“北上消費”が完全に日常化する今、香港のビジネス構造そのものが試されています。
従来のプロモーションは「人が来る」ことを前提に設計されていました。
空港・繁華街・駅周辺といった“立地戦略”が、最も強いマーケティングだったのです。
しかし今は違う。
人は来ても、「買わない」。
地元の人でさえ、週末には深圳で美容サービス・食事・買い物を楽しんでいます。こうなると、単純に値下げしても広告を打っても成果は出ません。求められているのは、体験設計(UX)と関係性の構築(CX)。
「このブランドで買うと気分が上がる」「この場所に行くと、自分が誇らしくなる」──そんな“理由設計”が必要なのです。
つまり、いま私たちが取り組むべきは**『選ばれる意味の再設計』**。北上消費はピンチではなく、自分たちの価値を磨くきっかけと言えるでしょう。
(続)
■参考記事:Adobe for Business “カスタマーエクスペリエンス(CX)とは?“
■マーケの種シリーズ。こちらの記事もぜひお読みください→ボタンは何故かけ違う?⑤〜マーケの種65

