【香港図鑑112:フードパンダ VS デリバルー】

香港の街中を走行するフードデリバリーのバイクと、Foodpanda(フードパンダ)やKeeta(キータ)のロゴ

老舗Deliveroo、香港から撤退へ

📉2024年4月、イギリス発のフードデリバリー大手「Deliveroo(デリバルー)」が香港市場からの撤退を発表しました。 今回は、香港のフードデリバリー業界を揺るがす**Deliveroo(デリバルー)の撤退と、新興勢力Keeta(キータ)**の台頭についてレポートします
→参考記事:The Standard “Deliveroo to exit HK market after 9 years of operation”(英文)

かつては街のあちこちで見かけた青緑のジャケット。コロナ禍で急拡大した需要を追い風に一時代を築きましたが、業績悪化により撤退という判断に至ったようです。

📌Deliverooは2015年に香港進出。9年の歴史に幕。

フードパンダの“ボディブロー”広告

そして驚いたのがその2日後。現在香港でシェア1位を誇るFoodpanda(フードパンダ)が、まさかのゲリラポスター広告を街中に掲出。

「狙ってたのか?」と思わせるタイミングで、Deliverooの退場をなぞるようなコピーが並び、なかなか辛辣な内容もちらほら。 🚴‍♂️まさに“ボディブロー級の一撃”でした。

アフターコロナで変わる宅配事情

パンデミック中は、どこもかしこも宅配一色でしたが、2023年以降は利用頻度が減少傾向。街に人が戻り、外食やテイクアウトが復活したことで、宅配一強時代は終焉を迎えつつあります。

ちなみに筆者も、最近はほとんどケータリングを頼まなくなりました(価格も上がったしね…😅)。

中国からの新勢力「Keeta」の進出

さらに最近話題なのが、中国発の宅配プラットフォーム**「Keeta(キータ)」**の香港進出。

Keeta(キータ)の特徴:

  • 中国美団(Meituan)発のプラットフォーム

  • 「10億ドルの補助金」による低価格戦略

  • 「On-time Promise(時間厳守保証)」の導入

低価格とスピードを武器に、価格競争を巻き起こしています

📊参考:2024年3月時点で、Keetaは香港島中環・湾仔エリアにて限定運用中。今後の拡大が注目されています。

宅配戦国時代、まだまだ続く?

Deliverooの撤退は象徴的な出来事でしたが、宅配市場自体はまだ終わっていません。 フードパンダ、Keeta、そして地元の中小勢力が入り交じる、新しい戦いのフェーズが始まっているのかもしれません。

「もう宅配は古い」と言うには早いけど、“当たり前”ではなくなったのは間違いなさそうです。

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