶色い瓶はビタミンCを日光から守るためのもの”といった商品のベネフィットを伝える事が課題だそうです。関連イベントでのサンプリングや企業、各種団体などを対象にしたセミナーの実施についても紹介いただきました。 ローカライゼーションは1日にしてならず。不断の努力とすり合わせが最重要という事を教えていただいたセッションとなりました。中村さんありがとうございました。 – ポカリスエット(香港) https://www.facebook.com/PocariSweatHKOfficial/?fref=ts – 賢者の食卓(香港) https://www.facebook.com/wisemansdininghk/?fref=ts – オロナミンC(香港) https://www.facebook.com/oronaminchk/?hc_ref=SEARCH&fref=nf

トークショー①こだわりを捨てずに香港で流行りの店を作るには

わずか5-6年前まで香港で本格的なカフェやラーメン店に出会うことができるとは誰も想像しませんでした。それほどいい店がなかったのです。今ではカフェもラーメン店も大変な激戦区。おしゃれ、美味しい、本格的は当たり前で次々に進出が相次いでいます。カフェ好き、ラーメン好きにはたまらないですね。 第一回のコネクト!ではこのように競争が激しくなっていく中で多くのファンから確かな評価を受けているお二人に登壇していただきました。お二人に共通しているのは自分の感覚、考え方を大切にしながら常にチャレンジしマーケットを切り開いていること。でも、それぞれの方法論はユニーク。そのあたりをレポートしようと思います。   カフェ「Brew Bros Coffee 」(上環店、西営盤店)オーナー小野光さん _______________________________________________________________________________________ 丁寧にご自分の経歴や考え方をシェアしてくれた小野さんです。 全てのスタッフが常によい美味しいコーヒーを淹れることができるように、小野さんのお店では常にデータを取って いるというところがユニークだと思いました。豆の量、挽き方、お湯の温度、量、時間etc. こうしたデータを マメに集めていくことによって、コーヒーの味の最適化に少しづつ近づいていくという考え方だそう。 誰かひとりが素晴らしいコーヒーを淹れることができればいいという事ではなく、お店全体でより美味しいコーヒー を出したいという考えだそうです。 また、どちらかと言えばクールなたたずまいの多い他の店と差別化するためにBrew Bros Coffeeではお客様に お店で心地よさを感じて欲しいということに重点を置くということを上げていました。そのためにも スタッフの皆さんとは常にわかりやすいゴールの共有とそのための個々人の目標設定を欠かさないということ。 今後はコーヒーとプラスα=何かちょっと特別なことが楽しめる新カフェ体験を提供したいと計画しているそうです。 これからのBrew Bros Coffeeファミリーの活躍に目が離せないな!と思いました。 –

#コネクト!香港

1月7日土曜日、#ぽけっとページWeekly さんと #TYAHK がコラボしたトークショー x ネットワーキングイベント#コネクト!香港を無事終了いたしました!当初、想定していた30人を大幅に上回り、最終的に45人の方にご参加いただきました。 初回ということもあり、至らなかった点も多々あったかとは思いますが、沢山の方の笑顔、イベントに関するポジティブなコメントをいただきました! 深く感謝申し上げます。これからも二回目、三回目とグレードアップして皆様をもっと笑顔に繋げていきたいと思います! **************************************** アンケートにご協力ください! **************************************** #コネクト!香港をより良いものにしていくために皆さまからご意見を頂戴したいと思います。 お忙しい中恐縮ですが、ご協力よろしくお願いいたします。 日本語:https://connecthongkongvolone.typeform.com/to/BDPmpk English: https://connecthongkongvolone.typeform.com/to/HVa7Qs _____________________________________________________________ Thank you for coming to our event, #Connect! Hong

2018トレンドを掴む:ライブビデオ!

