バレンタインは誰のもの?

日本ではバレンタインが近づくとデパ地下やあちこちに出店するポップアップショップなどで一斉にチョコレート祭りが始まります。

 


今年はゴディバが「義理チョコをやめよう」という広告を出して話題になりました。義理チョコが巻き起こす様々な狂騒に一石を投じる面白い広告でした。もちろんその裏には、本当に心からのプレゼントを贈るなら、ゴディバのチョコレートで、というマーケティングの意図があります。*1

 

 一方ここ香港では義理チョコなどには縁がありません。以前から男性が相手の女性に、花束やプレゼントを贈る日のようです。花束は事前に予約してオフィスまで届けてもらうのが習慣です。大きな花束が彼女のデスクの横に誇らしげに飾られます。

 

悲しいことに、今年は厳しい寒さのためバラの生産量が減って価格が上昇しています。価格は通常価格一本HK$20がHK$80と4倍に!ブーケになるとHK$800~1,800。South China Morning Post によれば香港人のバレンタイン・デーの出費は平均HK$1,800。中国のHK$2,140に次いでアジアでは2番目に大きな出費です。*2

 

最近ではプレゼントを交換し合うことも増えたようです。男性の方が花束だけでなく、相手の女性のバック贈ったはずのプレゼントまで全てを持って歩いているカップルを良く見かけます!

 

日本のバレンタイン・デーでもいつか、こんな光景がみれるようになるのでしょうか?オフィスに大きな花束を贈ったり、贈られたりというのは日本人にはちょっとハードルがたかそうですね。

 

皆さんはどちらのバレンタインデーのスタイルが良いと思いますか?

 

*1: ゴディバ/義理チョコをやめよううhttps://www.buzzfeed.com/jp/harunayamazaki/godiva-girichoco?utm_term=.xfKqVVEq2#.nirk33gkQ

*2: South China Morning Post http://www.scmp.com/news/hong-kong/economy/article/2133232/mainland-chinese-biggest-valentines-day-spenders-asia-pacific

 

#義理 #それとも本気? #気持ちの伝え方 #香港vs日本
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WhatsApp Businessの拡がり

Facebookが2014年に190億ドル(約2兆円)で買収したメッセージアプリ「WhatsApp(ワッツアップ)」が昨年、10億件近いダウンロード数を記録しました。これはソーシャルアプリ全体の中でもダウンロードNo.1です!

香港でも人気のWhatsAppですが、このアプリはアジアでシェアの高い順に

 

マレーシア   75%
シンガポール  72%
香港      71%

 

となっています。(2016)

 

 最初に人気になった理由としてSMS(ショートメッセージサービス)が盛んだった頃、SMSは送信する度に料金が発生するのに対し、WhatsAppは年間99セントで使い放題という格安の料金内容でした。

 

 

そして2016年からはアプリ自体が無料になり、ますます人気を伸ばしました。
広告嫌いのアプリ開発者が作ったWhatsAppは、広告が一切ない、メッセージサービスに特化したシンプルなアプリであることも人気の要因です。

 

他に、WhatsAppはアドレス帳とリンクしている点も良いようです。

例えば他のメッセンジャーは、必ずアドレス帳の電話番号とリンクするWhatsAppと違って、LINEであればLINEのIDがやQRコード、Facebook Messengerであれば当然フェイスブックアカウントが必要になります。ですが一度アカウントを失くしてしまうと元の全ての友人とつながるのは困難です。

 

それに比べてWhatsAppは、アドレス帳というバックアップがあるのでWhatsAppアカウントを失くしても、アドレス帳からまた友人やお客さんとつながることも可能です。

 

シンプルで軽快さが保たれているWhatsAppは今、新興国でも人気を伸ばしています。とくに2年ほど前から、WhatsAppはダントツ一番のソーシャルネットワークとしてアフリカで人気を誇っています。

 

