【マーケの種128:先進と後進が共存する日本?②】

白いファーの上に並べられた、ドルチェ&ガッバーナやゲランなどの欧州高級ラグジュアリーブランドの香水瓶
 

💡 「良いものを作れば売れる」の限界と、価値を高めて売る文化

日本企業は長年、**「良いものを作れば自然に売れる」**という信念のもと、製品の品質向上に膨大な時間とコストを投じてきました。確かに、精密さや耐久性では世界のトップクラス。しかし、世界市場が求めるのは“価値を最大化し高く売る”戦略です。

欧州のラグジュアリーブランドを例に取ると、彼らは高い品質+ブランドストーリーを武器に、長年にわたり高価格帯を維持。例えばルイ・ヴィトンやロレックスは、製造コストの何倍もの価格で商品を販売しながら、顧客に「その価値は十分にある」と納得させ、利益率20〜30%台を確保しています。

一方、日本の多くの企業は品質の高さをアピールする一方で、魅力的なブランド戦略を欠くため、価格競争に巻き込まれやすくなっています。さらに、過剰な品質追求が製造コストを押し上げ、適正価格での販売が難しくなる悪循環も。結果として、海外の競合に市場を奪われる事例が後を絶ちません。

📊 参考データ

マーケティング視点から見ると、今こそ**「適正価格で売る文化」**を根付かせることが急務です。そのためには、消費者に単なる機能や性能だけでなく、ブランドの背景・哲学・ストーリーを届け、高価格帯でも納得感を持たせる戦略が必要となります。

日本ブランドが世界で再び存在感を示すためには、価値の再定義が不可欠。価格ではなく価値で勝負できるようになれば、競争力は大きく回復するはずです。次回は、この「ブランドストーリー構築」の具体的な方法と、成功事例を掘り下げます(続)📈✨ マーケの種シリーズ。こちらもいかがですか?→【マーケの種33】MTR広告の影響力