 みなさんはもう使ったことがありますか?  YouTubeをはじめ、Dailymotion、Facebook、InstagramやTwitterなどでもサービスが展開されているライブビデオは気軽にその場の雰囲気を伝えられる手段として爆発的な人気があります。2018年もこのトレンドは変わらないと言われており、これからもコミュニケーションの中心として存在感を増していくでしょう。   ライブビデオの特徴は手軽になったことだと言えます。わずかな操作で簡単にその場の臨場感を伝えることができるのはライブビデオだからこそ可能な方法です。ライブビデオはストリーミング方式でビデオの録画と同時にリアルタイムで動画配信を行います。視聴している相手もリアルタイムでライブビデオに反応できるのが特徴です。    Instagramのライブのケースを見てみましょう。これまでの投稿では配信者の一方的なコミュニケーションしか行えませんでしたが、ライブビデオでは視聴者もライブビデオの動画上で気軽にコメントや「いいね」することでインタラクティブなコミュニケーションができるようになりました。    私もフォローしている芸能人のライブビデオにコメントをしたり「いいね」を連打して認知してもらいたいと必死になることがよくあります。    なぜライブビデオはこれだけ人気があるのでしょうか? 理由の一つとしてUGCによるコンテンツが受け入れられるようになったからだと言えます。   UGCとはUser Generated Contents(ユーザー生成コンテンツ)の略で、ユーザーによって制作されたコンテンツのことを指します。人は作り込まれたものに対しては嫌悪感や疑いを抱くと言われています。ライブビデオは今までの加工や補正のされたコンテンツとは違い、ありのままのリアルな瞬間を配信しているため、多くの人から好感や共感を得やすいのです。   もう1つの人気の理由として、ライブビデオは、スマホで簡単に視聴することができるうえに配信者と視聴者が同時にその瞬間や体験を共有できること、これによってファンやフォロワーとより近い関係になれることがあげられます。この距離感を利用して、通常の投稿より一歩進んだ積極的なアプローチを提供することもできるでしょう。視聴者のエンゲージメントを高めることにおいても重要な役割を果たしているのです。あえて限定的な配信を行うことで視聴者の満足度を高めるという目的にも非常に有効です。   そのような背景もあり、ライブビデオは多くの企業でセミナーの実況配信などにも積極的に取り入れられています。    今後ますますライブビデオの需要は高まっていきます。リアルで、作りすぎていない姿がこれからのコミュニケーションの鍵になっていくでしょう。   みなさんも気軽に今の大事な瞬間を共有してみませんか?    #いいね #そのままの瞬間

日本の大学レベルが下がってる!?

日本の大学は海外の大学に比べて、マーケティングの力が弱いという話をしようと思っていたのですが、リサーチ中によく登場してくる「世界大学ランキング」について気になったので少し書こうと思います。皆さんの出身大学は何位にランクインしているのでしょうか?    まずは近年の東大、シンガポール国立大、香港大学、オックスフォード大学のランキングを見てみましょう。  オックスフォード大は2011年の6位から順位を伸ばし、今年は堂々の1位です。アジアに目を移してみると、2011年は香港大、2012~2013年は東大がアジアのトップとして君臨していましたが、2014年以降はシンガポール国立大に抜かれ、今年はシンガポール国立大22位、香港大40位、東大46位となっています。  ちなみに香港のその他の大学も順位を伸ばしています。(2017年から2018年) -The Chinese University of Hong Kong  76位 → 58位 -Hong Kong University of Science and Technology  49位 → 44位  

どうなるミレニアルピンクとトレンドカラー2018

 2015年頃から「Millennial pink」と呼ばれるミレニアル世代*に人気のベビーピンクやダスティピンクなどいくつかの淡いトーンのピンク色が流行っているのをご存知ですか?業界向けにカラートレンドを提供しているパントン社が2016年に選定したトレンドカラーは「Rose Quartz(淡いピンク)」と「Serenity(淡い水色)」でした。そして「Rose Quartz」は正に「Millennial pink」と言えます。  この色が流行った背景には、2015年から2017年にかけて、フェイクニュースやBrexit、 Donald Trumpの大統領就任、排他的で自己本位な風潮やテロなど世界に不安要素が拡がったことが考えられます。Fordsのミレニアルズとユースカルチャーの記者石井りな氏は、若者達は「癒し」の色を自然と求めていたのではないかと分析しました。 優しい印象を与えながらも、ニュートラルでユニセックス、平穏や調和の感じられるこの色は、Instagramで写真映えする「いいね」のもらえる色、エンゲージメントの上がる色、としてもミレニアル世代を中心に2017年中も絶大な人気を誇りました。 彼らの消費行動がSNSに起因していることを考えれば放っておけない現象です! 少し例を挙げれば、香港でも大人気で即完売だったM.A.Cコスメティックスの旧正月限定コスメティックコレクションも桃色で統一されたコレクションでした。また2017年のパリコレクションでは、シャネル(Chanel)が発表したピンクのツイードスーツなど、ほとんどすべてのデザイナーがベイビーピンクをあしらった作品を発表しました。    そして今年、パントンの発表した2018の流行色は「Ultra Violet(ウルトラバイオレット)」日本語でいう「すみれ色」のような色です。 パントンによれば、この色は宇宙や夜を彷彿させ、神秘的で未知の可能性を感じさせてくれます。そして1つのルールや常識に捕らわれずイマジネーションや個性的な発明を刺激するアーティスティックな色でもあります。    この色に決定した理由には、「パントン・カラー・インスティテュート」のスタッフが北海道にある安藤忠雄氏設計の「頭大仏殿」のラベンダー畑の美しい紫色に強く感銘を受けたことも関係しているそうです。 もちろんそれだけではありません。パントンのスタッフは、世界中を旅しながら、ファッションコレクションでのランウェイ、モーターショーなどの様々な場面で、このパープルが使われていることに気付いたそうなのです。   さらに、「Ultra Violet」色の食材アサイーやビートルート、紫ニンジン、紫キャベツなどのフルーツや野菜も注目が高まっています。こういった珍しい色の食材を取り入れることでいつもの食卓が一層おしゃれになりそうですね。   さて、2017年も大人気だった中性的な「Millennial pink」は引き続き人気が続きそうです。個性的で都会的な2018年のトレンドカラー「Ultra Violet」は「Millennial

バレンタインは誰のもの?

