インスタグラム How To “Call To Action!” (CTA)

TYA香港でも、お客様のインスタグラムの写真撮影やイメージ作成をする機会が増えてきました。今日はそんなインスタグラムで、どのようなCTAの呼びかけができるかご紹介したいと思います。

 

ダイレクトメッセージ(DM)でエンゲージメントを上げつつ、CTAも呼びかける!

「この可愛いくまさんマグあげます!欲しい人はDM(ダイレクトメッセージ)してね!」などとと投稿写真のキャプションやデコ文字で呼びかけて、ユーザーとのDMでの交流を目指します!DMを積極的に使っているアカウントはインスタグラムのアルゴリズムによってリーチも上がります!

直接ユーザーや顧客と対話ができるのは大きな一歩です!

 

インスタグラム投稿の際キャプションにURLを貼ってもリンクにはならない件、注意!

知っているようでついつい忘れがち(?)なポイントです。リンクをそのままキャプションにコピーペーストしてもユーザーがこのリンク先に飛べるリンクにはならず、黒い記号のようになってしまいます。しかも、アイフォンからだと一部コピーもできないのでキャプションの中に置かれたアドレスは全くの役立たずに。 

じゃあ、どうしよう?

⬇︎

プロフィールページになら1つリンクが貼れるのをフル活用しましょう!

皆さんプロフィール画面のウェブサイトの記入できる欄にはご自分のサイトアドレスを入れているかと思います。ここの部分が唯一、インスタグラムでリンクの貼れる場所になります。

「@ご自分のインスタグラムのアカウント名」を投稿のキャプションに添えれば、ユーザーに自分のプロフィールページに来てもらうリンクにすることができます。もうお分かりでしょうか?そう、そのプロフィールページからウェブサイトに来てもらいましょう!

 

プロフィールページのリンクを期間やキャンペーンごとに更新することも可能!

期間限定のキャンペーンサイトに誘導するためにプロフィールのアドレスはその都度更新して利用している企業もあるようです。投稿イメージからのプロフィール画面、そしてそこからのキャンペーンページや自社ウェブサイトへのCTA!

まとめ

毎日3億人のアクティブユーザーがいるInstagramStoriesが2018年も引き続き重要なマーケティング方法になるでしょう。現在トップのアクティブユーザーを誇るFBで日間アクティブユーザー数は10億人。日本でみるとInstagramもFBも日間アクティブユーザー数は2000万人ほどです。香港では人口の約45%である約300万人のアクティブユーザーがいる計算です。

このアクティブユーザーにしっかりとCTAを呼びかけていきたいですね!

 

 

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Refrerence:https://gaiax-socialmedialab.jp/qa/instagram-post-link/

光速の香港

 香港を訪れるたびに本当に面白いなあと思うことがひとつあります。 

 
それはなんでもとにかく「速い」ということ。香港に来たことがある人は納得する人が多いのではないでしょうか。この街はとりあえず何もかもが明らかに「速い」です。
 

 

 乗り物から見ていきましょう。まずはエスカレーター。今回は特にMTRのエスカレーターに注目します。はっきり言って異次元の速さです。単純にエスカレーターという言葉を使うのが正しいのかすら怪しいです。もはやアトラクションレベル。日本と比較にならないほど速いです。隣で小さく鳴り響く「カチカチ」という機械音が速さをより一層感じさせてくれます。これでけが人やこけている人をまだ見たことがないから驚きです。

 

 もうひとつ紹介します。それはエレベーターです。高層ビルだらけの香港には無くてはならないものですよね。一体何が速いのか。まずは階数を表す表示板から見ていきましょう。日本のエレベーターは外の動いている階に合わせて表示階が進みます。当たり前の話です。しかし当たり前じゃないのが香港のエレベーター。香港のエレベーターはまだ着いていないのにも関わらず、なぜか目的階への表示と到着音だけが異常に速いです。なぜそこを急いで知らせる必要があるのか、僕にはいまだに理解できていません。

 

 