 さらに言えば、小さなビジネスを経営しているオーナーたちには特に人気で、インド・ブラジルでは80%のオーナー達が何らかの顧客サービスを提供するのにWhatsAppを活用しているそうです。

 

香港でも「今なら10名さま先着で特別クーポンプレゼント中!QRコードで登録して、クーポンが欲しい!とテキストしてね!早い者勝ち!」などのキャンペーンを見ることができます。

 

 

そして今年ついにWhatsAppは正式にビジネス向けの専用アプリ「WhatsApp Business」の無料提供を開始しました。イギリス、アメリカに続いてナイジェリア、ケニア、インドネシア、イタリア、メキシコの「Google Play」ストアでダウンロードできます。僅か2週間で500,000人のユーザーがこのアプリをインストールしました。機能としては:

 

  • 小規模企業が顧客に応答

  • 同メッセージングプラットフォーム上でプレゼンスを管理

  • ビジネスプロフィールを管理し、説明や店舗の住所などの有用な情報を顧客に提供

  • よくある質問に迅速に答えるクイックリプライが利用可能。

  • 顧客誘致のために挨拶のメッセージが作成できるメッセージングツールが利用可能

  • 企業は自社のプロフィールに表示可能な認証済みバッジが表示可能

  • メッセージングに関する統計データにアクセス可能

  • デスクトップアクセスも利用可能

  • メッセージの受信者側は今まで通りのWhatsAppで受信可能

があります。

 

 

 同社のブログによると、同アプリは今後数週間のうちに世界各国で提供を拡大する予定だそうで、「iOS」版のリリースも計画中だとか。

ナイジェリアのユーザーからはすでに本当に必要なものが揃って感動した、といったポジティブな感想が返ってきているようです。

 

 香港に住む私達にとってメッセンジャーアプリとして身近なWhatsAppですが、こんなふうにも活用されているんですね!

 

#WhatsApp #WhatsAppBusiness
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https://forbesjapan.com/articles/detail/19482

http://www.demystifyasia.com/popular-messaging-apps-asia/
https://blog.whatsapp.com/10000637/Introducing-the-WhatsApp-Business-App
https://japan.cnet.com/article/35113396/

来るか?Instagramマーケティングの時代!

Facebookを使っている企業、は多いと思います。しかし実際、Instagramが人気なのは知りながら、まだビジネスでの活用の仕方は確立されていないですね。

Instagramを利用する利点について色々な方が取り上げていますが、ここでもあげてみます。

  • Instagramのポストのオーガニックリーチの総量はここ数年間の成長率は115%伸びていますが、Facebookは63%に減少している。

  • Instagramのリーチは100%になる可能性があるが、Facebookのリーチは大体6%と言われている。

  • InstagramのエンゲージメントはFacebookの58倍以上。

  • Eコマースとの親和性が高く、購買行動につながる使い方をしてるユーザーが多い。

  • マーケターの96%はフェイスブックを利用。Instagramは36%。

まだまだInstagramはビジネス活用にはニッチなプラットフォーム。

言い換えれば本格的な歳入の見込める大きなチャンスです。

利用しない手はなさそうですね。

次回のポストでは実際のInstagram運用についてご紹介しようと思います。
# # # # # #

香港の7−11。コーヒーで攻める。

日本の7-11では美味しい100円コーヒーが飲めるようになって、他のコンビニと差をつけただけでなく、コーヒー専門店からもシェアを奪ってしまいました。香港のコーヒーは一般的にとても苦いです。これまで決して飲みたいと思えるものではありませんでした。

そんな中、7-11でもっと美味しいコーヒーを提供しようという試みが始まりました。今ならカプチーノやカフェモカ、ヘーゼルナッツカフェまでもが14香港ドル。7-11のマーケターによると忙しい香港人はゆっくりと腰掛けてコーヒーを飲む時間よりも余計な飾り気のない、シンプルで、サクッと飲める、おいしいコーヒーを求めているんだとか。豆はアラビア豆100%のオリジナルブレンド、コーヒーマシンはスイス製です。

そして、長期保存用の缶ミルクを使用しているお店が多いのに対して、7-11ではフレッシュミルクを使用しているのも差別化と言えるでしょう。

 

 

さて、そのお味は、、、結構、美味しい!