日本ではバレンタインが近づくとデパ地下やあちこちに出店するポップアップショップなどで一斉にチョコレート祭りが始まります。   今年はゴディバが「義理チョコをやめよう」という広告を出して話題になりました。義理チョコが巻き起こす様々な狂騒に一石を投じる面白い広告でした。もちろんその裏には、本当に心からのプレゼントを贈るなら、ゴディバのチョコレートで、というマーケティングの意図があります。*1    一方ここ香港では義理チョコなどには縁がありません。以前から男性が相手の女性に、花束やプレゼントを贈る日のようです。花束は事前に予約してオフィスまで届けてもらうのが習慣です。大きな花束が彼女のデスクの横に誇らしげに飾られます。   悲しいことに、今年は厳しい寒さのためバラの生産量が減って価格が上昇しています。価格は通常価格一本HK$20がHK$80と4倍に!ブーケになるとHK$800~1,800。South China Morning Post によれば香港人のバレンタイン・デーの出費は平均HK$1,800。中国のHK$2,140に次いでアジアでは2番目に大きな出費です。*2   最近ではプレゼントを交換し合うことも増えたようです。男性の方が花束だけではなく、相手の女性のバック贈ったはずのプレゼントまで全てを持って歩いているカップルを良く見かけます!   日本のバレンタイン・デーでもいつか、こんな光景がみれるようになるのでしょうか?オフィスに大きな花束を贈ったり、贈られたりというのは日本人にはちょっとハードルがたかそうですね。   皆さんはどちらのバレンタインデーのスタイルが良いと思いますか?   *1: ゴディバ/義理チョコをやめよううhttps://www.buzzfeed.com/jp/harunayamazaki/godiva-girichoco?utm_term=.xfKqVVEq2#.nirk33gkQ *2: South China Morning Post

WhatsApp Businessの拡がり

Facebookが2014年に190億ドル(約2兆円)で買収したメッセージアプリ「WhatsApp(ワッツアップ)」が昨年、10億件近いダウンロード数を記録しました。これはソーシャルアプリ全体の中でもダウンロードNo.1です! 香港でも人気のWhatsAppですが、このアプリはアジアでシェアの高い順に   マレーシア   75% シンガポール  72% 香港      71%   となっています。(2016)    最初に人気になった理由としてSMS(ショートメッセージサービス)が盛んだった頃、SMSは送信する度に料金が発生するのに対し、WhatsAppは年間99セントで使い放題という格安の料金内容でした。     そして2016年からはアプリ自体が無料になり、ますます人気を伸ばしました。 広告嫌いのアプリ開発者が作ったWhatsAppは、広告が一切ない、メッセージサービスに特化したシンプルなアプリであることも人気の要因です。   他に、WhatsAppはアドレス帳とリンクしている点も良いようです。 例えば他のメッセンジャーは、必ずアドレス帳の電話番号とリンクするWhatsAppと違って、LINEであればLINEのIDがやQRコード、Facebook Messengerであれば当然フェイスブックアカウントが必要になります。ですが一度アカウントを失くしてしまうと元の全ての友人とつながるのは困難です。   それに比べてWhatsAppは、アドレス帳というバックアップがあるのでWhatsAppアカウントを失くしても、アドレス帳からまた友人やお客さんとつながることも可能です。   シンプルで軽快さが保たれているWhatsAppは今、新興国でも人気を伸ばしています。とくに2年ほど前から、WhatsAppはダントツ一番のソーシャルネットワークとしてアフリカで人気を誇っています。    さらに言えば、小さなビジネスを経営しているオーナーたちには特に人気で、インド・ブラジルでは80%のオーナー達が何らかの顧客サービスを提供するのにWhatsAppを活用しているそうです。  

来るか?Instagramマーケティングの時代!

Facebookを使っている企業、は多いと思います。しかし実際、Instagramが人気なのは知りながら、まだビジネスでの活用の仕方は確立されていないですね。 Instagramを利用する利点について色々な方が取り上げていますが、ここでもあげてみます。 Instagramのポストのオーガニックリーチの総量はここ数年間の成長率は115%伸びていますが、Facebookは63%に減少している。 Instagramのリーチは100%になる可能性があるが、Facebookのリーチは大体6%と言われている。 InstagramのエンゲージメントはFacebookの58倍以上。 Eコマースとの親和性が高く、購買行動につながる使い方をしてるユーザーが多い。 マーケターの96%はフェイスブックを利用。Instagramは36%。 まだまだInstagramはビジネス活用にはニッチなプラットフォーム。 言い換えれば本格的な歳入の見込める大きなチャンスです。 利用しない手はなさそうですね。 次回のポストでは実際のInstagram運用についてご紹介しようと思います。 # # # # # #

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