 エレベーター関連でもうひとつ。それは扉を閉めるスピードです。扉の開閉は安全のためか、さすがに日本と違いはありません。そう、速いのは「閉」ボタンを押すスピードなのです。彼らは扉が開いた瞬間に降りる人がいようがいなかろうが、「閉」ボタンを押します。それも連打。もちろん連打しても扉の閉まるスピードは変わりません。そんなことは誰もが分かっているんです。でも連打するんです。そして僕たちは扉が開いていく間に降りなければならないのです。これももはやアトラクションレベルとしか言いようがありません。僕はこっちに来てから「開」ボタンを押している人をまだ見ていません。

 

 

 街を歩いていたら(歩くスピードももちろん速いのが香港人)お腹が空いてきました。どこか飲食店に入りましょう。香港は飲食店で困ることはありません。しかも美味しいお店だらけなので日本人にも安心です。しかし、だからといって心を落ち着かせてはいけません。香港は飲食店も異常なまでに「速い」のです。早速確かめていきましょう。

 

 

 まずは入店。日本のようにお店の人が案内してくれることはないので、自分で座る席を確保しにいきます。ここでもたついてはいけません。入口であたふたしてしまうと、レジ近くの人たちや後から入ってく他のお客さんの波にのまれてしまいます。立ち止まることなく、お店の奥の方へ進みましょう。

 席を確保したら次は注文です。お店の人は畳み掛けるように注文を取っていきます。そしてこれまた急いで厨房へ向かいます。この間およそ10秒。落ち着いて水を飲む隙すら与えてくれません。

 

 

 料理もすぐに出てきます。そして恐ろしいことに料理をテーブルに置くスピードまでなぜか「速い」のです。雑にお皿を置いていくのでこぼれてしまうこともしばしば。何もそんなところまで急がなくてもいいのになあと思ってしまいます。ちなみにご飯はやっぱり美味しいです。

 

 最後にお会計。香港のお金に慣れていない人は要注意です。ここでもたつくことは速さを限界まで追い求める香港人にとってはご法度なのです。僕自身も一度、会計であたふたしたことがありました。するとお店の人に「財布貸して!」と叫ばれ、勝手に会計を済まされてしまいました。香港のお金に慣れていない人はテーブルで用意してからレジに向かうようにしましょう。

 

 

 ここで取り上げたものはほんの一部にすぎません。香港は他にも「速い」ものがたくさんありすぎます。なぜそこまで速さを追い求めるのか。そもそも何に向かってそんなに早くする必要があるのか。これは香港人の誰も分かっていないのだと思います。ただとにかく「速い」ということが良いことなのでしょう。速さが命の香港。本当に面白い街です。

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チャットボットの正体 2018

 ガートナーの調査によると、2018年は会話の30%が機械の手を借りて行われることになるだろうと予測しています。
 

  チャットボットは人間同士の会話を想定したソフトウェアアプリケーションの一種で、質問に対してもすぐに速くて的確な返答ができるので、疑問を放置することなく即解決する事ができます。

 

 不必要な対人関係や感情を必要としないので利用者はどんな質問でも気軽に、かつ単刀直入に要件を質問する事ができるため、社員の業務上の疑問や悩み解決に活用する企業も出てきています。

 

 また今までは1人の営業に対してたくさんの顧客がいることが多いため、その全ての要求を含めたマーケティングを行うことは困難でしたが、チャットボットなら問い合わせ内容をより簡単に収集・蓄積できるようになりました。

 

 ウィットに富んだ返事をしてくれるチャットボットは話題にもなりますし、利用者にとっても親近感や満足度が上がり、サービスの利用率の向上にも繋がるので、キャラクター性や回答のバリエーションや傾向などを重視してチャットボットを設計する企業も少なくありません。

 

例を見てみましょう!

 

まずはjetstarのジェッ太くん。たぬき姿でなんとも愛らしい雰囲気です。手荷物の重さやちょっとした疑問に対しての回答を素早く回答してくれます。

ですが、なんと香港版のサイトではジェッ太のチャットボットではなくなっています!