 

 

 

個人的な意見ですが、買った瞬間、やはり苦〜い香りがしたので、美味しいのかなと疑っていたのですが、アラビア豆のマイルド感が増しとことで苦味が抑えられた印象です。

同僚たちにも聞いてみました。やっぱり砂糖がないと苦いなぁ、と言う者。アメリカンコーヒーが専門だけど、なんとなくおいしくなった気がする、と言っている者。

 

 

そして我らがコーヒー好きのボス。明確に美味しくなった!と言っています。ただし、以前のコーヒーがまずかったのでまだまだ改善の余地があると辛口な意見でした。

鳴り物入りで新登場の割に、そこそこの改善にしかならないのって不思議ですね。それでも16ドルから14ドルに値段が抑えられたり、苦味が抑えられたことを歓迎したいと思います。

 

 

 

大人気のお笑いコンビ「農夫FAMA」を起用したコミカルに描かれたCMや、大きなメディアになったフリーの新聞で積極的に宣伝しています。学校、オフィス、工事現場、ハイキング、様々な場所で気軽にコーヒーを楽しもう!という提案型の内容です。

日本のようにコーヒー愛好家のシェアを奪うことができるといいですね。

 

 

CM1🔗 https://youtu.be/2SOHujRd114
CM2🔗 https://youtu.be/YL36VVdzMRw

#コーヒー文化はまだ日が浅い #もっとコンビニエンスになってほしい #がんばって
#tya #hk #design #solution #upgrading #marketing #creative#advertising

http://www.marketing-interactive.com/7-eleven-bolsters-coffee-product-to-target-untapped-segment/?utm_campaign=20180125_mktdaily&utm_medium=email&utm_source=HK&utm_content=

 

2018年フェイスブックの使い方

 フェイスブックはユーザーに対して関連性の高いコンテンツを提供することをミッションにしてきました。ところが、企業やメディアからのコンテンツがユーザーのニュースフィードを埋め尽くしているという批判を浴びるようになります。

 

 マーク・ザッカーバーグは、これを認めて「利用者同士の有意義な交流を増やすことに役立つ」ことに努めると発表しました。

 

 これを実行するために、フェイスブックはニュースフィードの企業やメディアからのコンテンツに占める比率を減らし、ニュース投稿の比率は現在の約5%から4%に減らし、さらに信頼のできるニュースを選別していくと発表しました。そして友だちや家族、ユーザーの所属しているグループや地域の情報を優先してユーザーに届けます。

 

 

 広告については現在変更点は発表されていないようです。しかし広告料を払わずに、自社ページのコンテンツを用いてユーザーにリーチすることでマーケティングを行いたい企業は、今回の方針でユーザーへのリーチが今まで以上に難しくなると予測されます。デジタルエージェンシー「360i」CEOのサラ・ホフスタッター氏は、ウォールストリート・ジャーナルのインタビューに「この変更でオーガニックな投稿が壊滅的な痛手を被ることになる」とコメントしました。

 

オーガニックな投稿が排除されるなら、有料で広告コンテンツとしての掲載にとシフトしていくしかない、という意味のようです。

 

 その他「有意義な交流」を促進するための改善策として、ポストとして投稿されたりシェアされた動画よりも、よりエンゲージメントの高い「ライブ動画」に注目していくと発表しました。



この「ライブ動画」はその場で起こっていることをリアルタイムで紹介でき、時間が経つと消えてしまう限定感や臨場感などが人気で多くの人々が活発に利用し始めています。フェイスブックとしても新しいコミュニケーション方法として早くから注力しています。

 

 

 世界中で毎日13億人が利用するフェイスブック。2016年にはアメリカの大統領選挙に関与したフェイクニュース、2017年にはヘイトスピーチ裁判にまつわる炎上など様々な問題に向き合わなければなりませんでした。

