
― なぜマーケティングが「削られる側」になってしまうのか?
🧭 マーケティングは「コスト」か、「成長の土台」か
マーケティングは単に“売る”ための活動ではありません。本来は、顧客に価値を伝え、関係を築くための継続的な営みです。
ところが売上が落ち込むと、真っ先に削られるのがマーケティング費用。 でも、その判断は長期的に見て、競争力を自ら手放す行為になっていないでしょうか?→
🏢 香港企業に見られる“短期主義”の罠
香港のビジネス界では特に、ROI(投資回収率)を重視する傾向が強く、 マーケティング部門が「直接数値を生まない部署」として軽視されがちです。
営業や製造は結果が“見える”。一方で、マーケティングは「成果が見えにくい」「時間がかかる」と見なされ、コストセンター扱いされるケースが少なくありません。→
🧩 組織構造に潜む課題:トップが理解していない
香港では中小企業も多く、トップマネジメント自らがマーケティングの理解に乏しい場合も。「SNS投稿=マーケティング」と思い込んでいたり、「ブランドの世界観」より「広告費の即効性」に偏っていたり。
経営層が“短期の販促”と“中長期のブランド構築”を区別できていない現実があります。このままでは、企業としての持続性が損なわれてしまいます。→
🛠️ マーケティングを“企業戦略の中核”に据える
マーケティングを効果的に機能させるには、まずトップがその価値を正しく理解することが必要です。
ブランドの育成、顧客との関係性の構築、商品開発との連携──それらを一貫して担えるのが、本来のマーケティング機能。
単なる広告部門ではなく、「未来の成長装置」としての再定義が求められています。マーケティングを企業戦略の土台に据えることで、長期的な競争優位が築かれるのです(続)