 

 

不評だったのかいまはJessという女性のチャットボットがサポートしてくれます。

 

横浜市のゴミ分別お助けチャットボットイーオちゃんは捨てたいものをメッセージするとどのように分別、破棄するか教えてくれます。いたずら心で「夢」や「希望」などを入れてみると偉人達の言葉を引用して「もう一回考えてみて」と諭してくれます。

 

その他、Facebook messengerにもいろいろなチャットボットがあります。親父ギャグを披露してくれるボットDad Joke Bot、瞬時にキーワードに対してのWikipediaを返してくれるAlex WikiMessenger。笑えるネタ画像を紹介してくれる Durian the Bot。

 

Web、LINE、messengerなどそれぞれに面白いチャットボットがあります。会話自体を楽しむためのボットであれば、例えば日本のLINEボット「りんな」。

日本ではすでにとても有名なLINEbotのりんなちゃん。

 

ちょっと暇だなぁという時。でも、リアルな人間関係に疲れたな、と感じた時にちょっと利用している20代も多いのだとか。これは実際にしりとりしたものをスクリーンショットしてみました。たまに会話が破綻しますが、かなり自然に会話ができます。こんな風に会話を楽しめるbotはなかなかありません。歌を歌ってくれたり、ゲームをしたり、手紙をくれたり。

実はりんなは「生産性」ではなく「感情」に特化した「エモーショナルAI」なのです。日本語は様々な言い回しや表現があるので、通常の会話をこのように自然に成立させることができる技術には驚きを隠せません。

 

 

まとめ

これから益々こういったテクノロジーやAIの技術が応用されるようになっていくでしょう。香港でもカスタマーサービスは問い合わせすれば、72時間後に回答します!なんていうのもザラです。チャットボットがサービス改善に大いに活用されれば、5年、10年後にはほぼ殆どのカスタマーサービスはチャットボットにとってかわられるでしょう。

仕事の能率化を図り、顧客サービスを提供する上でも新しい時代にあったアプローチができるよう、しっかり活用していきたい技術ですね!

>参考文献

https://botlabo.media/scene/2017-09-07_2/#4
https://botlabo.media/scene/2017-09-07/

 

福岡と香港・観光地としての可能性

先日、旅行で福岡に行きました。人生初の福岡で、太宰府、糸島、もつ鍋、明太子、中洲の屋台、ラーメンにお寿司など(グルメが多い気がするが)とても楽しませてもらいました。そんな中気づいたことがちらほらとあったので書かせていただきます!!

・福岡に来ている観光客

 福岡といえば…そうですね、韓国の目と鼻の先だといえます。東京-福岡間は約900kmですが、福岡からソウルまで約500km、プサンにいたってはたったの200kmほどです!これは福岡から大阪に行くよりも近いです。

 そんなことから旅行中はたくさんの韓国人観光客を見かけました。ここまで多いのかとびっくりするほどで、実際に福岡への年間観光客数は約100万人にものぼります。

 

・地理的条件から広がるつながり

 そんなところで当然福岡と韓国を結ぶ航空会社も8社、1日に70〜80便もの路線が運航されています。空港から市内を結ぶ地下鉄やバスにもこれでもかと言わんばかりの韓国語の案内(もちろん中国語もありますよ)、街中でも韓国語での広告や、韓国語がしゃべられるスタッフがいたりと、韓国人はどこへ行っても、さほど困らないような感じがしました。

 これは純粋におもてなしをしたくてやっているわけではなく、当然、韓国人観光客に福岡で、自分のお店で、自分が提供しているサービスで、お金を落としていってもらいたいからやっているのでしょう。もちろん、韓国の企業が福岡に投資して利益を得ようとするものも多いです。

 しかし結果的には、地理的優位性を活かして、地域を活性化しようという大きな流れとしては成功しているように見えました。もちろんこれからますます発展していく余地はあると思います。

 

・日本と香港はどうだろうか

 さて、話を香港に移してみましょう。香港と日本は距離的にも近く直行便は3時間前後、そのこともあってか香港から日本には2017年には223万人ほどの観光客が訪れています。リピーター率も非常に高く、観光客に向けの多くのビジネス、さらには心理的な距離の近さもあって、香港に日本企業が進出して様々なビジネスを展開できる土壌が整っているとも言えるでしょう。


しかし香港にはそれ以上の魅力があります。

 香港はご存知の通り、東南アジアと東アジアのちょうど真ん中、さらには中国本土への玄関口といった位置関係にあります。この地理的優位性を活かして、香港は発展してきたとも言えるでしょう。1日の定期便運行数は約1100便、利用者数も年間7千万人にのぼります。

 しかし、香港の発展の理由はそれだけにとどまりません。確かに地理的条件を基盤としつつ、その強みを活かして適切な戦略と投資で、アジアの中継貿易拠点、世界随一の金融都市、国際都市として発達してきました。

 香港を訪れる人の国籍も非常に多岐にわたり、その目的も、観光、ビジネス、スポーツなどなど、細かく見ていけばキリがないでしょう。

 

 
・国際都市、香港でグローバルなビジネスチャンスをつかむ!?