 

大きな影響力を持つからこそ、プラットフォームとして単にコミュニケーションの場を提供するだけでなく、透明性を高め、個々のユーザーに安心して利用してもらえる環境を「編集・管理」する必要性が高くなったと言えそうです。しかしこういった変化に危機感を募らせる人もいます。

 

企業は、今回の変更に伴い、どのようにユーザーにとって関連性の高い有益なコンテンツを作るのかに力を入れる一方で、有料で広告コンテンツを増やしてリーチを稼ぎに行くこともバランスよく計画して行く必要がありそうです。

 

#ネイティブであること #関連性を高めること #より良いソーシャルメディア #フェイスブックの冒険 

#tya #hk #design #solution #upgrading #marketing #creative#advertising

参考サイト
http://jp.techcrunch.com/2018/01/22/2018-01-19-facebooks-news-feed-update-trusted-sources/

 

なぜ日本と香港のラーメンはこんなにも値段が違うのか?

今や世界中で人気になっている日本のソウルフード、“ラーメン”は、もちろん香港でも大変な人気を博しています。私もラーメン大好き人間で、日本にいるときは週に2〜3回は食べに行っています。だがここで問題が…。

香港のラーメンは高すぎます!!おかげさまでカップ麺を食べざるをえない生活になっています。今回は、この価格差はなぜ起きてしまうのか、マーケティング目線から見ていきます。

 

  • 約2倍の価格差??

 私の愛する立川の家系ラーメン家、「つばさ家」では、一杯670円ですが、同じ家系ラーメンの「松壱家」(Causeway Bay店)では78HKD、約1150円の価格となっています。約2倍の価格差です。香港は確かに物価も高いですが、東京と比べて2倍も高いということはありません。しかしその価格差には合理的な理由がありそうです。

 

  • 製品コストの問題

 供給側の問題としてまず製品コストが挙げられます。

日本でラーメン店を開くなら、様々な地域の製麺所から麺を購入し、スーパーや市場からチャーシューやスープ用の豚肉を買えます。しかし、香港をはじめとする海外ではまず、ラーメンの麺を作ってくれる製麺所を探すにも一苦労です。

あらゆるものが現地のローカルのものなので、その中で本場日本の材料を手に入れる為には、手間やコストが必然的に重くのしかかってきます。これは固定費であり、よっぽど店の規模や店舗数を増やす以外にはなかなか解決が難しいです。

 

  • ブランド、消費者の知覚と価格競争

 加えて、価格設定や日本食のイメージを利用してラーメンのイメージを作り出す価格戦略があるのではないかと言えます。香港をはじめとする外国では、日本食は当然ローカルフードよりも少しお高くつくイメージがあるでしょう。特に香港は日本食が人気で、少し高いお金を払ってでも食べに行こうという人が多いです。

 

加えて、多くのラーメン店は、CentralやTsim Sha Tsui、Causeway Bayといった繁華街に位置し、こうした場所では当然物価も高くなっています。日本食というブランド+身近にない海外料理+出店場所などの要因の組み合わせにより、消費者側のラーメンの知覚価格も上昇します。

この点を理解した上で、日本と比べより高価格に設定されているのではないでしょうか。

 

 また日本ほど競争も激しくありません。東京のラーメン店舗数は約4000店舗近くありますが、香港では500店舗ほどです。先ほど挙げた中心部の繁華街に限っては数十店舗ほどしかなく、日本に比べ熾烈な価格競争は避けられているのではないでしょうか。

 さらに、その価格設定から、他業界との競合も比較的避けられていると言えます。一般的なローカルレストラン、ファストフード店の相場は50HKD前後ですが、その価格帯を避けられたことで、顧客の奪い合いを回避でき、彼らの価格設定に左右されず営業できているとも言えますね。

 

  • まとめ

 香港をはじめとする海外のラーメン店では消費者のイメージや知覚を巧みに利用し、適切にポジショニング、ブランディングを行った結果、日本よりも高価格を設定しています。

製品コストの面で利益率は見かけの価格差ほど高いわけではないかもしれませんが、1度成功し、基準となる価格やビジネスモデルが作られ、新規参入者もこれに追随するような形になっていると言えます。

ちなみに、香港初の日本のラーメン店は、1980年代の「横綱」というラーメン店だったそうです。

最近は何かと横綱が話題になっていますが、こちらの「横綱」も一度拝見してみたいですね!

