【香港図鑑136:バナナ】🍌

香港の市場で吊るして販売されている、シュガースポットが出た熟したバナナ

なぜ香港の果物屋さんはバナナを吊るすのか?

香港の街角や市場を歩いていると、必ずといっていいほど目に入るのが、吊るされたバナナ。カゴや棚に無造作に並べられているのではなく、ヒモや棒にまとめてぶら下げられている姿は、この街ならではの風景です。

その理由は大きく分けて 2つ あります。


① 傷み防止

バナナはとてもデリケートな果物。棚やカゴに置いてしまうと、自分の重さや他の果物との接触で すぐに黒いシミが出てしまいます。吊るすことで果実同士の圧力を避け、形をきれいに保ちやすいのです。見た目が美しいことは、果物の売れ行きを大きく左右します。


② 熟れ具合のコントロール

吊るすことで周囲の風通しが良くなり、均等に熟すようになります。特に湿度の高い香港では、吊るすことが痛みやカビを防ぐためにも大切。果肉の状態を上手に調整する、生活の知恵なのです。


プラスの効果 🎯

さらに、高さに変化が出ることで視認性が高まります。カラフルな果物が並ぶ市場の中でも、黄色い房が揺れていると目に留まりやすい。販売の工夫と保存の技術を兼ね備えた一石二鳥の方法といえるでしょう。


香港のバナナは、単なる果物以上に、街角の景観の一部です。吊るされた姿を見つけたら、そこには人びとの暮らしと知恵が隠れていることを、ぜひ思い出してみてください。

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