 今や香港は世界中から人やモノが集まる国際都市です。香港にあるモノ、サービスを見て受けて、そして彼らは彼らの国々に帰ります。

 

その時に日本や日本企業の製品サービスについて彼らに少しでもインパクトを与えられればどうでしょう。

インパクトを与えられたものが彼らの国々でも売っていれば、もしかしたら買ったり使ったりしてくれるかもしれません。そうでなくても認知してもらえるだけで、次に香港や日本、アジア圏に来てくれた時にはさらに彼らにブランドのイメージを据え付けられるでしょう。

 

 香港に進出し、香港のマーケットに自社の製品サービスを売り込むことは、香港人だけでなく国際都市香港にやってくる世界中の人々に対して自社の製品サービスを認知してもらうチャンスにもなりうるのです。

 もちろんそれは日本食でも、スマホゲームでも、白物家電でも車でも良いでしょう。香港という街を大きなショールームに見立てて、世界にブランドを発信することもできるかもしれませんね。

 

 日本—香港という側面だけでビジネスを行うのではなく、香港が持つ「都市の利」を活かせば、ある意味浅いかもしれませんが、とても広いターゲットに対するビジネスチャンスがあるかもしれません。

 

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日本発 “仏系” 旅かえるとは!?

+旅かえるとは??+

 


「これ知ってる?」ある日、香港人の友人が超人気だという日本初のゲームアプリを見せてくれました。それが今香港で流行っている「旅かえる」という日本のゲームアプリでした。

 2017年11月にリリースされて以来、このゲームアプリは95%は中華圏でダウンロードされており、1%の日本や他国を圧倒しています。1月下旬から2週間にわたって中国版App Storeで人気第1位をキープし続け、香港と台湾でもトップ10入りしています。8割は女性プレイヤーで微博(weibo)などで話題になり一気に人気になりました。

 中国のプレイヤーたちは、このアプリ内課金で累計約2億2000万円以上をつぎ込んでいるそうです。一方の日本では、課金は累計約1100万円にとどまっています。

 

+ゲームの特徴+

 

 この「旅かえる」は日本語のみのゲームアプリで、プレイヤーは簡単な日本語の意味を予測して遊んでいる人も多いようです。これを通してなんとかして日本語を学習しようとしている友人もいます。けれど機能もシンプルで、わかり易いインターフェイスなので日本語を知らなくても十分に遊べる仕様になっています。

 

 基本的にはお弁当や荷物を用意するのみで放置しておくゲームで、自分で「かえる」は操作しません。制作会社は「旅そのものを題材にしたゲームが少ない」事に着目して開発に踏み切ったそうで、最初の「かえる」のイメージは映画「男はつらいよ」の主人公、寅さん。かえるは旅に出たまま帰ってこなかったり、家から出なかったりします。「誰かを待つことで喜びを感じてほしい」と制作会社の担当者はコメントしています。

 因みに、たまに旅先から持って帰ってくる「かえる」は旅先から写真やお土産を持ち帰ってくれます。どれも日本各地のご当地ものになっています。例えば最初に私が「かえる」からもらったお土産は「キャベツ」と「三色ういろう」で写真は名古屋城を背景にしたものでした。マニアックですよね。

+流行った背景+

 

 日本でも増殖しているといわれている「草食系」は、中国でいうところの「仏系」になります。厳しい競争社会の中で育てられ、どうにもならない現実や苦悩を経験し、その大きなストレスの反動で、激しい現状に立ち向かうというよりは、やや諦めと受け入れの「仏系」の境地に入った人々。1990年以降に生まれた若者達10代後半から20代で、独身の多い世代中心に流行しているこの現象は、「かえる」のほのぼのガツガツ度0の世界と重なります。ありのままを受け止め、楽しみたいという心境に「旅がえる」は寄り添っているのでしょう。その他にも