無人のコンビニは未来?!

  今年は中国本土の無人コンビニ「BINGO BOX(繽果盒子)」が、香港に進出してくる予定です!まず公団やコンビニのない地域をはじめに10店舗を開設予定だとか。

既に本土で約200店を展開中の同社は今年1年中に本土の店舗数を25倍に拡大するとも発表し、今年6月までには韓国とマレーシアへの進出も計画しています。


 この無人コンビニは、スマートフォンでQRコードを読み取って入店し、商品を自動会計カウンターで計算・確認したら「支付宝(アリペイ)」や「微信支付(ウィーチャットペイ)」でモバイル決済して利用します。

 気になる盗難ですが、BINGO BOXでは盗難はほぼ起こっていません。


なぜかというとまず1つはこのコンテナ型の無人コンビニはハイクラスからミドルクラスの立地にあること。店内には約16もの防犯システムが張り巡らされ、無死角360℃カメラでの顔認識や決済確認、Wechatアカウントでの本人確認、システムからの通報などで徹底管理し、万が一犯罪を起こした場合は芝麻信用、WeChatが運営する騰訊(テンセント)信用のスコアに悪影響を及ぼすからです。

中国人にとって小さな無人コンビニでの盗難で生涯付き纏う信用スコアがネガティブになることはあまりにもリスクが高いのでしょう。


香港でも中国のモバイル決済サービスやそれと連携したビジネスがますます力を強めていきそうですが、まだ信用スコアなどが浸透していない香港で、立地的にも少し都会から離れた地域でどのように無人コンビニが受け入れられるのか楽しみです。



 そして日本のコンビニでも無人化が始まります!少子化での人手不足を意識してローソンはこの春、深夜0時から早朝5時までの間、首都圏一部の支店を無人化。

日テレNEWS24によると、ローソンは商品を持ったままゲートを通過するだけで、モバイル決済が完了する仕組みを開発中だそうです。決済には「LINE PAY(ライン ペイ)」などを使い、盗難などがあった場合は入場時の個人情報や防犯カメラを使って対策をするそうです。

 

さて、うまくいくのでしょうか?



 またセブンイレブンでは店舗でのシェア自転車の取り扱いを始めます。今年中までに1000店舗5000台の自転車を全国主要都市に設置する計画で、スイカカードでの決済が可能です。




 2018年はAIや電子化によりサービスのあり方、労働の形態やものの価値観、そして人々の暮らしそのものが今まで以上に劇的に変化しそうですね。

 


#StaffFree #convenience  #コンビニ #store #Lawson #繽果盒子 #future

Reference
Glo Tech Trend:https://glotechtrends.com/guard-of-unmanned-convenient-store-170913/

livedoor News:
http://news.livedoor.com/article/detail/12075607/

体験ほど心に残るものはない

11月19日(日)。香港沙田のサイエンスパークで行われたポカリスエットランニングカーニバルのイベント、弊社はソーシャルメディアでのリアルタイム広報のお手伝いをスタッフ総出でさせていただきました。

参加者は第一回の昨年の三倍以上ともなる8000人。香港はこの日から気温がガクッと下がり、また生憎の小雨模様であったにも関わらず多くのランナー、ジョガー、スポーツラバーが終結しました。

グローバルなトレンドでもありますが、香港でも、かつてないほどランニング熱は高まっています。手軽で健康的なだけでなく、ウェアやシューズなどファッションも楽しめ、自分のニーズに合わせてハードからソフトまでのメニューから活動を選ぶことができる。

