香港の街角を歩いていると、「iPhone、iPad、なんでも買います」と書かれた手書き看板がふと視界に入ってきます。店というより、ほとんど路上。業者の人がその場で査定して、すぐに現金化してくれるのが特徴です。画面が割れていても、水に濡れていてもOK。「動かなくても大丈夫だよ」と声をかけられることも。
2010年代前半には、新型iPhoneが香港で世界最速で発売されると、彼らが即日でプレミア価格をつけ、中国本土に転売する“並び屋”ビジネスも盛んでした。今では中古端末の流通は落ち着き、個人売買もアプリで簡単にできるようになりましたが、アップルストアの真ん前で堂々と営業するその姿勢には、香港らしい図太さと商魂を感じます。
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