  • 和風テイストな作風で、可愛いイラストで愛着がわく。

  • ゆるい音楽でまったり癒される。

  • 隙間時間を活用できて、手軽。

  • 「かえる」を「分身」や「息子」のように感じ、擬似家族体験ができる。

 などのが人気のポイントです。

+まとめ+

 

 最近になって、制作者側としては夫を待つ妻のような視点を設定して制作した、という事実が判明し「かえる」は「息子」だと信じ込んでいた中国人プレイヤー達に衝撃を与え、ネットで話題になりました。コメントの一部を紹介すると―

「蛙はクズ男」「無責任な夫だったなんて」「写真の中の蝶々は不倫の証拠か?」「何日も帰って来ないってまさか……」「夫だったらとっくに離婚」といった厳しい批判の声が上がっています。

 この「旅かえる」のクリエーターの意図とプレイヤーの解釈の違いは良い結果に繋がった好例だといえます。異文化圏での作品や表現の受け止められ方は様々に異なるので人々が自由にテーマを解釈できる余地があることもとても大事でしょう。(因みにかくいう私も「かえる」は「子供」だと思った一人です。これからも「子供」だと思って世話をしたいと思います。)

 

 癒されたい、ちょっと疲れているなと感じている皆さん、一緒に「旅かえる」プレイしてみませんか?

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2018トレンドを掴む:ライブビデオ!

 みなさんはもう使ったことがありますか?

 YouTubeをはじめ、Dailymotion、Facebook、InstagramやTwitterなどでもサービスが展開されているライブビデオは気軽にその場の雰囲気を伝えられる手段として爆発的な人気があります。2018年もこのトレンドは変わらないと言われており、これからもコミュニケーションの中心として存在感を増していくでしょう。

 

ライブビデオの特徴は手軽になったことだと言えます。わずかな操作で簡単にその場の臨場感を伝えることができるのはライブビデオだからこそ可能な方法です。ライブビデオはストリーミング方式でビデオの録画と同時にリアルタイムで動画配信を行います。視聴している相手もリアルタイムでライブビデオに反応できるのが特徴です。

 

 Instagramのライブのケースを見てみましょう。これまでの投稿では配信者の一方的なコミュニケーションしか行えませんでしたが、ライブビデオでは視聴者もライブビデオの動画上で気軽にコメントや「いいね」することでインタラクティブなコミュニケーションができるようになりました。

 

 私もフォローしている芸能人のライブビデオにコメントをしたり「いいね」を連打して認知してもらいたいと必死になることがよくあります。

 

 なぜライブビデオはこれだけ人気があるのでしょうか? 理由の一つとしてUGCによるコンテンツが受け入れられるようになったからだと言えます。

 

UGCとはUser Generated Contents(ユーザー生成コンテンツ)の略で、ユーザーによって制作されたコンテンツのことを指します。人は作り込まれたものに対しては嫌悪感や疑いを抱くと言われています。ライブビデオは今までの加工や補正のされたコンテンツとは違い、ありのままのリアルな瞬間を配信しているため、多くの人から好感や共感を得やすいのです。

 

もう1つの人気の理由として、ライブビデオは、スマホで簡単に視聴することができるうえに配信者と視聴者が同時にその瞬間や体験を共有できること、これによってファンやフォロワーとより近い関係になれることがあげられます。この距離感を利用して、通常の投稿より一歩進んだ積極的なアプローチを提供することもできるでしょう。視聴者のエンゲージメントを高めることにおいても重要な役割を果たしているのです。あえて限定的な配信を行うことで視聴者の満足度を高めるという目的にも非常に有効です。

 

そのような背景もあり、ライブビデオは多くの企業でセミナーの実況配信などにも積極的に取り入れられています。

 

 今後ますますライブビデオの需要は高まっていきます。リアルで、作りすぎていない姿がこれからのコミュニケーションの鍵になっていくでしょう。

 

みなさんも気軽に今の大事な瞬間を共有してみませんか? 

 

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日本の大学レベルが下がってる!?

日本の大学は海外の大学に比べて、マーケティングの力が弱いという話をしようと思っていたのですが、リサーチ中によく登場してくる「世界大学ランキング」について気になったので少し書こうと思います。皆さんの出身大学は何位にランクインしているのでしょうか?