かつ、友達を作ったり、カップルで楽しんだりというコミュニケーションの場にもなります。
香港では秋のランニングシーズン到来もあってひと月に10何本ものランニングイベントが開かれています。

今回、お手伝いをしながら今更ながら思ったことがあります。それは「体験」に勝るエンゲージメントは無い!ということです。

会場ではあちこちがブランドカラーの青に染められました。バナー、ブース、フラッグに加えてランナー達のほぼ9割が着ていると実感できた大会Tシャツ!そして当たり前なのですが、参加者のみなさん、誰もが幸せな顔をしていました。

自分も広告というビジネスに関わっていながらこんなことをいうのは何なのですが、媒体を通じて下手なコミュニケーションのスタイルで顧客に迫っていくくらいなら1日の圧倒的で素敵な体験の方がよほどブランドと顧客との絆を作ることができるのではないかということです。実際に5月から登録申し込みは始まっていましたから、大会に向けての練習や、わくわくドキドキしながら当日を待つ気持ちなども大切な体験の一つでしょう。

もう一つ、このイベントが顧客とブランドの絆を深めた事実がありました。

元々、イベントは10月16日に行われる予定でした。ところが前夜から香港を襲った台風の為に中止を余儀なくされました。中止を告げるフェイスブックのポストはオーガニックで通常の6~10倍当たる40,000リーチと200を超えるコメント。そのどれもが不満ではなくあたたかく見守るもの、あるいは励ましの言葉でした。ある意味で平素のポストよりもエンゲージメントを獲得することができたのです。

素晴らしいブランド体験に勝るもの無し。もちろん様々なメディア、プラットフォームを通じてメッセージを発していくことは大事なことです。しかしながらコミュニケーションをサポートする役目を担う者として、胸に刻んでおくべき再確認の場となりました。


#リアル
#ライブ #最強 #コンテンツイズキング
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香港Z世代コミュニケーション物語⑵ ( JP/EG ) 

インタビュー、二発目!


今回インタビューを受けてくださったのはドナルドくんです(またまた大学生です)。それにしても香港の人はみんなイングリッシュネームを持ってるんですかね…?たまにキラキラネームっぽい名前の人にも遭遇しますが、そういう概念ってあるんでしょうか?僕も何かかっこいい名前欲しい

 

ですけど

 

友達にいじられること間違いなしなのでやめときます…。


【第2回 ドナルドくん (大学生)】


やっぱり基本は “WhatsApp”

やっぱりなという感じではありますが、Whatsappを主に使って友人や家族とやりとりしているそう。家族とは普通の電話は使わないの?と尋ねたところ、仕事の時とか電話は使えないからWhatsappかなと言っていました。仕事の時も家族や友人と連絡を欠かさない香港スタイルなのか、はたまたちゃんと配慮して使い分ける礼儀正しい側面なのか、どっちなんでしょう。

 

スマホを買うと同時にダウンロードするのが普通らしいです。初めてのスマホは中学2年の時に購入したそうなので、大学生の年代が中学生の頃にはスマホも、日本でいうLINEも香港では広まっていたということになりますね。日本よりも少し早くメッセージアプリが発達しているような気がしなくもない…

 

 

圧倒的な日本愛?オタク?

ドナルドくんの個性はとにかく強烈でした。インタビュー自体も日本語で行ったくらい日本語はペラペラ!それもそのはず日本のアイドルが大好きらしいです。そんなドナルドくんはDMM yellCHEERZという普通の日本人には馴染みのないようなアイドル用のSNSも使っているそう。まあつながれるならアイドルとつながりたい…とか思ったり。




意外すぎるFacebookを始めたきっかけ

ドナルドくんが一番最初に始めたSNSはFacebookで、小学4~5年生ごろのことだそう。ただそのきっかけが意外でした。なんでそんな小さい時から始めたのかと質問すると、ゲームのために始めたらしいです。ん?ゲームのため??そう、ゲームのためです(笑)。当時香港ではHappy Farmというゲームが爆発的にはやっていた?らしく、そのゲームを始めるためにはFacebookのアカウントが必要だったらしいです。彼いわく、50%以上の香港人そのゲームがきっかけでFacebookを始めたと言っていました。今後も調査していきましょう(笑)。

 

 

YouTubeでは日本のYouTuberしか見ません!

