✈️ 「観光から定住へ」──時代の変化が見えてきました。
日本はこの数年、観光客の爆発的増加を背景に、インバウンドを成長戦略の主軸と位置づけてきました。2023年には訪日外国人が年間2,500万人を突破し、コロナ前の水準に迫っています。しかし、最近注目されているのは「滞在」ではなく「移住」という新たな流れ。働き方の国際化やリモートワークの普及により、長期滞在者や定住を希望する外国人が確実に増加しています。🌍
💳 とはいえ、移住者=即・経済効果とは限らない。
短期的な観光消費と違い、移住者の支出はより慎重で分散的です。日常の買い物や光熱費は日本で支払っても、生活資金の管理は海外口座で行う人が多いのが実情。たとえば、クレジットカード決済やネットショッピングで使われる決済システムが海外企業であれば、その利益の一部は国外に流れていきます。高級品を買っても、ブランド本社へのロイヤリティ料が海外に送金される──そんな構造が多くの取引に潜んでいます。結果として、「見た目の消費の派手さ」に対して国内企業への実質的な還元は限定的になるケースも少なくありません。
🚨 そしてもう一つの影響、それは“価格の二極化”。
移住者の増加は、都市部の経済構造にも静かに影響を及ぼしています。特に東京や京都、福岡などでは、外国人富裕層による住宅需要が上昇。都内の高級分譲マンションの平均価格は、ここ5年で約1.6倍に。さらに飲食、サービス、教育分野でも「外国人目線の価格設定」が増えています。その結果、日本人の生活コスト上昇という新たな課題が生まれつつあるのです😓。
📈 「インバウンドの次」に求められる視点。
これからの日本経済に必要なのは、“来てもらう”だけでなく、“ともに暮らしてもらう”ことの意味を見直すこと。移住者を「消費者」ではなく、「地域の共創者」としてどう迎えるか──その戦略が、次のフェーズを左右するカギになるでしょう。
(続)
■参考記事:JTB総合研究所「2026年(1月~12月)の訪日旅行市場トレンド予測」
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