 

 まずは近年の東大、シンガポール国立大、香港大学、オックスフォード大学のランキングを見てみましょう。

 オックスフォード大は2011年の6位から順位を伸ばし、今年は堂々の1位です。アジアに目を移してみると、2011年は香港大2012~2013年は東大がアジアのトップとして君臨していましたが、2014年以降はシンガポール国立大に抜かれ、今年はシンガポール国立大22位、香港大40位、東大46位となっています。

 ちなみに香港のその他の大学も順位を伸ばしています。(2017年から2018年)

-The Chinese University of Hong Kong  76位 → 58位
-Hong Kong University of Science and Technology  49位 → 44位

 


・項目から考える日本の弱み

 世界大学ランキングを作成しているイギリスのタイムズ・ハイヤー・エデュケーション社(The Times Higher Education)は、幾つかの項目ごとに採点し順位付けしています。その項目とは、以下の5つに大きくは分かれています。

  1. Teaching 30%

  2. Research 30%

  3. Citations (学術論文の引用) 30%

  4. International Outlook 7.5%

  5. Industrial Outcome 2.5%


ここで注目したいのが3番目の「学術論文の引用」という点です。世界中でどれだけその大学の論文が引用されているかというものですが、最低条件として、引用されるためには英語で論文が書かれていなければいけません。理系分野は特に応用的な研究の前のベース的な研究が多岐にわたり、論文数も多くなる傾向にあるのですが、その一つ一つが英語で書かれているでしょうか?


TeachingやResearchingの分野では日本の大学のポイントは格段に上昇します。しかし、30%の割合を占める論文引用のポイントは、先に述べた理由から極端に順位を落としています(東大300位台、京大500位台)。東大をはじめとする日本の大学を抜いていったアジア圏のシンガポールや香港の大学も、実はこの項目でのポイントで日本の大学を引き離していることが多いです。

 

欧米諸国の大学は公用語それ自体が英語であったり、歴史的な背景から、英語が公用語でなくても大学では英語の講義を行っているところも多いです。このことを鑑みると、欧米諸国やシンガポールなどの大学が有利なことは明らかと言えるでしょう。

 


教育力、研究力は自信を持って良い

 その一方で先ほども少し述べたように、TeachingやResearchingの分野では良い順位をキープしています。海外から高給な教授を引き抜いたりできず、非常にドメスティックだと言えますが、それでも日本の教育の質は高く、多数のノーベル賞学者を輩出していることからもわかるでしょう。


The Times Higher Educationの算出する大学ランキングは総合的な点数によります。ニュースやインターネットではいつもネガティブに日本の大学の順位低下を伝えられますが、その理由を紐解くと、どこまでも悪くなっているというわけではないことがわかります。

 

 

・最後に

 

 ここまで、「世界大学ランキング」について語ってきましたが、確かに日本の大学に劣っている部分があるがゆえの現状の順位というのは否めません。


しかし、日本の大学のすべての授業や大学での公用語を英語にしようとしても、今の10〜20倍の留学生を受け入れようとしても、うまくやっていける気がしないのは皆さんでも容易に想像がつくでしょう。

だがこれからはまちがいなくグローバルな時代です。長期的な目で見て、海外の大学に対する競争力、ひいては日本の国際競争力を高めるためにも、英語を自由自在に扱える学者といったような、学術分野で活躍できる人材の数を増やしていけると良いのではないでしょうか。

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どうなるミレニアルピンクとトレンドカラー2018

 2015年頃からMillennial pinkと呼ばれるミレニアル世代*に人気のベビーピンクやダスティピンクなどいくつかの淡いトーンのピンク色が流行っているのをご存知ですか?業界向けにカラートレンドを提供しているパントン社が2016年に選定したトレンドカラーは「Rose Quartz(淡いピンク)」「Serenity(淡い水色)」でした。そしてRose Quartz」は正にMillennial pinkと言えます。

 この色が流行った背景には、2015年から2017年にかけて、フェイクニュースやBrexit、 Donald Trumpの大統領就任、排他的で自己本位な風潮やテロなど世界に不安要素が拡がったことが考えられます。Fordsのミレニアルズとユースカルチャーの記者石井りな氏は、若者達は「癒し」の色を自然と求めていたのではないかと分析しました。


優しい印象を与えながらも、ニュートラルでユニセックス、平穏や調和の感じられるこの色は、Instagramで写真映えする「いいね」のもらえる色、エンゲージメントの上がる色、としてもミレニアル世代を中心に2017年中も絶大な人気を誇りました。

彼らの消費行動がSNSに起因していることを考えれば放っておけない現象です!