ドナルドくんの中で一番お気に入りのYouTuberは “はじめしゃちょー” だそう。その他は音楽を聴いたり、ゲーム実況を見たり…日本人とさほど変わらない使い方ですね!香港のローカルYouTuberはあまりいないらしいです。やはりアジアの中ではやはり日本は文化の発信地と言えるのかもしれませんね。

 

 

日本のイメージは「かっこいい」

ドナルドくんの思う日本のイメージはかっこいいだそう。日本文化研究学科に所属する彼からすると、日本語や日本について勉強している人は日本のSNSをダウンロードするが、そのまま放置でほっといてしまうことが多いらしいです。ただインストールして持っているだけで「イケてる」という感覚が強く、そうする人が多いらしいです!

 

 

(English ) 

It is the second interview to explore the situation of SNS in Hong Kong!

It was Donald who received the interview this time. Anyway, everyone in Hong Kong has an English name? I sometimes encounter a person with a name like a bizarre name, is there such a concept? Although I am also kind of wanting a cool English name, I rather not.

Because I am sure that my friends will definitely make fun of it when I go back to Japan so!

 

【2nd interview – Donald (University student)】

 

 

After all, WhatsApp

Although you may think it is common and stop mentioning again, he interacts with his friends and his family mainly using WhatsApp. Do not you use a regular phone with your family? As I asked, he said “I also use WhatsApp” it is because his parents can not use the phone when his parents are working.

I have no idea whether it is a Hong Kong style to contact with family and friends all the time in working hours, or it is a polite way to prevent them to use their phone and disturb other people in their office?

 It seems normal to download WhatsApp as soon as you buy a smartphone. He told that he bought the first smartphone when he was a junior high school student, and when he was in junior high school, both smartphone and social network, which was WhatsApp, were already normal in Hong Kong. It seems that in hong kong, the smartphone and the social media were developed a little earlier than Japan.

 

 

Overwhelming Japanese love? Otaku?

Donald’s personality was so unique anyway. He can speak Japanese so fluently that we can do the interview in Japanese! It is supposed to be that he loves idols in Japan. Donald uses SNS for idle which is not familiar to ordinary Japanese named DMM yell and CHEERZ. Well if I can connect with idols I can start such social networks.

 

 

How did you start Facebook, it’s surprising

The social network that Donald started the first is Facebook, it seems to be about 4th to 5th-grade elementary school. It was a surprise to me. He started using Facebook from when he was so younger because he wanted to start the game. Hmm? For games? What? Yes, it is for games (lol). The game named Happy Farm exploding at that time in Hong Kong and It was necessary to have a Facebook account to start the game. He says that more than 50% of people said that the game started playing Facebook on a trigger. Let’s investigate in the future (XD).

 

 

On YouTube, he only watches YouTuber in Japan!

His most favourite YouTuber is “Hajimeshacho” Japanese YouTuber. Besides, listening to music, watching the game commentary and so on. It is not much different from Japanese people! He thinks there is few local Hong Kong local YouTuber. In Asia, it can be said that Japan is the place of culture or pioneer.

 

 

The image of Japan is “cool”

It seems that Donald’s idea of Japan is cool. From his viewpoint, who belongs to the department of Japanese Studies, people who are studying Japan or Japanese culture tend to download the APP that can connect to Japanese social networks, but it seems that they often leave them alone on the phone after installation.

He said that keeping Japanese social media APP on their smartphone seems to be cool to him and his classmate so then, many of to them are doing so!