少し例を挙げれば、香港でも大人気で即完売だったM.A.Cコスメティックスの旧正月限定コスメティックコレクションも桃色で統一されたコレクションでした。また2017年のパリコレクションでは、シャネル(Chanel)が発表したピンクのツイードスーツなど、ほとんどすべてのデザイナーがベイビーピンクをあしらった作品を発表しました。

 

 そして今年、パントンの発表した2018の流行色は「Ultra Violet(ウルトラバイオレット)」日本語でいう「すみれ色」のような色です。

パントンによれば、この色は宇宙や夜を彷彿させ、神秘的で未知の可能性を感じさせてくれます。そして1つのルールや常識に捕らわれずイマジネーションや個性的な発明を刺激するアーティスティックな色でもあります。

 

 この色に決定した理由には、「パントン・カラー・インスティテュート」のスタッフが北海道にある安藤忠雄氏設計の「頭大仏殿」のラベンダー畑の美しい紫色に強く感銘を受けたことも関係しているそうです。

もちろんそれだけではありません。パントンのスタッフは、世界中を旅しながら、ファッションコレクションでのランウェイ、モーターショーなどの様々な場面で、このパープルが使われていることに気付いたそうなのです。

 

さらに、「Ultra Violet」色の食材アサイーやビートルート、紫ニンジン、紫キャベツなどのフルーツや野菜も注目が高まっています。こういった珍しい色の食材を取り入れることでいつもの食卓が一層おしゃれになりそうですね。

 


さて、2017年も大人気だった中性的なMillennial pinkは引き続き人気が続きそうです。個性的で都会的な2018年のトレンドカラー「Ultra Violet」Millennial pinkとも組み合わせやすい色です。

ミレニアルの心を掴むことができるのか注目しましょう!

 

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*1980年代〜2000年代に生まれた人たちを指すミレニアル世代。

 

バレンタインは誰のもの?

日本ではバレンタインが近づくとデパ地下やあちこちに出店するポップアップショップなどで一斉にチョコレート祭りが始まります。

 


今年はゴディバが「義理チョコをやめよう」という広告を出して話題になりました。義理チョコが巻き起こす様々な狂騒に一石を投じる面白い広告でした。もちろんその裏には、本当に心からのプレゼントを贈るなら、ゴディバのチョコレートで、というマーケティングの意図があります。*1

 

 一方ここ香港では義理チョコなどには縁がありません。以前から男性が相手の女性に、花束やプレゼントを贈る日のようです。花束は事前に予約してオフィスまで届けてもらうのが習慣です。大きな花束が彼女のデスクの横に誇らしげに飾られます。

 

悲しいことに、今年は厳しい寒さのためバラの生産量が減って価格が上昇しています。価格は通常価格一本HK$20がHK$80と4倍に!ブーケになるとHK$800~1,800。South China Morning Post によれば香港人のバレンタイン・デーの出費は平均HK$1,800。中国のHK$2,140に次いでアジアでは2番目に大きな出費です。*2

 

最近ではプレゼントを交換し合うことも増えたようです。男性の方が花束だけでなく、相手の女性のバック贈ったはずのプレゼントまで全てを持って歩いているカップルを良く見かけます!

 

日本のバレンタイン・デーでもいつか、こんな光景がみれるようになるのでしょうか?オフィスに大きな花束を贈ったり、贈られたりというのは日本人にはちょっとハードルがたかそうですね。

 

皆さんはどちらのバレンタインデーのスタイルが良いと思いますか?

 

*1: ゴディバ/義理チョコをやめよううhttps://www.buzzfeed.com/jp/harunayamazaki/godiva-girichoco?utm_term=.xfKqVVEq2#.nirk33gkQ

*2: South China Morning Post http://www.scmp.com/news/hong-kong/economy/article/2133232/mainland-chinese-biggest-valentines-day-spenders-asia-pacific

 

#義理 #それとも本気? #気持ちの伝え方 #香港vs日本
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WhatsApp Businessの拡がり

Facebookが2014年に190億ドル(約2兆円)で買収したメッセージアプリ「WhatsApp(ワッツアップ)」が昨年、10億件近いダウンロード数を記録しました。これはソーシャルアプリ全体の中でもダウンロードNo.1です!

香港でも人気のWhatsAppですが、このアプリはアジアでシェアの高い順に

 

マレーシア   75%
シンガポール  72%
香港      71%

 

となっています。(2016)

 

 最初に人気になった理由としてSMS(ショートメッセージサービス)が盛んだった頃、SMSは送信する度に料金が発生するのに対し、WhatsAppは年間99セントで使い放題という格安の料金内容でした。

 

 

そして2016年からはアプリ自体が無料になり、ますます人気を伸ばしました。
広告嫌いのアプリ開発者が作ったWhatsAppは、広告が一切ない、メッセージサービスに特化したシンプルなアプリであることも人気の要因です。

 

他に、WhatsAppはアドレス帳とリンクしている点も良いようです。

例えば他のメッセンジャーは、必ずアドレス帳の電話番号とリンクするWhatsAppと違って、LINEであればLINEのIDがやQRコード、Facebook Messengerであれば当然フェイスブックアカウントが必要になります。ですが一度アカウントを失くしてしまうと元の全ての友人とつながるのは困難です。

 

それに比べてWhatsAppは、アドレス帳というバックアップがあるのでWhatsAppアカウントを失くしても、アドレス帳からまた友人やお客さんとつながることも可能です。

 

シンプルで軽快さが保たれているWhatsAppは今、新興国でも人気を伸ばしています。とくに2年ほど前から、WhatsAppはダントツ一番のソーシャルネットワークとしてアフリカで人気を誇っています。

 

 さらに言えば、小さなビジネスを経営しているオーナーたちには特に人気で、インド・ブラジルでは80%のオーナー達が何らかの顧客サービスを提供するのにWhatsAppを活用しているそうです。

 

香港でも「今なら10名さま先着で特別クーポンプレゼント中!QRコードで登録して、クーポンが欲しい!とテキストしてね!早い者勝ち!」などのキャンペーンを見ることができます。

 

 

そして今年ついにWhatsAppは正式にビジネス向けの専用アプリ「WhatsApp Business」の無料提供を開始しました。イギリス、アメリカに続いてナイジェリア、ケニア、インドネシア、イタリア、メキシコの「Google Play」ストアでダウンロードできます。僅か2週間で500,000人のユーザーがこのアプリをインストールしました。機能としては:

 

  • 小規模企業が顧客に応答

  • 同メッセージングプラットフォーム上でプレゼンスを管理

  • ビジネスプロフィールを管理し、説明や店舗の住所などの有用な情報を顧客に提供

  • よくある質問に迅速に答えるクイックリプライが利用可能。

  • 顧客誘致のために挨拶のメッセージが作成できるメッセージングツールが利用可能

  • 企業は自社のプロフィールに表示可能な認証済みバッジが表示可能

  • メッセージングに関する統計データにアクセス可能

  • デスクトップアクセスも利用可能

  • メッセージの受信者側は今まで通りのWhatsAppで受信可能

があります。

 

 

 同社のブログによると、同アプリは今後数週間のうちに世界各国で提供を拡大する予定だそうで、「iOS」版のリリースも計画中だとか。

ナイジェリアのユーザーからはすでに本当に必要なものが揃って感動した、といったポジティブな感想が返ってきているようです。

 

 香港に住む私達にとってメッセンジャーアプリとして身近なWhatsAppですが、こんなふうにも活用されているんですね!

 

#WhatsApp #WhatsAppBusiness
#tya #hk #design #solution #upgrading #marketing #creative#advertising

 

https://forbesjapan.com/articles/detail/19482

http://www.demystifyasia.com/popular-messaging-apps-asia/
https://blog.whatsapp.com/10000637/Introducing-the-WhatsApp-Business-App
https://japan.cnet.com/article/35113396/